俺達は学校の傍に有る「特別水泳施設」へと足を運んでいた。
最終日目前とあって学園の生徒以外にも居るんではと思ってしまうほどに大盛況だ
あまりの人の多さにやはり戸惑ってしまうがここまで来たら行くしかない、各学年ごとに用意されている更衣室へと入って行った
更衣室へ入り俺は一番左奥のロッカーで水着に着替える
そういえば一之瀬さんが20分後に集合するようにと言っていたな まだ少し早い気もするが先に待ってるとしよう
特別な水泳施設とは言え見た目は普通の授業で使うプールと差ほど変わらない 個人的に言ってしまうと水泳部専用にしては広すぎでは無いかと感じてしまう程にだ
そんな事を思いながら端の方で皆を待っていると
「白優くんお待たせ!」
一之瀬さんに声を掛けられ振り返るがすぐに目線をそらした
何故ならそこにいた彼女は いくら水着姿とはいえとても同年代には見えない抜群のプロポーションを誇っていたのだから。只でさえ美しい容姿なうえ人当たりの良い優しい性格しているんだからどうしても視線を奪われてしまう それ位なまで綺麗だったのだ
「まさか一番端まで行くとは思わなかったから探しちゃったよ」
「ごめんね 想像以上に人が居たから緊張しちゃって」
「凄い人だかりだもんね無理もないよ」
会話が終わると同時に一之瀬さんは隣に座ってしまった
(え!?どうしたら良いのこの状況!?めっちゃ気まずいよ)
こんなに素晴らしい女性と水着姿でしかも二人きりは流石に軽いパニックに陥ってしまう!..決して一之瀬さんと一緒なのが嫌なんじゃない どうしたら良いのかわからないだけだ。それに周りの男子生徒から視線を感じる..十中八九一之瀬さんが目当てなのだろうが。
思わず心配になり彼女の方に目をやると一之瀬さんも俺の方をジッと見つめていた
「どうしたの?」
「全然こっち見てくれないから心配で..私 知らない間に
何かしちゃったかな?」
「そんなことない! ただ一之瀬さんが綺麗だからどんな目で見たら正しいのかなって」
「綺麗だなんて//私なんてそんな事ないよ//」
自分のせいだと勘違いさせてしまい全力で本心を言ったら照れさせてしまったみたいだ
お互いに沈黙した状態となりどうするか考えていたら
「白優くんって着替えるの速いね 私も着替えの速さには自信があるんだよ!」
気を使ってくれたのか彼女の方から話題を出してくれた
お陰で話せる雰囲気が作れた
「そうなんだ 俺達ある意味一緒だね」
その言葉が嬉しかったのか満更でもないと言った表情が大きく出ている
「うーん 白優くんって何かスポーツとかやってたの」
「お袋が護身術の先生してからその影響かな」
「武術習ってたんだ 確かに結構硬そうな感じするし」
「そうなのかな」
「きっとそうだよ 細身だけど無駄に筋肉を付けてない理想的な肉質っていうね」
そう誉めてくれた同時に何故か俺の肌をつつき始めた
「ちょっ 急に何するんだよ」
「だってこういうのは実際触って確かめた方が良いじゃん」
「一之瀬さん くすぐったいよ//」
「でも白優くん そのわりには嬉しそうだよ〜」
先ほどとは違い小悪魔のように笑みを浮かべる彼女に悔しく感じながらも凄く可愛いと素直に思った
「随分と楽しそうにしてるわね」
突然後ろから殺気立ったような声が聞こえたので急いで振り返るとそこには腕組をして不機嫌状態まっしぐらの堀北さんとその後ろからこちらをニヤニヤしながら見つめる櫛田さんとBクラスの女子3人だった
「皆何時からそこに居たの..」
「あなた達が公共の場でありながら平然のようにじゃれあってるあたりからよ」
これはほぼ見られてたな 何故なら堀北さんの機嫌は一向に治る気配が無いからだ
直後にようやく男子たちと一緒に佐倉さんも来たのでやっと皆で遊び始めた END
個人的にこの辺りの話が好きだったので大分長めに書きました。