夜の街は人で溢れかえっている
社会に疲れた社会人に
恋人同士、援助交際
そして、荒くれもの
まさしく十人十色だな
ほんとに......
?(__あー、馬鹿馬鹿し。)
ヤンキー「おー、そこの兄ちゃん!」
?「あ?誰?」
ヤンキー2「悪いんだけどさ、金貸してくんね?」
ヤンキー3「困ってんだよ、俺ら。」
?「へぇー。」
俺はガラの悪い3人を無視して、
歩くのを再開した
すると、後から肩を掴まれた
?「なんだよ、いきなり人の体に触りやがって。ゲイかお前?」
ヤンキー「無視してんじゃねぇぞ?ガキ。」
ヤンキー3「俺らに逆らったらどうなるか分かってんのか?」
?「いや、知らねぇよ。てか、散歩の途中だから放してくんね?」
ヤンキー2「おーう、調子乗ってんな。」
いやいや、これで調子乗ってるって言われても
そんな事を考えてる間に
俺は3人の男に囲まれた
?「はぁ......」
ヤンキー「今なら持ち金全部渡せば見逃してやるぜ?」
?「やーだね。誰がはいどうぞって金渡すかよ。」
ヤンキー2「おうおう、そうかよ!」
ヤンキー3「大人しく言うこと聞いてればよかったのにな!」
そう言って、3人は俺の方に駆け寄ってきた
手馴れてるな、常習犯ってやつ?
こうやって、金巻き上げてたんだろうな
?「じゃあ、今から何されても文句なしな。」
ヤンキー2,3「ぐふっ!!」
ヤンキー「なに!?」
俺は2人に回し蹴りを当てた
綺麗に鼻に当たった
鼻から大量に出血してる
?「なんかお前ら、どっかのゆるキャラに似てね?」
ヤンキー「お、お前、その白い髪は......!」
?「あー、かつら取れちまった?」
ヤンキー「ま、まさか......!」
面倒くさいんだよな
あんまり正体ばれちまうと
なんか、騒がれる事もあるし
ヤンキー「し、白い悪魔、佐渡燈!?」
燈「それさ、ダサいからやめてくんね?」
ヤンキー「く、クソ!」
燈「おーい、カツアゲは終わりかー?」
ヤンキー「い、いや、それは......」
燈「終わりなら別に帰っていいぞ。」
俺がそう言うと、
ヤンキーは取り巻きを連れて逃げていった
俺は頭を隠すため深くパーカーを被った
燈「たくっ、かつら取れるなよな。」
俺はそんな文句をたれながら
再度、夜の街を歩きだし
ある場所に向かって行った
__________________
自己紹介が遅れたな、
てか、あいつにやられた
俺は佐渡燈、年齢は16
普通なら、高校2年になる
だが、俺は学校に行ってない
理由はまぁ、色々さ
燈「__おーい、一ノ瀬ー。」
バン!ッと俺はドアを蹴り破って
とあるビルの事務所に入った
そこには長身のいけ好かない金髪が座っている
金髪は俺の姿を見るなり、
すぐに話しかけて来た
慎吾「相変わらず、遠慮もなにもないね、君は。」
燈「別にいいだろ。俺達の仲だし。」
俺はそう言いながらソファに寝ころんだ
そして、体の力を抜いた
いやー、ここの寝心地、最高
慎吾「全く、君は......」
燈「良いだろ別に。」
慎吾「僕はもう少し慎みを覚えてほしいんだがね。」
一ノ瀬は不服そうな顔で俺を見てる
俺はそれを無視し
テーブルの周りを見渡した
燈「お、新しい菓子あるじゃねぇか。」
慎吾「少しは話聞かない?ねぇ?」
燈「中々に美味いな、これ。」
慎吾「......」
俺が菓子を食ってると
一ノ瀬は全く喋らなくなった
いつも通り拗ねてるんだろうな
俺がそう思ってると、一ノ瀬が口を開いた
慎吾「そろそろ君には、教育がいるみたいだね。」
燈「あぁ?」
一ノ瀬の方を向くと
奴は何かの紙を手に持っていた
俺は首をかしげながら一ノ瀬を見た
燈「なんだそれ?」
慎吾「君にはこれから学校に行ってもらうよ。」
燈「はぁ?」
こいつは急に何を言い出すんだ
俺が学校?ありえねぇ
てか、今更過ぎるだし、嘘だろ
慎吾「言っておくけど、本当だからね。」
燈「えー。」
慎吾「後、ここも出て行ってもらうから。」
燈「なに!?」
慎吾「君には引っ越し先を手配してるから、そこに行くことだね。」
マジかよ、めんどくせぇ
まぁ、しばらくしたら機嫌直すだろ
いつものパターン的に
慎吾「後、僕はイギリスに戻るから!」
燈「は?」
慎吾「お金は置いて行ってあげるよ!君が犯罪を犯さないように!」
一ノ瀬はそう言って、テーブルに紙を置いた
俺はそれを手に取り、内容に目を通した
そこには学校の名前と、
引っ越し先の住所が書いてある
燈「花咲川学園だぁ?」
慎吾「その学校の理事長とは親しくてね。なんと、タダで転入できるんだ!」
燈「へぇ。」
慎吾「じゃあ、頑張ってね。燈。」
一ノ瀬はそう言って二回手拍子をした
すると、扉から2人の筋肉質の男が出て来た
そして、俺の両わきに着いた
燈「うわ!出やがった!」
慎吾「じゃあ、連れて行って!」
SP「イエス。」
俺はsp達に持ち上げられ
気づいた頃には、
ビルから追い出されていた
燈「覚えてろよ、一ノ瀬ー!!!」
こうして、今までの俺の常識から離れた
面倒な新しい日常が始まる事となった
とりあえず、一ノ瀬の野郎は
次あったらぶっ殺してやる
俺はそう心に誓った