BLOOD-L   作:グリドンく

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お待たせてしまいまして申し訳ございません。どうぞ楽しんでください。


24話 偵・察・強・敵

 

特別試験2日目俺はテント内で無く近くの木に寄り眠っていた

目が覚めて辺りを見渡していると綾小路が女子のバックを漁ってる所を目撃してしまった おそらくだが綾小路も伊吹さんを疑っているんだろう。

 

そんなこんなで過ごしているとCクラスの生徒が何やら誘いに来ていた。俺が偵察がてら見に行こうとした時堀北さんに声をかけられた。

 

 

堀北「他クラスを見に行くの?」 龍騎「そうだよ」

 

堀北「体調大丈夫?暑いのに弱いなら動きすぎない方が良いと思うのだけれど?」

 

龍騎「特にやることも無いし暇だから丁度良いかなって」

 

堀北「まぁいいわそう言うことなら一緒に行きましょ」

 

そうして二人でCクラスに向かうと予想外の光景を見た

 

堀北「嘘でしょ..どういうつもりなの?Cクラスは」

 

白優「どうやら節約するつもりは無いみたいだ」

 

龍園「よう鈴音、龍騎」

 

堀北「随分羽振りが良いのね」

 

龍園「見ての通りだ、俺達は夏のバカンスって奴を楽しんでるのさ100だか200のクラスポイントの為に飢えに耐え暑さと虚しさに耐えるのか?実に笑えてくるな。」

 

堀北「警戒してここに来た私がバカだったわ」

 

龍園「これが俺のやり方だ。これ以上もこれ以下も存在しない」

 

堀北「あなた初日のうちに全てのポイントを使ったのね」

 

龍園「そういうことだ。もうポイント引かれる心配もない」

 

堀北「短絡的な思考ねせっかくのクラスポイントを無駄にするなんて。行きましょ龍騎くんここにいても気分が悪くなるだけよ」

 

そう言い龍園を背に俺達はCクラスを離れた

 

白優「多分あいつは頭のキレる奴かもしれない」

 

堀北「どういうこと」

 

白優「Cクラスが試験をしないなら高円寺のしたように理由をつけてリタイアすればいい、そうすれば全員客船に戻って待機してればOKだから」

 

堀北「じゃあ最初から試験そのものを放棄しているってこと?」

 

白優「この試験は自由だからね龍園の考え方も例外じゃない」

 

堀北「私には理解不能ね」

 

堀北さんと話をしていたら

 

一之瀬「あ 白優くん!堀北さん!」

 

突然一之瀬さんがこちらに向かって来てくれた。

 

一之瀬「偶然見かけたから声掛けちゃった。二人ともどうしたの」

 

一之瀬さんに先程のことを話すと彼女はBクラスのベースキャンプに案内してくれた

 

堀北「流石はBクラスね、想像以上に統率がとれてるわね」

 

一之瀬「最初は苦労したよ、でも何とか工夫してやってるよ。後それからね」

 

一之瀬さんは自分達が購入した道具の説明までしてくれた

 

一之瀬「ねぇ白優くん私たちは協力関係にあるってことでいいのかな」

 

龍騎「勿論そう思ってるよ!」

 

堀北「.....ねぇ一之瀬さん」 一之瀬「何?」

 

堀北「少し話したいことがあるの付いて来てくれるかしら」

 

一之瀬「?分かった」

 

そう言って二人は森の中を歩いていった

 

龍騎「・・・」 神崎「どうしたんだ龍騎」

 

龍騎「なんでもない..ただ」 神崎「ただ?」

 

龍騎「堀北さん、何だか怖い目をしていた そんな気がする」

 

 

 

 

 

 

一之瀬「それで話ってなにかな」

 

堀北「あなた一体どういうつもりなの」

 

一之瀬「何のことかな?」

 

堀北「随分彼と仲が良いのね下の名前で呼ぶほど」

 

一之瀬「白優くんの事?大切な友達だからねそれに名字だと龍園くんと似てるから」

 

堀北「そうかしら」

 

一之瀬「っ堀北さんは何が言いたいの」

 

 

 

 

「一之瀬さん あなた龍騎くんの事が好きなんじゃないの?異性として」

 

堀北は一之瀬に対して衝撃の一言を放った

 

一之瀬「!!わ、私は別に、」

 

堀北「そう、それなら良かったわ。」

 

一之瀬「・・・何で」

 

何かを納得したような堀北の答えに一之瀬の視線は普段からは見られないほど鋭くなっていた

 

堀北「別に、でも私の方が彼を理解しているし力になることが出来るそう思っただけよ」

 

堀北は一之瀬に背を向け去りそして一之瀬は

 

一之瀬「堀北さんだって白優くんの事好きなんじゃ...私にだってもう少し勇気が有ったら」

 

一之瀬は拳を握りしめたままその場に立ちすくんでいた END


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