テストがあったのとカービィディスカバリーが楽しすぎて本来なら二週間ちょいで投稿できそうだったものを1ヶ月ほど投稿期間が開いてしまいました。
今回は外の世界側のお話です。
では本編。
ーー外の世界 ノアの家ーー
フラン「……んぅ……」
朝8時、フランはノアの家の一室で目を覚ます。
あれからフランは2階の空き部屋を自分の寝室として使わせてもらうことにしたようだ。
フラン「ん……いい匂い……」
フランは部屋を出て階段を降りる。
すると下から包丁やフライパンの音が聞こえてくる。
きっとノアが朝食を作っているのだろう。
ノア「あ、おはようフラン。」
フラン「ノアおはよう〜……」
ノア「そのパジャマどう?サイズとか問題なかった?」
フラン「うん、大丈夫だったよ。」
ノア「よかった。じゃあ顔洗って着替えておいで。洗面所の場所覚えてる?」
フラン「うん、昨日教えてくれたからね。」
そう言ってフランは洗面所へ行く。
そして顔を洗い、再び寝室に入り服を着替える。
いつも通りの赤を基調に白いフリルの付いた半袖とスカート、そして白のナイトキャップ。
フラン「……よしっと!」
フランが寝室から出てくる。
ノア「お、丁度朝御飯できたよ。食べよう。」
フラン「うん!」
メニューはパンにベーコンエッグ。
メジャーな朝食メニューだ。
ノア「飲み物何がいい?」
フラン「う〜ん……ジュースとかある……?」
ノア「オレンジジュースならあるよ。これにする?」
フラン「うん、それがいい。」
ノア「じゃあ僕もこれにしようかな。」
2つのコップにオレンジジュースが注がれる。
フラン・ノア「「いただきます」」
モグモグ……
フラン「ん……おいひい!ノアって料理得意なの?」
ノア「うん。兄さんが料理得意でさ、僕も教えてもらったんだよ。兄さんの帰りが遅い日とかは僕が作ってたから。」
フラン「へ〜」
そんな会話を交わしながら朝食を食べる。
しかし、ノアはあることに気づいた。
フラン「………(カチャッカチャッ」
ノア「?もしかしてフラン、ピーマン苦手なの?」
フラン(ギクッ)
フランがピーマンだけ異様に避けているのだ。
ノア「嫌だったら残していいよ。僕が食べるから。」
フラン「いや、大丈夫!せっかく作ってくれたんだもん、だからピーマンぐらい……うぅ……!」
フランは腕を震わせながらもフォークでピーマンを口の前まで持っていく。
だが……
フラン「……や、やっぱりむり……」
ノア「あはは……まあピーマン苦いもんね……」
やはり無理だったようだ。
フラン「う……ごめんなさい……」
ノア「いいよ、好き嫌いなんて誰にでもあるし、僕だって嫌いなもの沢山あるし。」
フラン・ノア「「ごちそうさまでした」」
結局あの後フランのピーマンはノアが美味しくいただき、ノアは食器を洗いはじめる。
ノア「フラン?」
フラン「なに?」
ノア「今日さ、フランの洋服買いに行こうと思ってるんだけどいいかな?今着てる服だと外出た時に目立っちゃうし……」
フランが今着ている服は外の世界では目立ちすぎるため、こちらの世界で着る用の服を持っていた方がいいのだ。
フラン「うん!私も外の世界にどんな服があるのか見てみたい!」
ノア「決まりだね。それじゃあもうしばらくしたら行こうか。」
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ーー大型ショッピングモールーー
*ノアSide*
あれから約2時間後、僕とフランは大型のショッピングモールへ着いた。
フランは僕が貸した日傘をさしている。
フラン「うわ……すごく大きい……」
ノア「幻想郷には無かったの?」
フラン「うん、こんなに大きい建物紅魔館以外で見た事ないよ……」
どうやら幻想郷にはショッピングモールというものがないようだ。
フラン「ね、早く入ろうよ!」
ノア「そうだね、入ろうか。」
ウィーン
フランがショッピングモールの入り口に近づくと、入り口のドアが自動で開いた。
フラン「え?ドアが勝手に……」
ノア「ああ、自動ドアだね。ドアの上にセンサーがあって、あれが人を感知するとドアが開くようになってるんだよ。」
フラン「せ、せんさー?分からない事だらけだよ……」
フランは頭を抱える。
自分の知らない物が大量にあるのだから頭の一つぐらい抱えたくもなるだろう。
このショッピングモールに来るまでも、電車やバスなどフランにとっては全く知らないもののオンパレードだったのだ。
