東方幻血録    作:れいど

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どもどもれいどです。
今回は早速異変です。
やっぱり最初の異変といったらこれですね。

では本編ーーーーー


第4話 春雪異変1 終わらない冬

*レミリアSide*

 

 

ジークが幻想入りしてから半年が経った。

あれから人里や妖怪の山などをまわり、いろいろな人妖と出会った。

だが…

 

ジーク「…なぁレミリア。」

レミリア「どうしたの?」

ジーク「今って何月だ?」

レミリア「5月よ?」

ジーク「いやおかしいだろ。なんで5月で雪降ってんだよ。」

 

そう、今は5月。

もうとっくに春になっている。

なのに外は雪が降っており、一面銀世界。

どう考えてもおかしいのである。

 

バンッ!!

 

するとホールの方から扉が開く音が聞こえた。

恐らく誰かが入ってきたのだろう。

まぁ…この状況で入ってくる人なんて1人しかいないのだが。

 

霊夢「異変よ!!」

 

やっぱり霊夢だった。

 

ジーク「ん?霊夢?」

レミリア「来ると思ったわ、霊夢。」

霊夢「来ると思ったわ、じゃないわよ!これは異変よ!なにのんびりしてるのよ!」

レミリア「はぁ?もしかして私たちに解決しろっていうの?」

霊夢「当たり前でしょ!あんたも幻想郷の住人なんだから解決する素振りぐらいしなさいよ!」

レミリア「う〜ん…私寒いの嫌いだからパスするわ。」

ジーク「なあ、異変ってなんだ?」

霊夢「異変っていうのは、幻想郷で起きる大規模な事件の事よ。あんたも暇なら解決しにいってもいいのよ?」

 

実に人任せである。

 

レミリア「はぁ…そんなに解決したいんだったら咲夜がいるじゃない。」

霊夢「あんたの従者さん、風邪ひいてなかった?」

レミリア「あっ………」

 

そうだった。

咲夜は2日前から風邪をひいていたんだった。

 

レミリア「はぁ…わかったわよ。行くわよ。行けばいいんでしょ行けば。」

霊夢「じゃあさっさと準備してきなさい。」

レミリア「はぁ…私寒いの苦手なのに…」

 

私が椅子を離れて着替えに行こうとすると、ジークが心配そうに話しかけてきた。

 

ジーク「大丈夫か?俺が解決しに行ってもいいぞ。」

レミリア「いいえ、大丈夫よ。私が行くわ。あなたはゆっくりしてて。」

 

そう言って私は自分の部屋に向かい、クローゼットからコートとマフラーを取り出し、霊夢がいる場所に戻った。

 

レミリア「お待たせ、霊夢。」

霊夢「あら、意外と遅かったわね。着替えるだけなのに。」

レミリア「ここから私の部屋までどれだけ距離離れてると思ってるのよ。ほら、さっさと行くわよ。」

 

私と霊夢は、異変解決のため紅魔館の外に出た。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーー幻想郷 上空ーー

 

 

霊夢「やっぱり冬の空は冷えるわね…」

レミリア「もっと厚着してくればいいのに…そして今は冬じゃなくて春よ。」

 

私たちがそんな会話をしていると、奥に誰かが浮遊していた。

 

霊夢「早速変なのが出てきたわね…」

???「あら?変なのとは心外ね。」

 

そこには、薄紫のショートボブに白いマフラーを巻いた『レティ・ホワイトロック』がいた。

 

霊夢「はぁ…なにかと思ったら妖精か…」

レティ「妖精じゃない!妖怪よ!」

霊夢「あら、そうだったかしら?」

 

レティは妖精と同じにされるのを嫌っているらしい。

 

レティ「もういい!どうせ異変解決に行くんでしょ!?この天国のような時間を終わらせるわけにはいかないわ!」

レミリア「あなたにとっては天国かもしれないけど、私たちにとっては大迷惑なのよ。というわけで、通してもらうわよ!」

レティ「スペルカード!!」

 

レティは高く飛び上がると、スペルカードを取り出し、宣言する。

 

レティ「寒符『リンガリングコールド』」

 

すると、辺りに霧が発生し、その霧の中から弾幕が現れ、私たちを襲う。

 

霊夢「ふん、この程度の弾幕、目を瞑ってでも避けられるわ。」

レティ「じゃあ実際にそうしてみたら?」

霊夢「どういう…!?」

 

瞬間、霊夢の視界が霧で奪われた。

 

霊夢「ちょっと!この霧消しなさいよ!」

レティ「あなたが倒れたら消してあげるわ。」

霊夢「くっ…それじゃ遅いっつーの!」

レミリア「霊夢危ない!」

 

私はとっさにスペルカードを取り出し、発動させる。

 

レミリア「天罰『スターオブダビデ』」

 

 

ドガァァァァン!!

