2学期の2日目、俺は早くに学校に来てる
と言っても香澄たち以外話す奴はいな__
晃「あ!兄貴!おはようございま__」
燈「......(誰だ?まぁ、いいや。なんかムカつくしぶっ飛ばしとこ。)」
晃「ぐっふぅぅぅぅ!!」
話す奴はいない(軌道修正)
さっきの奴?あれは幻だ
その証拠にどっかに消えていった(飛んでいった)
香澄「__燈君!」
燈「あ、香澄。来てたのか。」
香澄「うん!燈君が早く来てると思って!」
燈「そうか。」
香澄「もうちょっと近く寄っていい?」
燈「いいぞ。」
香澄「わーい!」
香澄はそう言い腹俺に近寄って
肩がくっつくくらいの距離まで来た
ここまで近づいてくるとは思わなかったが
まぁ、別にいいや、減るもんでもないし
燈「暑くないのか?」
香澄「全然!」
燈「そうか。(......良い匂いする。)」
俺はそんな事を考えながら目を瞑った
女ってやつは皆良い匂いがする
香澄は柔らかい匂いがする
燈「......ん。」
香澄「燈君、眠たいの?」
燈「......早起きしたから。」
香澄「じゃあ、ちょっと寝ても良いよ?私の膝貸すよ?」
燈「そうか......じゃあ、ちょっと借りる。」
香澄「!///」
香澄の太ももに頭を乗せた
柔らかい匂いは何と言うか、落ち着く
この場所もすごい柔らかい
燈「おやすみ......」
香澄「うん♡」
俺がそう言って目を閉じて寝る直前
香澄のネットリした声が聞こえた
”香澄”
香澄「......」
燈「ん......っ」
燈君が、私の太ももで寝てる
白くてサラサラな髪に長いまつ毛
幼くて可愛い寝顔にくすぐったそうな声
香澄(あ~♡可愛い可愛い可愛い♡)
こんな無防備な姿を見せてくれるなんて
出会った頃の燈君なら絶対にありえない
こんなに心を許してくれるなんて......
本当に、嬉しくて、嬉しすぎて......興奮しちゃう♡
香澄(こんな姿見たら......///)
少し、私はモジモジとした
燈君のこんな姿見たら、下着が大変なことになっちゃう
学校、まだ始まってもないのに、どうしよう
有咲「__な、何してんだ?」
香澄「あ、有咲///」
これからどうしようか考えてると
教室のドアを開けて有咲が入ってきた
少し呆れたような顔をしてため息をついてる
有咲「お前ら、イチャつくなら家でやれよ......たくっ。」
香澄「あ、あはは~///燈君が眠たそうだったからつい~///」
有咲(香澄の奴、なんであんな内股なんだ?)
有咲が私の方をジッと見てる
それで今の自分の状況に気付いた
正直、すごく恥ずかしい
けど、もう有咲しか頼れない
香澄「あ、有咲?///」
有咲「なんだ?」
香澄「その、替えの下着とか持ってない......?///」
有咲「......あっ(察し)」
私がそう言うと、有咲は察してくれたみたいで
少しだけ視線をそらした
有咲「......お前、それ佐渡に気付かれるぞ?」
香澄「うん、知ってる///この前気付かれたし......///」
有咲「あ、あぁ、そうか。まぁ、今日は体育あるし、ちょっと近くのコンビニ行って買ってくるわ。」
香澄「あ、ありがとう......///」
有咲はそう言って教室を出て行って
私は燈君が起きるまで
色々なことに耐えながら燈君を膝枕してた
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”燈”
......なんだ、このにおい
夏休みに香澄から出てたにおいだ
でも、あの時よりも濃い気がする
まるで、すぐそこにあるみたいな......
燈「......ん?」
香澄「っ!?///」
燈「......」
うっすら目を開けると、白い布が目の前にあった
においが出てるのがここだ
それに、ちょっと水っぽい
香澄「あ、燈君!?///そんなところ見ちゃ......!///」
燈「ん......っ。」
俺は寝ぼけた目のまま体を起こした
結構がっつり寝たな
なんか頭がすっきりした
燈「おはよ、香澄。」
香澄「う、うん......///」
有咲「さ、佐渡、お前......」
燈「?」
市ヶ谷が何か言いたそうにしてる
俺はそんな市谷を見て首を傾げた
すると、市ヶ谷はため息をついた
有咲「あ、もういいわ。(そうだ、こいつ、いい意味でも悪い意味でも子供なんだった。)」
なんなんだ?
