白と七人の歌姫   作:火の車

26 / 76
休日

 今日は土曜日、休日だ

 

 俺はココ達の飯を買いに外に出てる

 

 あいつらよく食うから、買うのも大変だ

 

 でも、それが可愛いんだよなー

 

レイ「__あれ、佐渡君?」

燈「和奏?」

 

 飯を買って帰ってる途中、

 

 何かを背負ってる和奏と出くわした

 

レイ「何してるの?」

燈「ココ達の飯を買ってその帰りだ。和奏は?」

レイ「私はバンド練習の帰りだよ。」

燈「バンドか。」

 

 そう言えば、バンドしてるんだったな

 

 戸山がすごいって言ってたのは覚えてる

 

 こんな時間に練習って、すげぇな

 

レイ「あのライブの日は大変だったらしいけど、大丈夫だった?」

燈「まぁ、そこまでひどくはなかった。怪我もすぐに治ったしな。」

レイ「じゃあ、勉強はしてる?」

燈「してない。」

レイ「だよね。」

 

 和奏は分かってたと言う感じで頷いた

 

 でも、呆れてると言う様子は無い

 

 なんか、優しい目をしてる

 

レイ「今日、暇だから教えてあげようか?」

燈「え?」

レイ「学校で勉強してないんでしょ?」

燈「うーむ、まぁ、やることもないし。暇なら頼む。」

レイ「じゃあ、勉強道具取りに行くのとそれ置きに行こっか。」

燈「あぁ。」

 

 俺と和奏は俺の家に向かって歩き始めた

 

 その途中は他愛のない話をしてた

__________________

 

 歩いて家の近くまで歩いて来た

 

 別にそこまで距離があるわけでもないし

 

 あんまり時間はかからなかった

 

燈「__ん?」

レイ「あれ、湊さん?」

燈「あぁ、そうっぽいな。」

友希那「あ、来たわね、佐渡君。」

 

 家に帰ってくると、前で湊が待ち構えてた

 

 ココの様子を見に来たんだろう

 

燈「また、あのギャルに怒られるぞ(俺が)」

友希那「......大丈夫よ。(多分)」

レイ「こんにちは、湊さん。」

友希那「あら、和奏さん?何で彼と一緒にいるの?」

レイ「さっきそこで会って。そこで勉強を見ようと言う話になっていました。」

友希那「あら、じゃあ、今日はお邪魔だったかしら?」

レイ「いえいえ。」

 

 と言ってもどうするか

 

 勉強する予定だったけど、湊が来てるしな

 

 うーむ、どうするか......

 

燈「和奏、勉強って家でもいいか?」

レイ「まぁ、湊さんがいいなら。」

友希那「わ、私は構わないわ。」

燈(......あっ。)

 

 そう言えば湊って、

 

 猫の前じゃあれだからやばいんじゃないか?

 

 イメージとかそう言う奴の意味で

 

燈「(まぁ、いいや。)あがれよ、2人とも。」

レイ「お邪魔するよ。」

友希那「お邪魔するわ。」

 

 そうして、俺は2人を家に上げ

 

 俺も家の中に入った

__________________

 

ココ達「にゃ~!!」

燈「うわ、お、お前ら!」

 

 家に入ると、ココ達が顔面に突っ込んできた

 

 一気に突っ込んでくると、落としそうで危ないんだよな

 

 まぁ、可愛いからいいけど

 

燈「ほら、湊と来てるから構ってやれ。」

ココ「にゃ~!」

友希那「こ、ココちゃん......!///」

 

 湊は顔を赤くしてココを撫でまわしてる

 

 それを見て、和奏は少し驚いた顔をしてる

 

 あぁ、やっぱりか

 

レイ「驚いた。湊さんって猫好きだったんだ。」

燈「まぁ、前に来た時もあんなだったな。」

 

 俺はそう言って床に座り、

 

 部屋の端から座布団を引っ張り出し

 

 床においてそれを叩いた

 

燈「まぁ、座れよ。」

レイ「ありがとう。」

 

 和奏はそう言いながら座布団の上に座り

 

 一息ついた後、俺の方に目を向けて来た

 

レイ「それじゃあ、始めよっか。」

燈「おう。」

 

 俺は市ヶ谷に顔面に投げつけられた、

 

 数学(中学用)の問題集を出し

 

 それを机に広げた

 

レイ「どれが分からないの?」

燈「この、なんだ、バツが分からん。」

レイ「xだね。」

燈「えっくす?何で数学にアルファベットが出て来るんだ?」

レイ「それが数学だからだよ。」

燈「ふむ。」

 

 数学って数の勉強じゃねぇのか

 

 実は文字の勉強で騙し討ちってわけか

 

 ......頭いいな

 

レイ「やり方分かる?」

燈「分からん。」

レイ「その辺りの計算は同じ文字は仲間と思えばできるよ。」

燈「同じ文字は仲間?」

 

 つまり、xはx、yはyで計算するってわけか

 

 じゃあ、別の文字は?

 

 あれか、別の組とはつるまない的なやつか

 

燈(取り合えず、やってみるか。)

 

 俺は問題に取り掛かった

 

 流石の俺でも、足し算引き算は出来る

 

 出来なきゃ買い物できないしな

 

燈(......ん?)

