白と七人の歌姫   作:火の車

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新手

 人には悩みと言うものがあるらしい

 

 その種類は色々あるらしいが

 

 大体、俺には理解できないものばっかりだ

 

ましろ「__と言う事があって......」

燈「なるほどな。」

 

 今、俺はましろから相談を受けてる

 

 どうやら、またストーカーがいるらしい

 

 なんでいつも付けられてるんだ?こいつ

 

 もしかして、呪われてるのか?

 

香澄「大変だね?」

蘭「前もストーカーいなかった?」

彩「ましろちゃん可愛いしね......」

友希那「大変ね。」

レイ「警察に行った方がいいんじゃないのかな?」

こころ「あたしの家の人に頼むかしら?」

燈「お前ら、人の部屋に自然にいるんだな。」

 

 俺は溜息を付きながらそう言った

 

 一ノ瀬の奴、勝手に入れやがって

 

 別に友達だからいいが

 

 変な奴まで入れないよな?あいつ

 

友希那「そんな事は良いのよ。今の問題は倉田さんのストーカーでしょう?」

ましろ「なんだかずっと見られてる気がして、よく眠れなくて......」

燈「なるほどなー。」

こころ「心当たりはないの?」

ましろ「それが、全く......」

 

 心当たりなし

 

 まぁ、心当たりあったら怖くないか

 

 そんなの、俺が殴ればすぐ終わるし

 

彩「うーん、怖いね。」

レイ「何かわかればいいんだけどね__」

庵「__兄さーん!良い写真集持ってきたよ__ぶふっ!!!」

燈「......」

 

 俺はドアが開いた瞬間、入ってきた奴を殴った

 

 このチャラ男、何故かここに住み着いてる

 

 そして、しつこく女の写真集なんかを持て来る

 

 簡単に言うと、うざい

 

庵「ひ、ひどい......折角、兄さんが好きそうな女の子の__って女の子いっぱいいる!?」

レイ「誰?」

蘭「ましろに告って玉砕した人。」

ましろ「興味がない人です。」

庵「早速辛辣だね!?」

 

 まぁ、この反応は当たり前だな

 

 こいつチャラいし

 

 俺も正直、面倒くさい

 

庵「まぁ、いいや!」

燈(いいのか。)

庵「なんで集まってるの?」

燈「ましろのストーカーがいる......って。」

庵「え?」

 

 ......あれ、こいつじゃね?

 

 こいつなら、ストーカーなんてわけないし

 

 なんならどこからでも、ましろを探知できる

 

 取り合えず、止めとこ

 

燈「......」

庵「痛い痛い痛い!な、なに!?」

燈「いや、ましろのストーカー、お前かなって。」

庵「ち、違うよ!ていうか、ずっと慎吾兄さんとかと一緒にいたよ!」

燈「あ、そっか。」

 

 俺はそう言いながらチャラ男を放した

 

 これはあれか、無実って奴か

 

 でも、こいつじゃなかったら誰なんだ?

 

燈「こいつだったらぶん殴って終わったんだが。」

庵「流石にストーカーなんてしないよ!俺は正々堂々、女の子を口説く!」

友希那「そして、失敗するのね。」

庵「そう!って、違うよ!?」

 

 ふーむ、ストーカーか

 

 普通の奴なら、俺がいれば見つけられる

 

 警察なんか使うより俺が行くのが速いか

 

庵「それにしても、ストーカーとは大変だねぇ。」

燈「お前、見つけられないのか?弱いけど超越者だろ。弱いけど。」

庵「うーん、そうだねぇ。俺の性質的に気配には敏感だから......そこにいるのとかならわかるけど。」

燈「!」

ましろ「っ!!」

 

 チャラ男の言葉の後、俺はましろを抱き寄せた

 

 俺が探知できなかっただと?

 

 と言う事は......

 

燈「......超越者、どこにいても分かるんじゃないのか?」

庵「普通はそうだね。けど、ある程度の練度があれば隠せるよ。」

燈「そう言う事は早く言え。」

庵「いてっ!」

 

 いると分かっても全く気配を感じない

 

 かくれんぼが別次元に上手いのか

 

 いや、無意識な察知が出来ないだけ

 

 少し集中すれば......

 

燈(......見つけた。)

庵(狼のサーチ、すごい圧力。)

燈「3人、すごい速さで離れてる。やっぱり化け物か。」

庵「そうだねぇ、かなり力を使い慣れてるし、相当な手練れだよ。」

 

 そんな奴らが、全員日本に?

 

 それは色々とおかしいんじゃないか?