香澄は顔赤いし、市ヶ谷は呆れてる
一体、何があったんだ?
燈(また、発情した雌の匂いがする。)
有咲「おい、佐渡。今日の1時間目は体育だぞ。」
燈「そうか。」
有咲「出るんだろ?授業。」
燈「あぁ。」
香澄「燈君、体育するの!?」
香澄の奴、なんでこんな驚いてるんだ?
あ、俺が授業出てなかったからか
有咲「着替えて体育館な。今日はバスケだぞ。」
燈(......バスケ?)
それからは担任が色々喋って
俺は持たされた体操服に着替えた
バスケって、なんなんだ?
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体育館に来ると、デカい教師が立ってた
あれが体育教師という奴か
市ヶ谷は暑苦しいって嫌がってたが、俺も嫌いかもしれない
なんか面倒くさそう(偏見)
てか、こいつ......
体育教師「今日の体育はバスケだ!お前ら、全力でプレーするようにっ!!......ん?」
燈「?」
体育教師「お前は、初めて見る顔だな。名前は。」
燈「佐渡燈だ。ゴリラ。」
周りの男子「ぶふっ......!!」
こいつ、見た目ゴリラっぽいんだ
彩と行った動物園の奴と似てる
だから命名、ゴリラだ
体育教師「お前、舐めてるのか?」
燈「いや、別に。」
有咲「さ、佐渡!」
燈「なんだ?」
有咲「この人、先生だから、ちゃんと先生って呼べ!」
燈「ゴリラ先生って事か?」
有咲「そう言う事じゃねぇよ!!」
じゃあ、どういう事なんだ?
先生って呼べって言うから呼んだのに
何が間違ってるんだ?
体育教師「......まぁいい。時間の無駄だし始めるぞ。チームは適当に決めろ。」
燈「ほら、なんかいいみたいだぞ?」
有咲「もう、いいよ......」
燈「?」
市ヶ谷は肩を落として
なんか、疲れてるように見える
どうしたんだ?こいつ
香澄「燈君は仕方ないなぁ♡」
有咲「お前は佐渡を甘やかし過ぎなんだよ!馬鹿!」
香澄「だって~!」
クラスメイト(あれ、あの2人、親?)
晃「兄貴、チーム決めるっすよ!」
燈(誰だっけ、こいつ。)
俺は謎の男に呼ばれそっちに行き
バスケと言う奴のチームを決めた
ちなみにメンバーは俺、謎の男、モブ×3だ
燈「なぁ、市ヶ谷。」
有咲「なんだ?」
燈「バスケってなんだ?」
有咲「あ?知らねぇのか?」
燈「全く知らん。初めて聞いた。」
俺は始まる直前、市ヶ谷にそう尋ねた
スポーツなんてしたことなかったし
ルールとか全くわからない
有咲「あの辺の奴見て見ろよ。」
燈「あぁ。」
俺は市ヶ谷が指さした方を見た
そこには茶色いボールをバウンドさせて
そして、それを籠に入れてる
有咲「あれが基本的な動きだ。反則は両手でボールを持って3歩歩く、一回ボールを両手で持ってからもう一回ドリブルをしちゃいけない、後はぶつかったりとかだ。」
燈「ふむ、意外と簡単だな。」
市ヶ谷は多分、俺にも分かるように簡単に説明してる
流石、頭が良い奴だ
市ヶ谷、天才か?
有咲「あれにボールを入れたら点が入る。後は流れでどうにかしろ。」
燈「わかった。」
体育教師「__次!3班と4班!」
燈「俺だ。じゃあ、行ってくる。」
俺はそう言ってチームの方に行った
さて、初めてやるが
まぁ、市ヶ谷の説明通りなら大丈夫だろ
晃「兄貴!」
燈(誰だ。)
晃「ジャンプボールは任せてください!兄貴は思う存分、オフェンスを!」
燈「あぁ。」
体育教師「よしっ、始めるぞ!」
ゴリラがそう言うと他の奴らがばらけ始めた
さて、まだ色々分からない事はあるが
取り合えず、あの籠にボールを入れればいいんだろ?
