BLOOD-L   作:グリドンく

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49話 夏・休・満・喫 3

 

 

ようやく全員が集まり一之瀬さんを先頭に休憩が出来る場所に向かうため歩き出した

 

皆と歩いていると3人の男子生徒から声をこかけられる

どうやら一之瀬さんと同じBクラスのようだ その中には神崎くんもおりこちらに気付くと軽く会釈をされたので自分も同じように返した。

 

向こうも俺達と遊びたいらしく櫛田さんはもちろん問題ないと頷くが一之瀬さんはこちらへ来ると耳打ちをしながら質問をしてくる

 

「白優くん人が多いの苦手って言ってたけど大丈夫?あれだったら」

 

「心配してくれてありがとう。けどせっかくの夏休みなんだし一緒に楽しもう」

 

彼女の言葉を遮る形に成って申し訳なく思うが皆には良い思い出を作って欲しいのですぐに了承した

 

「邪魔してすまない」

 

「問題ないよ、それに夏休みも終わるし」

 

「そう言ってもらえると助かる。皆も嬉しそうだ」

 

神崎くんは普段と変わらず落ち着いてる、積極的に来るタイプではないので人見知りの俺からしたら助かる人物だ

彼と些細な話をしながら皆の後を付いてくと

 

「折角だし皆でプールでバレーやらない?」

 

「でもこっちは1人多いよ」

 

「それだったら交代しながらすれば良いんだよ」

 

一之瀬さんの提案に次々とバレーに参加していく中で、俺と佐倉さんが偶然同じタイミングで見学を申し出ると反対意見は出なかったのであえて審判に勤める事にした

理由はミスした際の対応が面倒なのと先程述べたように男子が一人多いのでバランス的に丁度良いだろうと思ったからだ

 

「私も見学させてもらうわ」

 

「参加しなくていいの?」

 

「あなたが参加しないなら尚更だわ」

 

予想通り堀北さんは遊びに付き合う気はないみたいだ

 

「あれ 堀北さん逃げちゃうのかな?」

 

一之瀬さんが挑発するように言葉を掛ける 正直に意外だなと思っていると案の定堀北さんは食い付いてきた

 

「たかが遊びに逃げるも何もないわ」

 

「確かに遊びかもしれないけど どっちのチームワークが優れているか知りたくない?」

 

何とか説得しようとするが堀北さんは納得してない様子だ すると一之瀬さんがこちらへ来て

 

「ねぇ白優くん この試合に勝ったら..」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明日二人きりでお出掛けしたいな..」

 

 

 

 

 

一之瀬さんの突然の誘いに驚いていると堀北さんも顔色を変えながら彼女の方へと身を乗り出す

 

「は?あなたは一体何を言ってるのかしら」

 

「だってある意味勝負って事でしょ それなら勝った際にはご褒美的なものが欲しいなーって」

ヤバい 一之瀬さんが話すたびに堀北さんが青筋を立ててるかのような表情に成ってく

心なしかこの周囲だけ空気がはりつめられてく感覚がする

 

「いいわ その勝負受けて立つわ」

 

目的が変わってる気がするが堀北さんもやる気を出したようなので早速Bクラス対Dクラスの試合が始まろうとしていた

 

 

 

 

「あの..少し宜しいでしょうか」

 

「どうしたの佐倉さん」

 

「バレーをするにはコートの申請をしなきゃ行けないみたいなんですが..」

 

 

 

(え?そうなの?) END

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