フラン「一瞬外の世界にも魔法があるのかと思っちゃった……」
ノア「まあ、今の外の世界にとって魔法なんて伝説だからね。」
僕はフランとショッピングモールへ入る。
中は既に大量の人で埋め尽くされていた。
フラン「人がいっぱいいる!」
ノア「かなり大きいモールだからね。いつもこれぐらいいるんじゃないかな。」
フラン「ねーねー、洋服屋さんどこにあるの?」
ノア「えーっと、3階だからここから2階上だね。」
僕とフランは近くのエスカレーターで3階まで上がる。
3階まで上がり、少し歩いた先に洋服屋があった。
僕が知る中では結構有名なブランドの洋服屋だ。
フラン「外の世界のお洋服ってこんなに沢山あるんだ……!あ、これ可愛い!」
フランは洋服屋に入るなり目をきらつかせる。
見たことのない洋服に興味津々のようだ。
フラン「ねーねー、もっと奥行っていい?」
ノア「いいよ、でも危ないから一人で洋服屋から出て行ったりはしないでね?」
フラン「はーい!」
そういうとフランは奥の方へ走っていく。
ノア「……ついでに僕も何か買っていこうかな。」
???「あれ?ノア?」
その時、後ろから誰かに呼びかけられた。
ノア「ん?あ、紫音と豹雅?」
僕のクラスメイトであり、友達の『紫音』と『豹雅』だ。
紫音「ノアも買い物?」
ノア「うん、ちょっとね。」
豹雅「そういえばお前の兄さん、最近見ねーな。」
紫音「確かに、お前こう言うでかいモールに来る時大体兄貴と一緒だもんな。」
ノア「あはは……実は最近兄さんと予定が合わなくて……」
……異世界に飛ばされたなんて言ってもそんな漫画みたいな事信じてもらえるはずがないので、とりあえず適当な理由を作って逃れようとした。
豹雅「そうかぁ……まあ予定合わないんなら仕方ないか。」
ノア「それじゃあ僕は服見てるから。」
紫音「おう、じゃあ俺らはそろそろ行くか……」
フラン「ノアノアー!この服着てみたいんだけどいい?」
すると奥からフランが数着の服を持ってこちらに走ってきた。
ノア「いいよ。それじゃあ試着室行く?」
フラン「うん!」
ノア「じゃあ僕達は試着室行ってく……ん?」
振り返ると、そこには口を開けて驚いた表情でこちらを見つめる2人の姿が。
ノア「……どうかした?」
紫音「いや、なんでもねぇ!行くぞ豹雅!」
豹雅「あ、ああ!じゃーなノア!」
ノア「う、うん。じゃあね……?」
すると2人は走って行ってしまった。
ノア「ごめんね、フラン。試着室いこうか?」
フラン「うん!……というか、さっきの人達だーれ?」
ノア「あの2人は僕の友達だよ。ただそれだけ。」
フラン「そうなんだ。じゃあ早く行こう!」
そう言ってフランは僕の腕を引っ張りながら走る。
切り替えが早いなぁ……
紫音「なぁ、豹雅……」
豹雅「ああ……ノアが連れてたのって……
東方projectのフランドール・スカーレットだよな……?」
フラン「えへへ〜買えた〜♪」
ノア「良かったね、フラン♪」
あの後フランは試着を済ませ、気に入った服を買った。
フランの選んだ服は白いブラウスに黒のミニスカート、赤ベースで所々白のラインが入ったパーカー、ジーンズなどだ。
かなりの値段がしたがそこは目を瞑ることにした。
僕は時計を見る。
今は……丁度お昼時か。
折角だし、昼ご飯はフードコートで食べようかな。
ノア「フラン、今日の昼ご飯フードコートで食べようか?」
フラン「ふーどこーと?なにそれ?」
またしても聞き慣れない単語に首を傾げるフラン。
ノア「フードコートっていうのはね、今いるような大きいショッピングモールとかにある、色んな飲食店が並んでるスペースのことだよ。まあ簡単に言えば、屋台が並んでるような所かな?」
フラン「へ〜、外の世界ってそんなのもあるんだ〜」
この説明で合ってるのかは分からないが、取り敢えずフランは納得してくれたようだ。
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ーーフードコートーー
ノア「ゲ……こ、混んでるなぁ……」
フラン「すごい人……」
昼時ということもありフードコート内はかなりの人がいた。
これは席を探すだけでも苦労しそうだ。
……と思っていたが、埋まっているのは1人用と4人用のテーブルだけで、2人用のテーブルは結構空いていたため、すぐに席を見つけることができた。