 

 

レミリア「大丈夫かしら?」

霊夢「ありがとう、少し危なかったわ。でも、霧も消えた事だし…もう容赦しないわよ。」

 

霊夢はギロリとレティを睨む。

その殺気を感じ取ったのか、レティは少し怯えていた。

そして私は思った…

 

 

…霊夢はなるべく怒らせないようにしよう。

 

 

レティ「やばい!ここは…逃げる!」

霊夢「逃すわけないでしょ!くたばりなさい!」

 

ドォォォォォン

 

レティ「きゃああああああああああ!」

 

霊夢の放った弾幕に直撃し、レティは真っ逆さまに落ちて行った。

 

レミリア「…助けにいかなくていいの?」

レティ「知ったこっちゃないわ。」

 

うわぁ…なるべくどころか絶対怒らせちゃダメじゃないこの人…

すると、後ろから何かが飛んでくるような音がした。

 

振り向くとそこには見慣れた白黒のとんがり帽子をかぶり、箒に乗った魔法使いがいた。

 

魔理沙「霊夢たちも異変解決に来てたのか。」

霊夢「あら魔理沙、遅かったじゃない。あんたなら私たちよりも先に異変解決に向かうと思ったのだけれど。」

魔理沙「ちょっとアリスの家に行ってたのぜ。お?レミリアが異変解決に行くって珍しいな。」

霊夢「咲夜が風邪で倒れてるのよ。で、何かわかったの?」

魔理沙「う〜ん、なんか春の空気が空に向かってるってことぐらいかな…」

霊夢「空?」

魔理沙「ああ、なんか空にでかい穴みたいなのが出来てて、そこに吸い込まれていってるっぽいな。」

霊夢「まぁ取り敢えず行ってみましょう。」

 

 

ー*ー*ー*ー

 

 

ーー謎の穴 入り口ーー

 

 

レミリア「ん?あれは…」

 

大穴の近くに、楽器を持った3人組がいた。

あの感じからして…どうやら3人は姉妹のようだ。

 

???「よし!これで完璧ね!あとは本番だけ…って誰かいるし!」

???「ちょ、ちょっと姉さん!呼ばれたのって私たちだけじゃなかったの!?」

???「いや私も知らないわよ!あの人に聞いてよ!」

霊夢「ちょっといいかしら?」

三姉妹『ひゃい!?』

 

霊夢…あなた妖怪見た瞬間殺気出すのやめなさいよ…

 

???「ななななな何よ!貴方達!」

霊夢「この異変を解決しにきた者たちよ。そういうあんたたちは誰なのよ。」

???「私はリリカ・プリズムリバー!」

???「私はメルラン・プリズムリバー!」

???「私はルナサ・プリズムリバーよ。」

霊夢「わざわざ全員ありがとう。あなたたちは何でここにいるの?」

リリカ「ある方の屋敷に演奏に呼ばれてるのよ。」

霊夢「ある方?」

メルラン「ええ、ここ『冥界の結界』の向こうにある屋敷に住む方よ。」

ルナサ「貴方達も呼ばれたのかしら?」

霊夢「いいえ、というか呼ばれても拒否してるわよ。絶対。」

ルナサ「そう…なら……雑音は始末するまでよ!!」

 

そう言って3人は構える。

 

霊夢「はぁ…どうやらやるしか無いみたいね…私はルナサの相手をするわ。2人は残りをお願い。」

魔理沙「了解だぜ!」

レミリア「分かったわ。」

 

 

 

ルナサ「覚悟は出来たみたいね?」

霊夢「誰に向かって言ってるのかしら?そういう貴方はどうなのよ?」

ルナサ「私は出来てるわ。いつでも。」

霊夢「そう…じゃあいくわよ!」

 

 

 

リリカ「私の相手は貴方かしら?」

魔理沙「おう!末っ子相手でも容赦しないぜ!」

リリカ「何で私が末っ子だって知ってるのよ!?」

魔理沙「雰囲気!あと背丈だぜ!」

リリカ「私が気にしてることを……まあいいわ!こっちだって容赦しないわよ!」

 

 

 

メルラン「よりにもよって吸血鬼の相手をする事になるなんてね…」

レミリア「あら?まだ始まって無いのに不安になって、大丈夫?」

メルラン「そんなわけないじゃない。私の奏でる騒音…あなたに攻略できるかしら?」

レミリア「あまり紅魔館の主を舐めないで欲しいわね。騒霊ごときに負けるわけないわよ。」

 

 

 

こうして、弾幕の演奏会が始まったーーーーー

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ーー紅魔館 地下ーー

 

 

*フランSide*

 

 

 

ジーク「フラン、おやつ持ってきたぞ。」

フラン「あっ!お兄様!」

 

 

現在は咲夜が病気で休んでいるため、ジークにおやつを持ってきて貰った。

ちなみに、弾幕ごっこのあと『お兄様』と呼んでいいか聞くと、あっさりokを貰うことができた。

 

 

ジーク「ほら。」

フラン「うわー!美味しそう!これお兄様が作ったの!?」

 

渡されたお皿には1ピースのチョコケーキが乗っていた。

さらにホイップクリームの上にはクッキーが置かれており、ミントも乗っていた。

 