晃「兄貴!」
燈「うるせぇ。変な呼び方するな。」
謎の男は俺の方にボールを飛ばして来た
俺はそれを片手で取り
他のメンバーが向かってる方を見た
多分、あっちが俺の狙う方だろ
燈「よく分からんし......適当に投げるか。」
俺はそう言ってボールを持ってる腕を引き
あの籠に狙いを定めた
いいのか?こんなに近くて
晃「兄貴!?そこは流石に遠すぎ__」
燈「ほいっ。」
俺はボールをぶん投げた
ボールは良い回転がかかって
良い感じに飛んで行ってる
相手メンバー「あんなに入るわけないだろ。お前ら、ボール取る用意だ!」
相手メンバー2「あれ、でも、結構伸びて__」
ガコン!
俺が投げたボールは綺麗に籠に入った
床に落ちたボールをほとんどの奴が凝視してる
何か変なことでもあったのか?
有咲、晃、他チーム「」
香澄「燈君かっこいい~!///」
有咲「いやいやいや、嘘だろ!?」
燈「ふむっ。」
バスケって意外と簡単だな
これで点が入るんだろ?
これなら何回やっても失敗しないぞ?
体育教師「お、お前!ドリブルをしろ!ぶつかっていけ!」
燈「あ?ドリブル?(ぶつかったら反則なんじゃねぇのか?)」
晃「兄貴!ドリブルはこう、ボールをバウンドさせる奴です!」
燈「あれか。」
確かに、あれじゃ面白くないもんな
隣のコートを見た感じ、ボールを跳ねさせながら走ってる
なるほど、あの動きをすればいいのか
相手メンバー「よ、よし!気を取り直して取り返すぞ!」
相手メンバー2「お、おう!こっちだ!」
燈「!」
相手メンバーの1人がボールを投げ
それをもう1人の奴が取った
そして、ボールを持ってる奴が俺の方に走ってくる
あのボールは取っていいのか?
確か、ぶつからなければいいだけだし
相手メンバー2「よーし、次は俺達の番だ!」
燈「......おそっ。」
相手メンバー2(何を呟いてるんだ?......まぁ、いいや。抜かせてくれたし、このまま__って、あれ?)
燈「お前が今してたそれがドリブルって奴か?」
相手メンバー2「はぁぁぁぁ!?」
俺は軽くボールをバウンドさせた
これで籠まで走ればいいのか
てか、近づいたらどうやって入れるんだ?
まぁ、ジャンプして直接入れるか
燈(真っ直ぐ走ろ。)
俺は真っ直ぐ籠の下まで走って、あっさり籠の下まで来た
なんか、誰も反応しなかったな
見えてないだろうし当たり前か
有咲「はやっ!?」
燈「よっと。」
晃「ま、まさかあれは......!」
俺は籠めがけてジャンプをし
自分の手で直接籠にボールを入れた
これってありなのか?
まぁ、なしって言われてないし大丈夫だろ
香澄「キャー!///燈くーん!///」
有咲「だ、ダンクシュートって......う、嘘だろ......?(何メートルジャンプしてんだよ!?)」
晃「は、初めてだって聞いてたんすけど......?」
燈「あぁ。だから1番やりやすいようにやった。」
モブ達「えぇ......(困惑)」
燈「?」
なんか、モブ達が困惑してるな
別に誰でも出来そうなもんだが
体育教師「さ、再開するぞ!頑張れ、4班!!」
相手チーム(か、勝てる気がしない......)
それから、俺はそのまま適当に籠にボールを入れ続け
数十分くらいして
試合は終わった
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試合が終わり、俺は香澄たちの方に行った
体育、中々楽しいな
今までこんな遊びしたことなかったし
ボールを持ったのも初めてだったし
燈「結構楽しかった。」
有咲「あぁ、そうだろうな。」
香澄「燈君、かっこよかったよ~!」
燈「そうか?別に普通だろ。」
有咲(普通じゃねぇよ!?)
香澄は俺に抱き着いてきた
良い匂いするな
そして、朝の匂いは消えてる
あれはなんなんだろう
有咲(最終スコア、120対0......ボコボコだな。)
体育教師「い、市ヶ谷?」
有咲「はい?」
体育教師「あ、あいつは何なんだ?」
有咲「うーん......化け物、ですかね。」
体育教師「そ、そうだよな......」
燈「?(市ヶ谷とゴリラ、何見てんだ?)」
香澄「燈君~♡」
燈「暑くないか?」
これが、俺の人生初めての体育だった
結構楽しく遊べたし
市ヶ谷曰く、もっといろいろな事をするらしい
これは、これから楽しみだ