 

 理由があまりに謎過ぎるぞ

 

庵「いやー、大体わかったよ。目的。」

燈「なに?」

庵「多分、子孫繁栄のためだろうね。」

ましろ「子孫、繁栄......?」

彩「な、なにそれ......?」

 

 しそんはんえい?

 

 なんだそれ?

 

 まーったくわからん

 

庵「うーん、もしかして、ましろちゃんが特別な母体なんじゃないのかな?」

燈「特別?」

庵「超越者が作る子供には2種類あるんだ。1つ目は普通の子供、2つ目は能力を引き継いだ子供だね。」

友希那「あれは引き継げるものなの?」

庵「出来るらしいね。」

 

 へぇ、これって引き継げるのか

 

 不思議なもんだなー

 

 まぁ、こんなの絶対にいらないと思うけどな

 

 人生苦労しそうだし

 

こころ「じゃあ、ましろのストーカーの目的は子供を作る事なの?」

庵「いやー、それはまだ分からないかな。」

蘭「なんで?」

庵「だって、燈や僕と同種の人間なら、ましろちゃんくらい一瞬で誘拐できるでしょ?」

ましろ「た、確かに。」

燈(ふむ......)

 

 だとしたら、他の目的がある?

 

 それか、出来ない理由があるのか?

 

庵「そこから考えられるのは、彼らが兄さんを怖がってるって事だね。」

燈「俺?」

庵「うん。」

燈「なんでだ?」

庵「いやぁ、だって、兄さんの強さは異常だし。あれは普通持てる能力じゃないよ......」

燈「へぇ。」

 

 俺ってそう言う奴だったのか

 

 まぁ、別にどうでもいいんだけど

 

 能力とかなくても生活できるし(?)

 

庵「まぁ、ましろちゃんを兄さんの番いだと思ってるなら、手を出されることは早々ないかもね。」

ましろ「つ、番い......!?///」

友希那「それは聞き捨てならないわ!」

蘭「そうだよ!」

庵「え?」

蘭「燈の子供はあたしが産む!」

友希那「佐渡君の女は私だけで充分よ!」

香澄「いえ、私です!」

彩「わ、私だもん!///」

こころ「いいえ!あたしが燈を一生養うの!」

レイ(あー、そうだった。こういう人たちだったね。)

燈「?」

 

 何言ってんだ?こいつら

 

 正直、全く理解してないんだが

 

 まぁ、別にいいだろ

 

庵「いつもこの調子なの?」

燈「あぁ、こんなもんじゃないか?何言ってるかは分からんが。」

庵「えぇ......(困惑)」

 

 それにしても、ストーカー......

 

 何を考えてるか全くわからんな

 

 いつ動くかもわからんし

 

燈「まぁ、人数は分かったし、正体も分かった。だったらやることはかなり絞られる。」

ましろ「?」

燈「簡単に言えば、俺がましろを守ればいいんだろ?」

ましろ「ふぇ......?///」

庵「そうだね。そうするのが1番安全じゃないかな?流石に兄さんに手を出す命知らずはいないよ。」

 

 こいつ、人を化け物みたいに言いやがって

 

 最近はめちゃくちゃ平和に生きてるんだぞ?

 

 授業もちゃんと出るようになったし

 

 勉強も......中3序盤くらいには追い付いたし

 

燈「よしっ、じゃあ、こころ。」

こころ「なにかしら?」

燈「力を貸してくれ。これを出来るのはお前しかいない。」

こころ「!?///」

 

 俺はこころの肩に手を置いた

 

 もし、ましろを守るならある程度一緒にいる必要がある

 

 だが、俺達は学校が別で

 

 月ノ森まで本気で走っても2分かかる

 

 そこで、俺は考えた

 

 どうすれば、1番早いか

 

こころ「ど、どうしたのかしら?///」

燈「俺を月ノ森に潜入させてくれ。」

香澄、友希那、蘭、彩「......え?」

ましろ「っ!!///」

レイ「......なるほどね。」

 

 そこで出た答えが、月ノ森に行くこと

 

 そうすれば、何が来ても大丈夫だ

 

燈「頼む、こころ。」

こころ「......わ、分かったわ♡」

庵(つ、強い。完全に手懐けてる。)

こころ「燈があたしに、あたしに......♡」

彩「ぐぬぬ......!」

ましろ(燈さんが、私を守るために......好き、好き好き好き、だーい好き♡)

蘭「ずるい......」

香澄「燈君、学校来ないの.....?」

燈「すぐ終わる。(多分)」

 

 さて、これでましろを守る準備が出来た

 

 まぁ、すぐに終わるだろう

 

 それにしても

 

 ......最後まで話の内容が分からなかった

 

 つがいとか子供とか、何の話してたんだ?

 

 

 

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