ジーク「ああ、久しぶりに作ったから口に合うかはわからないけど…」

フラン「でも、見た目はすごい綺麗だよ?」

 

そう言いながら私はフォークで刺して食べ始める。

 

 

パクッ

 

 

フラン「!凄く美味しい!!」

ジーク「そうか?それは良かった。」

 

咲夜並みの美味しさに、思わずフォークを放り投げる所だった。

いや、もしかしたら咲夜以上かもしれない。

 

フラン「外の世界でも作ってたの?」

ジーク「ああ、俺の弟が甘党でな。よく作らされてたんだ。3年前ぐらいからあいつ1人で作ることが多くなってたがな。」

フラン「へぇ〜、その弟は今どこにいるの?」

ジーク「俺の家だよ。俺だけ幻想郷に連れて行かれたからな。」

 

それから私はジークに色々なことを聞きまくった。

外の世界ではなにがあるのか、どんな生活をしていたのかなどを聞いた。

そんな事を話しているとあっという間に時間が過ぎていき、お皿にあったチョコケーキもいつのまにかなくなっていた。

 

ジーク「お、もうこんなに時間がたったのか……」

 

そう言ってジークはお皿を持ち、部屋の外へ出た。

 

フラン「いろんなことが聞けたなー。」

 

そう呟きながら私はベッドに横たわった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「ふわぁぁぁぁ……」

 

 

先程おやつを食べたせいか、私は一気に眠くなり、眠気が限界まで来ていた。

 

 

フラン「あ…もう寝そう…」

 

 

バタッ

 

 

掛け布団を直している途中で力付き、私はベッドの上で寝てしまった。

意識が完全に途切れる直前に布団の感触がしたので、おそらく美鈴か妖精メイドが掛けてくれたのだろう。

そして私の意識は夢の中へと離れて行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*PM:???*

 

 

フラン「ふあぁぁ…よく寝た…ってあれ?」

 

 

気がつくと私は謎の空間の中にいた。

見た感じスキマの中ではなさそうだ。

だが……

 

 

フラン「わ、私…落ちてる…?」

 

 

背中に空気が当たる感覚。

その瞬間、私は落下していることが分かった。

 

 

フラン「いや…違うよね!これは夢だよね!ほら、ほっぺつねっても…」

 

 

ギュッ!

 

 

フラン「!?痛い…ってことは…」

 

 

信じたくもない事実。

そうだ、私は落下しているんだ。

なにもない空間を…ただひたすら下へ下へと進み続けているんだ。

 

 

フラン「いや…いやだよ…お姉様…咲夜…お兄…様…」

 

 

 

 

 

いつにまでこの感覚が続くんだろう。

 

 

 

 

 

 

飛ぼうとしても気流のせいで重くてうまく浮けない。

 

 

 

 

 

この高さから落ちたら助からないよね…

 

 

 

 

 

ああ…もう考えたくもないや。

 

 

 

 

 

 

瞬間、お姉様やお兄様、紅魔館のみんなとの思い出が蘇る。

 

 

 

 

 

 

これが走馬灯ってやつなのかな…

 

 

 

 

 

 

そこで私の意識は再び途切れた…

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ーージークの家ーー

 

 

*ノアSide*

 

 

 

ノア「兄さん…大丈夫かな…」

 

 

僕はノア、『ノア・ヴィルーフ』。

ジークの弟だ。

半年前、兄さんが謎の空間に落ちてから、一人で暮らしている。

まぁ、たまに友達が来てくれるんだけど。

 

 

ノア「本当にどこに行っちゃったんだよ、兄さん…」

 

 

そんな事を呟きながら、庭の手入れをする。

今は連休のため学校はない。

 

 

すると突然、床に小さな影ができた。

 

 

ノア「ん?影?それにだんだん大きくなってる…って、ええぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 

僕が上を向くと少女が降ってくるのが見えた。

慌てて落ちてくる人の真下へ移動する。

 

 

 

ボスッ!

 

 

 

 

ノア「ぐぅっ!?」

 

 

流石に勢いのついた人を素手で受け止めるのは負担が大きく、両腕が痺れ始めた。

 

 

ノア「はぁ…はぁ…りょ、両腕ちぎれるかと思った…」

 

 

痺れが治まってきたところで、落ちてきた少女の様子を確認する。

 

 

黄色い髪に赤いミニスカートを着ていて、背中には7つの宝石のようなものが羽がついている。

 

 

ノア「大丈夫?聞こえてる?」

 

 

しかし、いくら呼びかけても返事がない。

 

 

ノア「落下のショックで気絶しちゃってるのかな…取り敢えず僕のベッドに寝かせよう。」

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
霊夢一行vsプリズムリバー3姉妹、勝負の行方は?

そしてフランが外の世界へ!?
奇跡的にノアに助けられたが、このあとはどうするのか…

乞うご期待でございます。
次回更新は未定です。
ではまた次回ーーーーー
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