BLOOD-L   作:グリドンく

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53話 最・終・夏・休

 

 

一之瀬さんと二人きりで遊んでいたら時刻は13時を過ぎていた、すると彼女に手を引かれ着いた場所は色々な物が売られている売店だった。

 

「白優くんはどれにする?」

 

一通り見回してみるとかき氷、焼きそばなど様々な料理が並んでおり子供の様に目を輝かせながら見ていると一之瀬さんが隣で微笑ましく見ていた。

 

「白優くんよっぽどお腹空いてたんだね、良かったら何か奢ろっか?」

 

「いや、そんな事しなくて大丈夫だよ。」

 

「心配しないで、普段倹約してるからこれくらい平気だよ。」

 

 

一之瀬さんは自信満々な感じで言ってきたので折角なのでお言葉に甘える事にした。

 

とは言うものの多種多様な店が並んでいるのでどうしても迷ってしまう、優柔不断な自分を内心恨んでいると

 

「それじゃあ私はこっちを食べるから白優くんはそっちを食べよう」

 

そう言って一之瀬さんが指を指したのはクレープとかき氷だった、でもどうしてこの二つを選んだのだろう?

 

 

「白優くんが良かったらシェアしながら食べない?そうしたら少なくとも二つ分は食べれるから。」

 

 

「全然大丈夫だよ!一緒に食べよう!」

 

早速商品を買ってもらい少し離れた席で向き合いながら一之瀬さんはイチゴが多く乗ったクレープを、俺はメロン味のかき氷を食べながら楽しい時間は過ぎていった。

 

「ねぇ白優くん、最後にアイス食べたいなっておもうんだけど、どうかな?」

 

「そうだね、少し寄り道して行こっか」

 

昼食を終え気が付くと夕暮れを向かえており寮へと帰る途中でコンビニに立ち寄る事にした。

一之瀬さんはソーダ味のアイスキャンディーを取り俺は期間限定と書かれているメロンソーダ味の爽アイスを買って空いているスペースで食べ始めた。

 

「ふふ、白優くんって本当に美味しそうに食べるね。見てると私も嬉しくなっちゃうよ。」

一之瀬さんの方も美味しそうに食べておりその姿は可愛いらしくも暑さのせいか色気と言うか他人には見せたくない何かが写し出されていた。

 

「今日はありがとうね。お陰で凄い楽しかったよ。」

 

アイスを食べ終え再び寮へと歩き出すと綺麗な髪をなびかせながら一之瀬さんがお礼を言ってきた。

 

「俺の方こそ楽しい1日を送る事が出来たから感謝しかないよ。」

 

「明後日から2学期が始まるんだよね」

 

「何が起こるかわからないけどきっと大丈夫だよ」

 

「そうだよね..これからも宜しくね白優くん!」

 

笑顔で発言した彼女に答え夕陽が沈む中で二人並んで歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一之瀬帆波side

 

 

 

 

 

 

私が彼を知ったのは偶然の出会いだった。

 

 

私はその日クラスの子達と図書室で勉強会をしている最中だった。皆で自習している最中に怒鳴り声の様な物が聞こえたので見に行くと何やら一方的に絡まれているみたいだっだが、

 

 

(誰なんだろう..あの人//)

 

 

 

胸ぐらを掴まれていた彼を見た瞬間、まるで魅入られたかの様に釘付けに成ってしまった。まるでおとぎ話や漫画の主人公の様な横顔と雰囲気を出していたからだ。

 

すかさず止めに入って彼の制服を直し名前を知って皆の元へ戻った。

 

彼は白優くんと言い私はその日から白優くんの事が頭の隅から離れなく成ってしまった。

 

Cクラスとの審議や特別試験と学校での日々が過ぎてくなかでもっと白優くんの事が気になって行き彼の優しい性格も相まって私の中で知らない感情がふつふつと沸き上がってきていた。

 

夏休み中に彼と二人きりで出掛けた時はずっと続けば良いのにと思うほど幸せだった。この感覚が何かはまだ分からない、だけど私の心の中は白優くんの隣にずっと居たい、誰にも渡したくないと言う想いで一杯に埋まっていった。

 

 

 

 

2章〜完

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