東方幻血録    作:れいど

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れいどです。

まず最初に謝ります。
約4ヶ月も間を空けてしまい本当に申し訳ありませんでした。

正直に言いますと、またスランプ状態に陥っていました。
4ヶ月前に状態よりは回復しましたが、もしかしたらまた投稿期間が大幅に空いてしまうかもしれません。

その時は再び待たせてしまうかもしれませんが、気長にお待ちいただけると幸いです。

それでは本編です。



第12話 機械斧

 

 

ー紅魔館ー

 

 

美鈴「ふ〜……今日も頑張りますかねぇ〜……」

 

 

早朝、一足先に朝食を食べ終えた美鈴は門の前で佇んでいた。

 

 

美鈴「……さてと、効率を上げるためにまずは2時間ほど睡眠を……」

 

 

と言って目を閉じようとしたその時、ある物が美鈴の目に留まった。

 

 

美鈴「おや?あれはなんでしょうか……」

 

 

それは地面に突き刺さっており、持ち手の部分以外の大半は埋まっていた。

見た感じ鉄製のなにかのようだが……

 

 

美鈴「取り敢えず抜いてみましょうか……ふんっ!」

 

 

ガゴンッ

 

 

美鈴「よしっ!抜けた……これは……斧?」

 

 

美鈴が引き抜いたそれは、三日月型の刃、先端に槍のような鋭い突起物があり、周りにはボルトや歯車などメカニカルな部分があった。

 

しかし暫くの間放置されていたのか、所々錆びている。

 

 

美鈴「誰かの落とし物でしょうか?」

 

 

美鈴は謎の斧を抱え上げ、紅魔館に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「ふぁ……おふぁよう……」

 

 

遅めの起床をしたレミリア。

テーブルには既に朝食が出来上がっていた。

 

 

パチュリー「レミィ、起きるの遅いわよ。」

レミリア「だって昨日昼寝しちゃったんだもの……」

ジーク「そういえば昨日の夜、俺がレミリアの部屋の前通った時、まだ明かりついてたもんな。」

 

 

ガチャリ

 

 

美鈴「失礼しまーす。」

咲夜「あら美鈴、門番はどうしたの?」

美鈴「それがですね、先程すi……じゃなくて仕事をしようと思ったら、近くにこれが刺さってたんですよ。」

 

 

美鈴が先程の斧を見せる。

 

 

咲夜「……見た感じ斧っぽいけど。」

パチュリー「ぽいというより、完全に斧ね。」

 

 

この場にいる全員がその斧をまじまじと見つめる。

 

 

ジーク「……ん?その斧……」

レミリア「どうかしたの?」

ジーク「すまないが美鈴、その斧を渡してくれないか。」

美鈴「いいですけど……」

 

 

美鈴はその斧をジークに渡す。

 

ジークは斧の持ち手の部分を押し込む。

 

すると……

 

 

 

ギギギィィッ……

 

 

 

全員『!?』

 

 

突如鉄が擦れるような音が鳴り響く。

 

 

パチュリー「……動いた?」

ジーク「やっぱりだ……」

レミリア「ジーク、この斧知ってるの?」

ジーク「ああ……」

 

 

斧は暫くの間音を立てていたが、やがて停止してしまった。

 

 

ジーク「こいつ……『ハルバード』だ。」

全員『はるばーど??』

 

 

聞き慣れない言葉にジーク以外の全員が頭に?マークを浮かべる。

 

 

ジーク「俺が昔使っていた武器だ。暫く使ってなかったから錆びているが、まさか幻想入りしてくるとは……」

レミリア「ふ〜ん、それ今の使えるの?」

ジーク「完全に錆び切ってるからな……恐らく今のままでは使えない。」

美鈴「にしてもその武器、すごく機械的ですよね。」

ジーク「ああ、本来はただの鉄製武器だったんだけどな。俺が改造した結果こうなった。」

レミリア「だとしたらとんでもない魔改造ね……」

 

 

歯車やらブースターやらがごちゃごちゃ付いていたら誰だって魔改造武器だと思うだろう。

 

