綾小路の頼みに応じて数時間後、俺は自室でどうするべきか考えていた。
(そう簡単に説明したとしても堀北さんは恐らく応じない、はぁ本当にどうしよう)
考えていたら喉が乾いたので冷蔵庫を見ると飲料水が切れていた。
「あー買いに行かないと」
学園のブレザーをはおい外に出る 寮入口前の自動販売機で飲料水をとしたとき、近くから誰かの声が聞こえた。その場に向かうとそこには堀北さんと入学式の時に居た生徒会長が話していた。 (こんなところで何してるんだろう?)そう思いながら見ていると
(危ない!!!)生徒会長が突如堀北さんを叩きつきようとしていた。反射的に二人の方へ駆け生徒会長の腕を
ガシッ!!
という音ともに押さえつけた
鈴音「り 龍騎くん!?」
龍騎「あんた今この人に何しようとした・・・」
学「・・・何だお前は?」
龍騎「そんな事どうだって良い、何しようとしたって聞いているんだ・・・」
学「貴様には関係の無いことだ」
龍騎「彼女を、堀北さんを離せ・・今すぐに!!」
学「それはこちらの台詞だ」
龍騎と学が鋭い眼光で睨み合っていると
鈴音「やめて、龍騎くん、もう大丈夫だから」
龍騎「・・・分かった」
そう言い龍騎が腕を離した瞬間
ヒュッ!
すぐさま学の裏拳を避ける龍騎しかし
(今度は踵落としか!)
学の踵落としを両腕で塞ぎなから横回転し交わす龍騎
サァアー
学「はぁぁぁぁ」
(!!)
格闘家さながらの速さで龍騎に正拳突きを繰り出す学
鈴音「っ!!龍騎くん危な」
鈴音が叫ぶ刹那龍騎は両腕を器用に使い学の正拳突きを受け流す
鈴音「!?」
学「ほう、良い動きだ、確実にこちらの攻撃を相殺している。貴様何か習っているな」
龍騎「そんな事を知ってどうするんですか?今はそんな事関係ないでしょ」
学「鈴音お前に友達がいたとはな、中々強いじゃないか」
鈴音「それは・・・」
学「何度も言ったはずだ、孤高と孤独を履き違えるな。それと龍騎と言ったな」
龍騎「それが何か?」
学「この学校に面白い奴が入ってきたようだな」
そう言い学が立ち去ろうとしたその時
学「そういえば、貴様が今した型、それは」
「氷山流護身術だな」
(ドクン!!)
鈴音「氷山流護身術?」
龍騎「・・ぜだ」
堀北(?)
龍騎「何故貴方が母さんの事を知ってるんだ!!答えろ!!」
その時の龍騎の姿は今まで見たことのない程の迫力を放っていた。
学「何時かは忘れたが以前同じ型を使う者と対峙したことがある、それだけだ。」
「最後に一つ教えてやる上のクラスに上がりたければ死ぬ気で来い。」
そう告げるとそのまま学は闇の中に消えていった。
バタッ!!
龍騎「!堀北さん大丈夫!?」
堀「えぇ、ありがとう。もう平気よ。」
(見るからに大丈夫じゃない気がする)
堀「それより龍騎君はどうしてここに?」
龍騎「あぁ、俺は飲み物買いに来たんだ。その時に声がしたから行ってみたらさっきみたいなことに。」
堀「そう、ねぇ龍騎君」
龍騎「何?」
堀「貴方も何かしてたんでしょう、それもかなりの有段者の動きだったわ、普通はあそこまで出来ないわ。」
龍騎「・・・格闘技と空手と護身術この三つを習ってた。俺が物心着いた際にすぐね。」
堀「そうだったのね、そんな小さい時から」
龍騎「邪魔しちゃってごめん、もう行くよ。」
龍騎がその場から立ち去ろうとした瞬間
堀「待って!」
堀北は龍騎の手を掴み呼び止める
龍騎「堀北 さん?」
堀「お願い・・もう少しだけ一緒に居て。」 END