東方幻血録    作:れいど

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どうも。さてさて3作目でございますよ。
まだ両方とも完結してないのに…とは言っても1作目は一時更新を止めているので、2作目と3作目を交互に更新していく感じになると思います。
なお、この小説には一切にゃんこ 大戦争要素が含まれておりませんのでご了承ください。
では本編ーーーーーー


プロローグ
“彼”は幻想と出会う


ガチャッ

 

???「ただいま。」

 

俺の名前は『ジーク・ヴィルーフ』…吸血鬼だ。

今は吸血鬼学校から帰ってきたところだ。

 

???「兄さん、おかえり〜」

 

俺の帰りを玄関で待っていたのは、俺の弟『ノア・ヴィルーフ』。

現在は弟と2人で暮らしている。

前までは実家で暮らしてたんだがな。理由は聞かないでくれ。

 

ジーク「ノア、いい加減部屋片付けろよ、散らかってたぞ。」

ノア「わ、分かってるよ兄さん…」

ジーク「本当か?まぁいい、俺は夕飯の準備をするから、ある程度片付けとくんだぞ。」

ノア「はーい。」

 

ノアは階段を上がって自分の部屋へ戻っていく。

 

ジーク「…ノアはいいよな、学校が楽しそうで…」

 

そう、俺は学校があまり楽しくないのだ。

別に授業を受けたくないとかそういう理由ではない。

…自分で言うのもあれだが、俺たち兄弟はこの地域…いや、世界で圧倒的な強さを誇る。

その中でも俺は皆から『史上最強の吸血鬼』と呼ばれている。

だが、俺はこの強さが好きではない。

なんでかって?それは…

 

 

 

この強さのせいで、学校の生徒達から避けられているのだ。

だから、友達がいる弟のことが羨ましく感じる。

そんなことを考えていると、弟が心配そうな顔をして降りてきた。

 

ノア「兄さん、どうしたの?具合悪い?」

ジーク「ん?ああ、すまない…考え事してた。」

ノア「そっか。」

 

そういうとノアは、再び自分の部屋へ戻っていった。

まぁこんなこと考えても仕方がないよな。

 

ジーク「ふう…夕飯作るか…」

 

こうして、俺は夕飯の準備に取り掛かった。

 

ーーーーーーーーーーー

 

ジ&ノ「「ご馳走様。」」

 

俺が食器を洗っていると、ノアが話しかけてきた。

 

ノア「ねぇ、兄さん?」

ジーク「ん?どうした?」

ノア「なんか…庭から変な空気しない?」

ジーク「…言われてみればそうだな…」

 

俺は食器を洗い終わると、ノアと共に庭に出た。

 

ジーク「…は?」

ノア「何…これ…」

 

そこには、大量の目がついた空間の裂け目があった。

 

ジーク「…ノア、お前何かしたのか?」

ノア「何もしてないよ!部屋で本読んでたら、いきなり変な空気が入り込んできたんだ。」

ジーク「はぁ‥この家も古いのかもしれないな。こんな謎の異変が起きるなんて…」

 

すると、裂け目の中から女性の声が聞こえた。

 

???「その異変を解決する気にはならないかしら?」

ジ&ノ「「!?」」

 

すると、急に裂け目が広がり、俺は‥裂け目に飲み込まれた。

 

ジーク「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ノア「兄さあぁぁぁぁあん!!」

???「大丈夫。死んでないわよ。…あの子には来てもらいたかったの…『幻想郷』に。」

 

 

俺が最後に聴いたのは、弟の悲鳴と落ち着いた女性の声だけだった。

そして俺は…気を失った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーー幻想郷ーー

 

 

 

???「お嬢様、紅茶をお持ちしました。」

???「あらありがとう『咲夜』。いつもありがとうね。」

???「これぐらいメイドとして当然ですわ。」

 

 

私は『レミリア・スカーレット』。幻想郷にある「紅魔館」の主。

今は私の館に住むメイド、『十六夜 咲夜』に紅茶を淹れてもらった。

 

レミリア「…やっぱり変ね…」

咲夜「…?どうかなさいましたか?」

レミリア「なんだか、何かが起こりそうな…そんな気がするわ。」

咲夜「?そうでしょうか…」

レミリア「本当にそうなるかは分からないわ。でも、私の運命がそう言っているような気がするのよ。」

 

私は「運命を操る程度の能力」を持っている。

その能力が、私に何かを伝えているような気がする。

その時…

 

 

 

 

ドーーーーーーン!!

 

 

レミリア「!?何!?何が起きたの!?」

咲夜「お、落ち着いてくださいお嬢様!」

 

すると、紅魔館の門番『紅 美鈴』が走ってきた。

 

レミリア「美鈴!一体何があったの!?」

美鈴「私が門番の仕事をしていたら急に何かが落ちてきました!!」

レミリア「なんですって!?案内して頂戴!」

美鈴「かしこまりました!!」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

レミリア「なっ…何よこれ…」

 

そこには巨大なクレーターが出来上がっており、土煙が舞っていた。

 

咲夜「これは酷いですね…すぐに処理を「待って咲夜!」…?」

レミリア「中に…誰か居る…?」

 

土煙が晴れるとそこには、黒い髪にグレーの上着を着た少年がいた。

ただ、何よりも気になったのは…

 

 

 

 

 

 

 

彼の背中に、私と同じような蝙蝠の羽が付いていた。

だがひどい怪我をしており、上着が所々破けている。

 

レミリア「この子、もしかして私と同じ吸血鬼…?」

咲夜「取り敢えずこの方は医務室に運んでおきますね。」

レミリア「ええ、頼んだわ。」

 

咲夜は謎の少年を抱えて紅魔館へ戻っていった。

 

レミリア「…………‥」

美鈴「どうかなさいましたか?」

レミリア「い、いえ、ただ‥……やっぱりなんでもないわ。」

美鈴「そうですか、では私は修理に取り掛かりますね。」

レミリア「わかったわ。」

 

そういうと美鈴は、大穴の修理に向かった。

 

レミリア(何かしら…なんだかあの子、これから重要になってきそうだわ。それに…)

 

私は胸に不思議な感情を覚え、館に戻った。

 

 

 

 




どうでしたか?
こういう系の書いてみたかったんですよ。
今回はプロローグなので2000字程度ですが、次回からはもっと文字数増えると思うので気長に待っていてください。
ではまた次回ーーー
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