白と七人の歌姫   作:火の車

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2年B組

 彩と咲の教室を出てから

 

 俺は2年B組に来た

 

 確か、ここにはこころがいるはずだ

 

燈「__おーい、こころはいるかー。」

こころ「燈!ここにいるわよ!」

燈「おっ、ちゃんとあってた。」

 

 俺、記憶力よくなったか?

 

 馬鹿みたいに言われてたら覚えたぞ

 

 ふっ、成長したぜ(バカ)

 

こころ「どうしたの?」

燈「クラスでやる事が無くなって、色んな所見に行けと市ヶ谷に言われた。」

こころ「そう!なら、あたしの事も見て行って欲しいわ!」

燈「あぁ、そうする。」

 

 なんか、こころの距離近いな

 

 まぁ、別にいいか

 

 歩く分には別に問題ないし

 

燈「で、お前らは何をするんだ?」

こころ「あたし達はおばけ屋敷よ!」

燈「おばけ屋敷?なんだ、おばけでも呼ぶのか?」

こころ「残念ながら違うのよ......あたし達が驚かせるわ。」

燈「ほう。」

 

 それは、怖いか?

 

 こころが出て来ても怖くないだろ

 

 可愛い奴って怖くないし

 

沙綾「こころー?なにしてるのー?」

りみ「いきなり走って行ったけど......って、あっ。」

こころ「あら、ごめんなさい!でも、仕方ないの、燈が来たもの!」

沙綾、りみ「燈......?」

燈「?」

 

 いきなり来た女2人がこっちを見た

 

 なんだ、こいつら?

 

 俺のこと知ってるのか?

 

沙綾「ね、ねぇ?燈って、佐渡燈のこと......?」

こころ「えぇ、そうよ?」

沙綾「そ、それって......」

りみ「伝説の不良......」

燈「またそれか。」

 

 白い悪魔って、相変わらずダセェ......

 

 もうちょっとマシなのなかったのか?

 

 てか、マジで誰が考えたんだよ

 

沙綾「白い......熊さん?」

りみ「沙綾ちゃん!?」

沙綾「あれ、違ったっけ?」

りみ「白い悪魔だよ......?」

燈「......ほう。」

 

 白い熊......か

 

 いいんじゃないか、これ

 

 白い悪魔より100倍マシだぞ

 

燈「気に入った。」

りみ「えぇ!?」

こころ「燈、動物が好きなの!だから、かなり喜んでるわ!」

りみ「!?」

 

 こっちで呼んでくれた方がいい

 

 白い熊か......

 

 ん?それってシロクマじゃね?

 

沙綾「あはは、伝説の不良が動物好きかー。」

りみ「い、イメージと違うね。」

燈「そうか。なんか悪いな(?)」

 

 いや、俺が悪いのか?

 

 別に自分で言ったわけじゃないんだが

 

 おかしいな

 

沙綾「それで、2人ってどういう関係なの?」

燈「どういう関係?」

沙綾「すごい仲良さそうだけど。」

燈「俺とこころは友達だ。な?」

こころ「......えぇ、今は。」

沙綾、りみ「!(え、笑顔が消えた!?)」

 

 こころの気配がおかしくなったな

 

 まぁ、いつもの事か(慣れ)

 

 気にしなくてもいいだろ

 

燈「さて、お前らは準備中だし、そろそろ行くか。」

こころ「ま、待って!もう少し一緒にいましょう!」

燈「いいのか?忙しそうだが。」

 

 周りを見ると、なんか忙しそうにしてる

 

 段ボール切ってる奴とか、衣装作ってる奴とか

 

 全員、忙しそうにしてる

 

こころ「大丈夫よ!」

燈「そうなのか?」

沙綾「そ、そう......なのかな~?」

りみ「結構、ギリギリかも......」

燈「ギリギリなんじゃねぇか。」

 

 俺はこころの方を見た

 

 ヤバいな、普通に迷惑じゃねぇか

 

 たくっ......