フードコート内の店舗もハンバーガーやうどん、ラーメンなどの麺系、カレー、中華料理、イタリア料理、さらにはアイスなどのデザート系まで揃っていた。
思っていたよりも種類が豊富だった。
フラン「ねーねー、私あれ食べてみたい!」
そう言ってフランが指さしたのはハンバーガー店だった。
ノア「ハンバーガーか、じゃあそこにしようか。」
フラン「やったー!」
僕たちはハンバーガー店へ向かう。
ハンバーガー店には3台ほどの巨大なタッチパネルがあったので、恐らくこれで注文するのだろう。
僕はタッチパネルの『メニュー』と書かれたボタンを押す。
するとメイン、サイド、ドリンク、デザートと種類分けされたメニューが表示された。
フラン「お〜、いっぱいある!」
ノア「フランはどれにする?」
フラン「えっとね〜……あ、これにする!」
フランが選んだのはチーズバーガー、とフライドポテト、そしてドリンクが揃ったもの、所謂セットという物だ。
僕も同じものを頼むことにした。
僕はアイスティーを、フランはオレンジジュースをドリンクに選び、支払いを行う。
するとお札投入口の隣から番号が書かれた紙が出てきた。
カウンターの上に番号が映った液晶画面があるので、恐らくあれで呼ばれるのだろう。
ノア「えっと……084番かぁ……」
液晶を見ると、今映っている番号は081番。
案外早く呼ばれそうだ。
ー*ー5分後ー*ー
店員「084番でお待ちのお客様ー、084番でお待ちのお客様ー」
ノア「あ、きた。」
僕は店員からチーズバーガー、フライドポテト、ドリンクが2セットずつ乗ったトレーを貰う。
そして横から数枚の紙ナプキンとアイスティー用のガムシロップを取り、席へ戻る。
フラン「早く食べようよ〜お腹すいた〜」
ノア「そうだね。それじゃあいただきまーす。」
そう言ってハンバーガーを包んでいた紙を取る。
すると……
ノア「なっ……!?」
明らかにチーズバーガーとは思えないサイズの物がそこにあった。
まず、バンズが思ったより大きい。
某マ○ドのバンズと比べると相当なビッグサイズだった。
そして、パティが異常に分厚い。
他の今まで食べてきたハンバーガーと比べて2倍ほどの分厚さだった。
極め付けにはチーズもデカい。
明らかにハンバーガーに入れるサイズではない。
横からはみ出しまくっている。
明らかにアンヘルシーである。
ノア「ポ、ポテトは割と普通のサイズなのに……」
ポテトの方は丁度いいくらいなのに……
しかしフランはサイズのことなど気にせずに美味しそうに頬張っていた。
フラン「ほへふっほふおいひい!!(これすっごく美味しい!!)」
ノア「フラン、リスみたいになってるよ。」
どうやらフランには好評のようだ。
僕も一口齧り付いてみる。
ノア「……美味しい!」
肝心の味も塩加減がちょうど良く、ソースもよく絡んでいたためかなり美味しかった。
僕はそのままあのサイズのチーズバーガーを速攻で平らげてしまった。
それはフランも同じだ。
フラン「あぁ〜……もう何も入らない……」
ノア「僕も……それじゃあ最後に食材だけ買って帰ろうか?」
フラン「うん……」
ーーショッピングモール B1Fーー
ノア「……さて、こんなものかな。」
僕は地下の食材売り場で食材を買い足し、会計を済ませる。
ノア「よし、あとは袋詰めして……あれ?フラン?何してるの?」
フラン(ジーーーーーー………)
見ると、フランがショーケースに張り付いて中を見つめている。
ノア「フラン〜、なに見て……あっ」
そしてフランの目線の先には、かなり高級そうな……というか高級なプリンが。
そしてフランは僕に気付いたのか、急に此方を向き目を輝かせながら見つめている。
ノア「……仕方ないなぁ……まだ資金には余裕あるし、いいよ。」
フラン「やったー!」
という訳で、追加でプリンを買い、僕たちはショッピングモールを出た。
ノア(あのプリン、かなり高かったなぁ……一個4000円したんだけど……)
その分質が良いことを願うばかりだ。
にしてもあの時、なんで2人はあんな驚いてたんだろう……
フラン「ノアー!早く行こー!」
ノア「あっ、待って!」
………まあ、今気にしても仕方ないか。
そう思い、僕はフランに腕を引っ張られながら家に帰るのであった。
ああ……3月が終わる……新学期が始まる……
春休み終わるのはえーよぉぉ……
せめて夏休みと同じくらいまで増やしてくださいお願いします(不可能)。
次回は……学校始まるまでに出せたらいいな〜って感じです。
ではまた次回!!