ドラゴンクエストΩ 〜アルテマこそ至高だ!〜 作:ねここねこねこ
ルナにアリアハン初心者迷宮で手に入れたボーナスアイテムの指輪を
そこで次に自分自身で試したいことを行おうと、ルナに聞こえないように小さな声で『ものまね』と呟く。
すると、目の前にルナと同じように四角いウインドウが現れた。
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・アイテム名:収納の指輪
・特徴:任意のアイテムを自動で出し入れが出来る。装飾品の効果重複可能
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(おおお、ものまね出来た! ……でもFFに
アキラはそう疑問に思い、宿に戻ったらステータス画面を確認しようと心で決めていると、ルナが不思議そうな顔をして尋ねてきた。
「アキラさん……ボーッとしてますけど、どうされたのですか?」
「あ、いや……ちょっと考え事をしていて……なんでもないです!」
慌ててルナに対して誤魔化すような口調になっていたのだが、そこでも1つ疑問に思うことが出来ていた。
──『インパス』を『ものまね』したときに出てきたウインドウは、
アキラはそのことを聞こうとして、口に出す瞬間に思いとどまった。
現状、アキラの能力を他の人に気軽に話して良いものなのかという不安と、それを話すことで自身に不利な出来事が起こる可能性があったためだ。
そして、疑ったような目をして見ているルナを気にしないようにして、アキラは鑑定料の50Gを支払い、そそくさとルイーダの酒場から出て宿に戻ったのであった。
◇◇◇◇◇◇
「ふう……さすがにちょっと疲れたな……」
宿に戻り、荷物をおいて椅子に腰掛けたアキラは、早速ステータス画面を確認してみることにした。
【ステータス】
・名前:アキラ
・称号:
・冒険者ランク:F
・ジョブ:ものまね士
・レベル:5
・所持金:621G
・各種能力:
HP:31
MP:19
ちから:12
みのまもり:8
すばやさ:18
きようさ:12
こうげきまりょく:15
かいふくまりょく:15
みりょく:19
うん:22
【スキル】
火炎魔法(ファイア)
回復魔法(ケアル)
ステータス異常回復魔法(ポイゾナ)
ライブラ
【ユニークアビリティ】
ものまね
まず、レベルが5に上がっていることに少しだけ嬉しい気持ちになったアキラ。
そしてスキルの欄を確認したところ、追加されている魔法を見つける。
(……『ライブラ』? これってそんな効果あったっけ?)
『インパス』を『ものまね』して覚えたスキルは『ライブラ』だった。
『ライブラ』は元々相手のHPや弱点などを調べる魔法なのだが、それがアイテムにまで適用されている
今はそれよりも気になることが出来たため、アキラは道具袋を漁って、1つのアイテムを取り出す。
「これって結局何だったのか気になるよな……」
袋から取り出したのは、ポイズントード戦でアキラの命を助けた
アキラは早速『ライブラ』を唱えて、棒の鑑定をしてみた。すると、
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・武器名:アルテマウェポン[劣化]
・特徴:アルテマウェポンの劣化品。使用者のMPを消費することにより、威力が変化する。
魔法の上乗せにより、見た目の色と属性が変化する。使いすぎると壊れる。
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(ア、アルテマウェポン……!?)
アキラは思わず持っていた棒──アルテマウェポン[劣化]だが──を落としそうになり、慌てて両手で掴む。
そして深呼吸をして落ち着いたあと、もう一度詳しく見て原作との違いに首を
そこには使用者の
(おかしいな………アルテマウェポンは
疑問は尽きないアキラであったが、これはアルテマウェポンの劣化品だからこその能力であることにはまだ気付いていなかった。
そして、アキラは一晩中アルテマウェポン[劣化]の刀身を出そうと試行錯誤していたが、結局出ることはなかった。
◇◇◇◇◇◇
「あ、支部長! 戻りましたか!」
「ええ、今戻ってきたところです。……どうしましたか?」
「じつは……」
ルナは仕事から戻ってきたカナブンにアキラについての詳細を報告する。
カナブン自身、アキラの到達階についてはある程度把握していたが、まさかこんなに早く初心者迷宮を攻略してしまうとは思っていなかったため、驚きの表情を隠すことが出来なかった。
しかしそこは支部長であるカナブン、すぐに冷静になり一回咳をしたあと、報告内容を反芻する。
「さすがに驚きましたね。攻略日数の早さもそうなのですが、
カナブンは地下5階層でアキラが
そこでアキラにパーティーを組むことを勧めて、より安全に成長してもらおうと
「有望な冒険者が増えてくるのは良いことなのですが……。なんにせよ明日アキラさんを呼んで話をしてみましょうか。
初心者迷宮を攻略したということは、Eランクの昇格通知をしなくてはいけませんからね」
「あ、それと、初心者迷宮を攻略したので、先に鑑定について行ってしまったのですが……」
「ああ、それは気にしないでください。Eランクになった際に通知して使えるようになる特典でもありますし、初心者迷宮を攻略した以上、順番が前後したところで何も変わりませんので」
「ありがとうございます」
「それに……あなたもボーナスアイテムの効力を知りたかったのでしょうからね」
軽く笑いながらルナに話しかけるカナブン。それに対して、自身の思惑を当てられて舌を出して笑うルナ。
上司と部下の関係ではあるのだが、アリアハンのルイーダの酒場はそこまで上下関係が厳しくない職場なのであった。
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