 

燈「仕方ない、準備を手伝ってやろう。迷惑をかけた詫びだ。」

沙綾「え、いいの?」

燈「いいぞ。荷物運びしか出来ないがな。」

 

 細かい作業は出来ん

 

 カッター使ったら指を切り刻んじまったし

 

 飾りを作ろうとしたら、汚物が出来た

 

りみ「じゃあ、物置にある金属が入った箱を持って来てほしいな。」

燈「金属?何に使うんだ?」

りみ「大きい物音を出して、怖がらせようと思って。」

燈「おぉ......」

 

 なるほど、こいつ天才か

 

 ましろとかなら泣いてビビりそうだな

 

 面白そうだから連れてこようか(鬼畜)

 

燈「いいだろう。すぐに持って来る。」

こころ、沙綾、りみ「!」

 

 俺はそう言って急いで教室を出て

 

 そして、近くにある物置に走った

 

 別にそんなに遠くないから、すぐに来れた

 

燈(どれだ?まぁ、どれでもいいか)

 

 取り合えず、箱の中身を確認して

 

 金属が入ってる箱を全部持って

 

 さっさとこころ達がいる教室に戻った

 

燈「__ほら、持ってきたぞ。」

沙綾「はやっ!?」

りみ「それに、片手で全部持ってる......私、重すぎて1つでも持てないのに......」

燈「?」

 

 教室に戻って来ると2人が目をまん丸にしてた

 

 そんなに驚く事か?

 

 普通に走って、普通に持ってるだけだが

 

沙綾「白いクマさんと言うより、ゴリラ......」

りみ「沙綾ちゃん!?」

燈「ゴリラも良いよな。気の良い奴が多い。」

 

 彩と行った動物園にいた奴は面白かった

 

 『彼女連れかい、お兄さん。』とか言ってて

 

 中々、冗談の上手い奴だった

 

燈「これ、この辺に置いとくぞ。」

 

 そう言って、荷物を床に置いた

 

 中々な重さだったな

 

 こりゃ、女が運ぶのはキツイな

 

りみ「これが伝説にもなった不良の力......」

沙綾「いや、別に不良って感じしないけどなー。」

 

 不良っぽくないか

 

 こんな事言われたの初めてだな

 

 今までそこそこ(?)有名な不良で通ってたし

 

沙綾「なんか、弟見てるみたい。」

こころ「沙綾!それはダメよ!」

沙綾「えぇ!?」

こころ「美咲が言ってたわ!『女の子が他人の男を弟って言うのは彼氏に欲しいって意味らしいよー。』って!」

沙綾「絶対に違うでしょ。」

燈「?」

 

 何の話してるんだ?

 

 なんか盛り上がってるが

 

 まぁ、俺には分からんな

 

燈「さて、そろそろ次のとこ行くか。」

こころ「えぇ!?もう行ってしまうの!?」

燈「まぁ、色んなところ見て来いって市ヶ谷に言われたし。」

こころ「そ、そう......」

燈「?」

 

 こころ、いつもより元気ないな

 

 ふーむ......

 

 あ、そう言えば、オリビアが言ってたのがあった

 

 確かー......

 

燈「ほら、こころ。」

こころ「!?///」

燈(サラサラだ。)

 

 俺は下を向いてるこころの頭を撫でた

 

 撫で心地いいな

 

 ナキ達みたいだ

 

こころ「あ、燈......?///」

燈「文化祭の日、ここ来るわ。」

こころ「!///そ、そう!待ってるわ!///」

燈「あぁ、ましろも連れてくるからな。」

こころ「え__」

 

 おばけ屋敷に連れて来て

 

 こころとも仲良くなればいいと思う

 

 ましろ、まだまだ人見知りするし

 

 名案じゃないのか?これ(見当違い)

 

燈「まぁ、良い感じに面白い事して、怖がらせてやってくれ!ははは!」

こころ「え、えぇ、任せておいて!」

燈「じゃあな~。羽丘行ってくるわ~。」

 

 俺はそう言って教室を出た

 

 さて、次は羽丘かー

 

 友希那と蘭、何してっかなー

 

こころ「なんで、最後の最後にましろを......!」

沙綾「あ、あはは。」

りみ(佐渡君って、鈍感なんだなぁ......)

 

 

 

 

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