花咲川を一通り見て回ってから
俺は走って羽丘に来た
当り前だが、こっちも文化祭の準備をしてる
中々、面白そうだ
燈(おぉー、賑わってるな。)
取り合えず建物に入って
今は蘭の気配の方に歩いてる
さて、あいつは何をしてるんだ?
燈「おーい、蘭ー。」
蘭「__燈!?どうしたの!?」
燈(おっ、来た。)
気配の近くまで来て名前を呼んだら
勢いよく教室のドアが開いて、蘭が出て来た
蘭「なんでここに?いや、嬉しいんだけど!」
燈「仕事無くなって、色々見て来いって言われて、来た。」
蘭「そ、そうなんだ!じゃあ、あたしが案内__」
巴「おーい!蘭!何してんだー!」
蘭「!」
燈「?」
蘭が出てきたとこから赤髪の女が出て来た
蘭の友達か?
巴「って、そっちの男子は?」
蘭「燈だよ。」
燈「佐渡燈だ。花咲川から来た。」
巴「佐渡、燈?」
赤髪は俺の方をジッと見てる
ふむ、こいつもヤンチャそうだな
ヤンキーっぽい
巴「ま、まさか、白い悪魔のか!?」
燈「違う、シロクマだ。」
巴「いや、違うだろ!?佐渡燈ってこの辺じゃ有名だし、間違えねぇっての!」
燈「有名なのか。」
まぁ、有名っちゃ有名か
和奏と一緒にネットで見たけど
なんか、色んな伝説みたいなのが出来てた
俺より俺の事詳しい奴多いんだな
巴「それで、ここには何の用で来たんだ?」
燈「仕事ないから、遊びに来た。」
巴「そ、そうか。」
にしても、蘭の周りはこんなのばっかか?
蘭もメッシュ入れてるし
所謂、ヤンキー集団的なやつか?
蘭「まぁ、燈は思ってるほど危ない子じゃないから。むしろ、優しいいい子だよ。」
巴「蘭がそう思ってても、周りは白い悪魔なんて恐怖の対象でしかないって......」
燈「なんだそれ。こういうの、なんて言うんだ?し、しん......?」
蘭「心外だね。」
燈「そう!それだ!」
心外だ!心外!
喧嘩してるだけで、カツアゲとかはしないし
誰彼構わず絡んでるわけでもない
我ながら健全な不良だ
燈「まぁ、いいか。」
巴(いいのかよっ!)
燈「お前らがどんな事してるのか見せてくれよ。」
巴「あぁ、それくらいなら__」
蘭「いいよ!入って!」
巴(速い速い。)
燈「なら、見せてもらうぞ。」
蘭「うん♡」
蘭は大きく頷いてから、俺の腕に抱き着いてきた
なんか、変な気配になってるが
まぁ、いつものだろ(慣れ)
巴(あんな蘭、初めて見たな......)
__________________
燈「おぉー。」
教室に入ると、まず良い匂いがした
すごい腹が減る匂いだ
蘭「あたし達はからあげの屋台するんだよ。それで、今は試作中。」
燈「美味そう。」
蘭「食べる?いっぱいあるよ?」
燈「食う。」
蘭「うん、分かった!持って来るね!」
巴(なんか、可愛く見えて来たな。)
蘭はからあげの皿の方に行って
俺は赤髪に席に座らされた
モカ「だれ~?」
巴「あ、モカ。」
ひまり「あー!白い悪魔だ!」
つぐみ「白い、悪魔?」
燈「ん?誰だ?」
席に座ると、フワフワした奴と胸デカい奴とコーヒーの匂いがする奴が近づいて来た
なんだこいつら?
