BLOOD-L   作:グリドンく

50 / 53
50話 夏・休・満・喫4

 

 

一之瀬さんの提案でBクラス対Dクラスのバレー対決が行われる事に成った。

 

俺と佐倉さんでコートの申請をしたあと試合が始まるまでの間各自で作戦を練ることに。

 

「堀北さんやけに気合い入っていますね」

 

「気合いも凄いけどあの人の場合は執念に近いものを感じるけどね」

 

左隣に座る佐倉さんと話していると試合が始まった

 

Bクラスの先攻でボールが上がると須藤がすかざすに同年代と比べたら驚異的な身体能力を使いボールを叩き落とした

 

一之瀬さんが食らい付こうとするが惜しくも間に合わずこちら側に点が入った

 

「龍騎くん、今の凄い球だったね」

「うん、確かに須藤の力も凄いけど陸地と違って水中では動きが鈍くなるから何気に難しいかもしれない」

 

それからも須藤と堀北さんを中心にDクラスが怒涛の活躍を見せて得点は7対3とこちらがリードしていた

 

どうやらBクラスは攻撃力の有る須藤に警戒しながらそれ以外の人物の場所を狙う作戦をするみたいだ。

 

山内が放ったサーブを神崎くんが打ち上げそこから一之瀬さんが落下するボールを丁寧に上げ直し最後の一人がアタックするという見事な連携プレーで素直に感心していると綾小路が弾き返すが明後日の方向へ飛んでいき相手の作戦勝ちになった

 

次に池がサーブを始め相手陣地へ飛んでいくと女子生徒一人が上にトスし一之瀬さんが華麗にアタックを打つが堀北さんがブロックで返すと今度は神崎くんが拾い上げもう一人の女子が打ち返す。

急襲するボールを、綾小路が防ぎ返すが僅かな隙を逃さずに一之瀬さんが再度アタックを放ち彼女のチームは5点目を獲得出来た

 

意外にも白熱のしている試合を見ていると隣で静かにしていた佐倉さんが声を掛けた。

 

「あの、龍騎くんはどっちが勝つと思いますか?」

 

「多分、Bクラスだと思う。」

 

「それはどうしてですか?」

 

「こっちは技術もパワーも上の須藤と運動神経が良く安定した攻防を持つ堀北さんと櫛田さんが居るけどチームワークが全くと言っていい程無い、対してBクラスは連携が凄く取れてる上 一人一人の技術も高い、だから戦力が偏ってるこっちよりは全体的なバランスが取れてる向こうの方が勝算が有るかなって」

 

長ったらしく説明してしまったが佐倉さんは真摯に向き合って聞いてくれており二人で話してる間にDクラスはとうとう1点差にまで追い込まれた

 

皆ずっと動き回っているせいか体力も相当減っており先程に比べればキレが無くなって来ている、だがその中でも一之瀬さんと堀北さんの二人は未だにお互い食らい付いており終盤はほぼ二人の試合に成っていた

 

負けたくない思いが出ているのがこちらからも伝わってくるが最後は一之瀬さんのアタックが見事に決まり結果15対13でBクラスが勝利した ちなみに綾小路と須藤以外が予想外にも限界が来ていたため試合は1セットで終わった

END

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。