BLOOD-L   作:グリドンく

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45話 客・船・終・幕

 

 

夕日が落ち、夜空が現れるとほぼ同時に試験は終わりを告げた。

 

外のカフェテラスで夜景を見ながらくつろいでいると

 

「えいっ!」

 

「っ!?」

 

「えへへ だ〜れだっ♪」

 

突然目の前が真っ暗になり後ろから優しくも聞きなれた声が響いた

 

「..一之瀬さんかな」

 

不安げに成りながらも答えると視界が開けたため振り返ると

 

「正解! よくわかったね」

 

答えが当たったのが嬉しかったのか 満面な笑みを浮かべる一之瀬さんが立っていた

 

「一体どうしたの?何か有った」

 

「そういう訳じゃ無いんだけど、たまたま出歩いてたら白優くんがいたからついイタズラしたくなって//」

 

まさかイタズラされるとは思っても見なかったな

そんな事しなそうに見えていたのは俺だけなのだろうか?そう思っていると

 

「隣に座っても大丈夫?」

 

何も問題無いのでどうぞと言うと俺の左側の椅子へと座った。

 

「試験お疲れ様」

「そうなの!今回の試験 前回と全然変わっててね」

 

二人で談笑していると 綾小路・軽井沢さん・平田くんの三人が来て、丁度三人だったためか 隣の席へと腰を下ろした

 

試験の結果とどういった内容のか気になったので聞こうとした時

 

「..目の前でこんだけ集まりを見ていると ちょっとため息が出るわね」

 

そこに憂鬱な表情をする堀北さんが来た。

 

「それって自分の周りに人が居るのが好ましくないからでしょ。」

 

「まぁ そう言う事ね」

 

堀北さんは発言し終えると同時に俺の右側の椅子に座る。

 

「そう言えば龍騎くんは試験の詳細を知らないのよね、簡単に説明すると」

 

堀北さんは数日前に渡されたプリントと一緒に内容を教えてくれた

 

 

皆が各々試験の整理している中で

「とすると自動返信の可能性が高いわ。つまり」

 

「1つのクラスが裏切りを起こした。 誇示するためにタイミングを合わせて」

 

反射的に自分も意見を述べていた。

 

「それ以外に考えられないわね」

 

「そして、こんなことをするのは一人だけだろうしね」

 

俺が視線を真っ直ぐ見据えると予想通りの人物が現れた

 

「龍園くん..」

 

「わかりやすい場所に居てくれて助かったぜ 龍騎も一緒にとは以外だったが」

 

龍園は気にせず俺と堀北さんの間に割り込むと彼女の表情は不機嫌ですと隠さんばかりに表に出ていた

 

「随分と余裕そうですな」

 

「そうでなきゃわざわざ出向いたりしないさ」

 

「だったら教えてもらおうかしら 竜グループの優待者が誰なのか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「櫛田桔梗」

 

 

 

 

 

龍園が櫛田さんの名前を挙げたとたん堀北さんは驚きの顔をしだした

 

「ちなみに2日目の時点で櫛田が優待者だと気付いたぜ」

 

「冗談 でしょう..?」

 

「どうやって櫛田さんだと気付いた」

 

龍園に質問するとすぐに教えてくれた

 

「その答えは鈴音 お前にあるぜ。目や口の動き 呼吸動作を見て見抜いたのさ」

 

「まさか、観察眼だけでそれだけ分かったのか」

 

「ま そう言う事さ」

 

「そんなの信じられないわ」

 

「ねぇ白優くん それだけで相手の事分かるもんなの?」

 

「出来なくは無いけど、今回は相手の方が一枚上手だったみた

い」

 

質問に答えると結果発表が出たらしいのでそのまま一之瀬さんのスマホを借りて一緒に見るとCクラスの圧勝だった

 

「最後に1つ宣戦してやる、次のターゲットは龍騎 お前だ」

 

龍園は俺の目の前に立つと堂々と宣言してきた

 

「次の試験では徹底的にお前を狙い撃ちして嫌でも本気を出させる」

 

「「っ!そんな事」」

 

一之瀬さんと堀北さんが同時に立って何か言うとするも龍園はそのまま立ち去っていった

 

「もしかしたら本当にやな相手になるな」

 

「 彼の事?」

 

「うん、 あいつ頭の切れならA以上だよ」

 

暗い空気に成りながらも最後の客船なので何とか気分を治して夕食を楽しんだ END

 





少し長く成りました。それでも大丈夫だと思ってくれると幸いです。
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