BLOOD-L   作:グリドンく

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44話 大・切・時・間

 

今日で数日に渡った試験は最終日となった、俺は船内のレストランで数少ない友人と呼べる黄渡雷斗と食事をしていた。

 

「この試験も今日でやっと終わるな」

 

「んなこと言ってもお前一度も試験なんて受けてねぇじゃねぇか」

 

「一回目の時点で終わった雷斗も人の事言えないでしょ。」

 

こんな他愛ない話をこの学園でするとは正直思わなかったな

同じ高校に通うということは分かっていたがAクラスとDクラス、間反対のクラスに決まった時点でもう話せる機会は無いと感じていたからだ。

 

「そういえや体の調子はどうよ?」

 

「うーん、ぼちぼちって所かな」

 

「あ?どういう意味だよそれ?」

 

「一回発作が収まらない時が有った」

 

「あぁ ぶっ倒れたあの時か」

 

「その時は何とか自力で抑え込んだけど次はどうなるか正直検討が付かない」

「よくそれで心身共に持ったな、普通の奴ならその時点でいかれちまうって聞いたけど」

 

「まぁそうだろうね、後あまりこの話はしないでほしいんだけど」

 

「そうだったな、つか誰も聞いちゃいねぇだろ」

 

(聞こえてたらどうするんだよ...)

 

真っ直ぐで責任感が有るのが雷斗の良いとこだけど、ぞくにいう熱血漢なところがキズなんだよな。

「ごちそうさま。俺はこの後自分の部屋に戻るんだけど雷斗はどうする?」

 

「人と会う約束があるから俺もここでお開きにさせてもらうわ。」

 

雷斗が誰かと約束事が有るとは珍しいな、それが女性ならなおさらだ。

そう思いながらお互いに別れるとそのまま自室に戻り部屋のドアの開けると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘でしょ...」

 

そこには一之瀬さんが気持ち良さそうに寝ていたのだ。しかもよりによって俺が使っているベットで

その上追い討ちを掛けるように彼女の魅惑的な太ももが露に成っていて物凄く目のやり場に..

 

「やっぱり起こした方が良いよな。」

 

一之瀬さんには申し訳ないと思いながらも何度か揺らしながら声を掛ける

 

「一之瀬さん、そろそろ起きて おーい!」

 

「んぅ...ふわぁぁ〜」

 

小さなあくびをしながらようやく起きてくれた。

 

「おはよう〜白優くん 驚かせちゃったよね?」

 

「うん、かなり驚いた。しかも丁度俺のベットで眠ってたし」

 

「え?そうなの、 それはごめんね」

 

「大丈夫だけど、どうかしたの?」

「試験までまだ時間あるから少しだけ白優くんと話でもしようかなって」

 

「そうなんだ いつからいたの?」

 

「30分くらいかな、迷惑でなければだけど 白優くんは何処に居たの?」

 

「お昼をとってた」

 

「ご飯食べてたんだ..ねぇせっかくだし一つだけ質問させて!」

 

「なにかな」

 

「白優くんはAクラスに上がりたい思いは強い?」

 

「..正直それほど興味は無いんだ、今を生けていればそれで十分だから」

 

「何だか訳有りって感じだね..」

 

「まぁ少しだけね」

 

知らない内に気まずい空気が流れてる気がする、どうしようかと考えていたら

 

「ごめん、そろそろ時間だから私行くね」

 

「分かった。試験頑張ってね!」

 

「ありがとう それと最後に1個だけ言わせて」

 

そう言うと一之瀬さんは目の前に来ると

 

 

 

 

「私は何が有っても白優くんの味方でいるから」

 

 

そう言って静かに一之瀬さんは部屋を立ち去って行った。

何故あのようなことを言ったのは今はまだ分からないが、自分の中で確かに信じられる事だけは理解出来ている気がした END

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