試験の数週間前、龍騎と堀北はいつものように屋上で昼食を取りながら学園について話をしていた。
龍騎「堀北さんは学校の施設って全部把握してる?」
堀北「いえ、主要施設だけね それがどうかしたの?」
龍騎「うーん、今日の放課後に一通りこの辺り一帯を見て回ろうかなって思って...堀北さん?」
堀北は龍騎をじっと見つめながらある提案をした
堀北「良かったら、一緒に行っても良いかしら?1人がいいならやめるけど」
龍騎「そんな事は無いけど、せっかくだし行こっか」
昼食を終えた二人は玄関先で合流しどのような行動をするか話し始めた
堀北「さて、まずはどこから回ろうかしら」
龍騎「その前に荷物置いて行ってもいい?持ちながら歩き回るの面倒だし」
堀北「分かったわ。なら先にスーパーによってもいいかしら」
龍騎「別に大丈夫。それぐらい付き合うよ」
そう言って二人はスーパーに着き買い物をするが龍騎は初めて見るかのように目を光らせていた
龍騎「結構種類有るんだね!」
堀北「龍騎くんはスーパーとか来たことないの?」
龍騎「そう言う訳じゃないんだけど、余り行かなかったかな」
堀北「...前から思っていたけれど龍騎くんって不思議な所があるわよね」
龍騎「そうかな?」
堀北「ねぇ、龍騎くんはここに来る前はどこにいたのかしら」
龍騎「最初はおふくろ達と暮らしてたけど後から施設を転々としてたんだ。」
堀北「そんな事があったのね...」
龍騎「あ!向こうに無料配布されてる商品が有るよ、行こ!」
堀北「ちょっと」
龍騎は気を紛らわせるかのように堀北を無料商品の場所に連れていく。
堀北「選んでくるから少し待ってて」
堀北が買い物をしてる間龍騎はスマホを操作しながら待機し、しばらくして堀北が戻って来た。
堀北「待たせてしまってごめんなさい」
龍騎「平気だけどそれだけで大丈夫なの?」
堀北「いいのよ、無料だからと言って無駄にはしたくないから」
買い物を終えた二人は寮に向けて歩き出す
堀北「あなたは何も買わなくて良かったの?」
龍騎「別に欲しいもの無かったし、さいあく又後で来れば良いし」
寮に着いた龍騎と堀北は約30分以内に玄関前で落ち合う約束しそれぞれ自室に戻った。
龍騎は白色のスウェットとカーディガン緑色のコットンに着替えて玄関先で待機し数分遅れで堀北も現れた
堀北「お待たせ あら着替えて来たのね」
龍騎「そっちもね、それじゃ行くか」
そう言って俺は堀北さんとさまざまな施設を見て回っていく、かなりの広さだったが不思議と楽しい時間に成っていた
堀北「学校の敷地にこれだけのショッピングモールから娯楽施設まで有るなんてね」
龍騎「どんだけ広いんだよこの学校、もうすぐ暗くなるし帰るか..」
堀北「龍騎くんどうしたの?」
龍騎「うん、向こうに銭湯が有ったからさ」
堀北「入って来れば良いじゃない」
龍騎「..やっぱりやめとく」
龍騎のシュンとした表情を見てくすりと笑う堀北
龍騎「どうしたの?」
堀北「いえ、 龍騎くんあなたは本当に不思議な人ね」
そう発言した彼女の表情は普段は決して見せない様穏やかな笑みに満ちており俺は思わず堀北さんに終始見とれてしまっていた
END