 

 しばらく問題を解いてると、

 

 俺のペンが完全に止まった

 

 俺の知らない世界の住人が来た(?)

 

燈「和奏、これどうするんだ?」

レイ「うん?どれ?」

燈「なんか、足せも引けもしない奴がある。」

レイ「あ、移項かな。」

燈「いこう?」

レイ「こっちにあるやつをプラスマイナスを変えて移動できるんだよ。」

燈「なに?なんで変わるんだ?」

レイ「うーん。」

 

 和奏は少し考える素振りを見せ

 

 すぐに答えて来た

 

レイ「佐渡君も普通の世界に来て、佐渡君も苦労してるでしょ?」

燈「ふむ。」

レイ「つまり、一つの世界でプラスでももう一つの世界ではマイナスって事だよ。」

燈「おぉ、なるほど。」

友希那(それでわかるの?)

 

 つまり、俺はマイナスになってるって事か

 

 分かりやすいな(感心)

 

 実体験で言われると分かる気がする

 

燈「つまり、こいつを移動して、こう計算するのか。」

レイ「そうだよ。」

燈「分かって来たぞ。」

 

 それから、俺は問題を解き

 

 なんだかんだ、勉強して時間は過ぎていった

__________________

 

 しばらく時間が経ち、

 

 時間的にだいたい12時くらいになった

 

 もうそろそろ昼どきか

 

燈「__お前ら、飯はどうするんだ?」

レイ「あ、もうそんな時間か。」

友希那「どうしましょうか。」

レイ「佐渡君はいつもどうしてるの?」

燈「俺か?」

 

 俺は和奏にそう聞かれると立ち上がり

 

 台所に置いてあるパンと水を出し、

 

 机の上に置いた

 

燈「俺の飯は基本これだ。」

レイ、友希那「え?」

燈「?」

 

 和奏と湊が驚いた顔をしてる

 

 何かおかしなことがあったのか?

 

友希那「そ、それだけで足りるの?」

燈「あぁ。全然足りる。」

レイ「い、意外。もっと食べると思ってた。」

 

 俺ってそんなイメージだったのか

 

 と言っても、何年もこの食だったし

 

 一切気にしたことなかった

 

燈「それにしても、お前らの飯はどうするか。」

 

 なんかあったかねぇ

 

 俺はそんな事を考えながら、

 

 台所に置いてある箱の中を見た

 

燈「あっ、カップラーメンあった。」

レイ「なんでそれ食べないの!?」

燈「え?いや、贅沢かなって。」

友希那「じゃあ、何で買ったのよ......」

燈「大家が持ってきた。」

 

 俺はそう言いながら、

 

 鍋に水を入れて火をつけた

 

 そして、床に座った

 

燈「なんもなくて悪いな。」

友希那「い、いえ。それよりも、もっと食べたほうがいいわよ?」

レイ「まだまだ育ち盛りなんだし。栄養不足だよ?」

燈「ふむ。」

 

 俺は返事をしたが、別にこれでいいし

 

 直すこと、なんてあるのかね

 

ココ「にゃ~!」

燈、レイ、友希那「!?」

 

 湯が沸くのを待ってると、

 

 ココがドアの方に向けて鳴き声を上げた

 

 ナキ、レナ、ルルも一緒にドアの方を睨んでる

 

燈「どうした、お前ら?」

ナキ「にゃにゃ!!」

レナ「にゃー!」

ルル「にゃぁ!!!」

燈(何かを警戒してる?)

 

 俺はドアの方を見た

 

 何も気配は感じない

 

 でも、この反応は......

 

燈(何かいるのか?)

 

 俺はそんな事を考えながらドアまで歩き

 

 ドアを開けた

 

 だが、やはりそこには何もいなかった

 

友希那「佐渡君?」

燈「何もいない。どうしたんだ、ココ達は。」

 

 動物の勘ってやつは侮れない

 

 俺に感じずらい気配も感じることがある

 

 でも、全く感じないなんてことはない

 

 気のせいだろう

 

燈「なんか、テンションが上がってるんだろう。」

レイ「そう?」

燈「あぁ、それか腹減ってるか......って、やべぇ!?」

友希那「水が零れてるわよ!?」

燈「急がねぇと!」

 

 俺は鍋の元まで駆け寄り

 

 火を消そうとスイッチに手を伸ばし__

 

燈「__あっつい!!!」

レイ「だ、大丈夫!?」

友希那「火傷したんじゃないの!?」

 

 俺は鍋に思いっきり触り、

 

 なんか、手が火傷になっちまった

 

 俺のツイてないのは続いてるらしい

 

ココ「にゃ~......」

燈「やべ、皮膚剥げた。」

レイ「ちょ、救急箱!の前に水!」

友希那「ツッコみなさい!」

燈「痛い!爪刺さってるんだよ!」

 

 こうして、俺の休日はこんな感じに、

 

 慌ただしく過ぎると言う事になった

 

 マジで、俺は呪われてるんじゃないだろうか

 

 そう思うほど、大変な出来事だった

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。