しかし、今の問題はどうやって錆を落とすかだ。

 

 

レミリア「錆ならパチェがなんとかしてくれるんじゃない?」

パチュリー「無理よ。私機械専門じゃないから。」

レミリア「というか、そもそもそれ使えるの?見た感じかなりボロボロだけど?」

ジーク「当たり前だ。」

レミリア「ふ〜ん?」

 

 

レミリアは疑いの目を向ける。

 

 

ジーク「……信じてないな?」

レミリア「そりゃそうよ、悪いけど使える代物とは思えないわ。」

ジーク「分かった、じゃあ証明してやる。」

 

 

そう言ってジークは庭に出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広大な紅魔館の庭園。

 

そしてそこにある巨大な岩石。

並の武器では壊すどころか傷をつけることすらままならないだろう。

 

 

ジーク「すぅ………ふっ!!」

 

 

ズアァッ!!

 

 

ジークはその岩石に向かって斧を振り下ろす。

 

 

スガアアアアァァァアアン!!!

 

 

轟音と共に辺りに煙が立ち込め、衝撃波が吹き荒れる。

 

 

レミリア「すっごい音……!」

 

 

徐々に煙が晴れると、そこには粉々に粉砕された岩、そしてその後ろの貫通したであろう木がぶっ倒れており、振り下ろした所にはクレーターができていた。

 

たった1発でこの威力である。

 

 

パチュリー「……まさかここまでだったとはね……」

咲夜「いや、これ最早ジーク様の腕力が凄まじいだけなのでは……」

 

 

ギャラリーは想像以上の出来事に困惑する。

 

あんなボロボロに錆びた斧でこんな威力出されたら誰だって困惑するだろう。

 

 

ジーク「……と、まあこんなところだ。他にも色々機能があるんだが、錆びて動いてないから落とさないとな……」

パチュリー「もう落とさなくて良くない?本当にバランスブレイカーになるわよ。」

レミリア「もう十分バランスブレイカーよ……」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

その夜、ジークは自室でハルバードの点検をしていた。

どうやら、殆どが錆びてしまいほぼ機能していない様子だ。

 

 

ジーク「……はぁ、こんなことならしっかり手入れしておけばよかったな……」

 

 

コンコンッ

 

 

その時、部屋のドアがノックされた。

 

 

レミリア「ジーク、まだ起きてたの?」

ジーク「ああ、レミリアか。少しハルバードの点検をな。」

 

 

レミリアがジークの隣に座る。

 

 

レミリア「……大切なのね、その武器。」

ジーク「ああ……暫く使っていなかったが、こいつは俺が初めて手にした武器であり俺の唯一の武器でもあるんだ。」

レミリア「そうなの……ん?じゃあ貴方最後にそれ使ってから今までずっと武器なしで戦ってたってこと?」

ジーク「まぁ、そうなるな。」

レミリア「ほんと貴方どうなってるのよ……」

 

 

レミリアが少し呆れたような声で言う。

 

 

レミリア「にしても、貴方って武器それだけなのね。もう少しあっても可笑しくないのに。」

ジーク「はは、俺も今はそう思ってるけどな。過去の俺にはこれ1つが限界だったってことだ。」

 

 

ジークは斧に付着した錆を指で摩る。

摩った指が黒くなっていくとともに、斧から錆の粉がサラサラと落ちていく。

 

 

レミリア「さて……私はそろそろ寝るわ。昨日のに二の舞になっちゃうし。」

ジーク「そうだな、おやすみ。」

レミリア「おやすみ〜」

 

 

そう言ってレミリアはジークの部屋を後にした。

 

 

ジーク「……過去の俺か……俺はこいつを初めて手にした時、どう思っていたんだろうな……」

 

 

ジークは何処か心に懐かしさと物寂しさを覚え、意識を闇の中へと落とした……

 

 

 

 

 

 





今回はスランプ状態も相まって短くなってしまった……
次回から挽回しなければ……

次回はなるべく早く書き上げることができるように努力しますので、応援していただけると嬉しいです。

では、また次回。
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