赤髪の友達っぽいが
モカ「あたしの名前を聞きたいなら、まず自分から名乗りたまえ~。」
燈「それはそうだな。俺は佐渡燈だ。」
モカ「モカちゃんはモカちゃんだよ~。」
つぐみ「えっと、羽沢つぐみです?」
ひまり「上原ひまりです......って、なんで普通に自己紹介してるの!?」
うるさいな、こいつ
こころとは違ったうるささだ
別にいいけど
ひまり「この人、白い悪魔だよね!?見たことあるもん!」
燈「違う。俺はシロクマだ。」
ひまり「えぇ!?そうなの!?」
巴「違うよ。」
モカ「面白いね~。」
で、なんでこいつらはこっちに来たんだ?
そんな事を考えてると、蘭がからあげを持って戻って来た
蘭「燈!持ってきたよ!」
燈「おぉ、からあげ。」
ひまり(き、キラキラしてる。)
蘭「ほら、食べさせてあげるね。口開けて!」
ひまり、つぐみ、巴「!?」
モカ「......?(???)」
蘭はそう言って爪楊枝を唐揚げに刺し
それを俺の方に差し出して来た
別に1人でも食べられるんだが、まぁ、いいや(適当)
蘭「あーん♡」
燈「あー。」
蘭に差し出された唐揚げを食った
少し熱いが、まぁ、問題ない
蘭「どう?燈♡」
燈「美味い。今まで食った唐揚げで2番目に。」
蘭「......1番は?」
燈「和奏が作ったやつ。」
蘭「それは仕方ないか。(燈のとって初めて食べたお母さん以外の手料理だし。)」
和奏のから揚げ、美味い
偶に作ってくれって頼むが
なんか、すごい美味い
つぐみ「ね、ねぇ、蘭ちゃんと佐渡君?はどんな関係なの?」
燈「ん?ふぉふぉだひだは?(訳:ん?友達だが?)」
蘭「あたしは燈の女だよ。」
ひまり「いや、言い方!?」
燈「?」
胸デカい奴、ずっと騒いでるな
元気な奴だ
モカ「あ~......(最近、蘭の様子がおかしいと思ったら。原因はこの子か~。)」
燈「おい、フワフワ女。俺に何か言いたいことあるのか?」
モカ「ん~?(フワフワ女?)」
俺が呼ぶと、フワフワ女がこっちを見た
なんかこいつ、チラチラこっち見てるんだよな
なんか用なのか?
モカ「いや~、蘭はいい子だから仲良くしてあげてね~って思って~。」
燈「ん?蘭が良い奴なのは知ってるぞ?」
モカ「あはは~、中々わかってるの~。これなら安心だよ~。」
燈「?」
よく分からん奴だ
けど、なんか、変な感じがするな、こいつ
敵意とかそういうのはないが
何処か掴めない感じがする
蘭「燈、まだまだいっぱいあるよ♡」
燈「昼飯にはちょうどいいな。」
蘭「たくさんたべてね♡」
つぐみ(あれ、蘭ちゃんってこんな子だったっけ?)
どんどん唐揚げ突っ込まれるな
まぁ、美味いからいいけど
巴「なぁ、蘭。そろそろ準備を進めたいんだけど__」
蘭「......燈との時間を邪魔しないで。」
ひまり、つぐみ、巴「ひぇ......(怖い)」
燈「唐揚げ食ったらどっか行くぞ?まだ行くとこあるし。」
蘭「え......」
次は湊の所か
湊は何してんだろ
あいつ猫好きだし、猫系か?(名推理)
燈「あ、そうだ。文化祭の日、ここも来るわ。」
蘭「!///」
燈「蘭のいる時間に来たいし、あとでメッセージ送っといてくれ。」
蘭「うん!///分かった!///死ぬまで待ってるね!///」
つぐみ(蘭ちゃん......)
巴(変わったな、蘭......)
ひまり(これは、なんていうのか......)
モカ(恋だね~。)
それから、俺は大量のから揚げを腹に入れ
少しだけ蘭の友達と喋って
次の、湊のいる教室を探すために蘭の教室を出て行った