燈「ふぁ~ぁ......」
和奏に撫でられてからの記憶がねぇ
マジで寝てたみたいだ
あいつ、俺の扱いに慣れすぎだろ
レイ「次はどこに行く?」
燈「んー。あ、そう言や、湊のクラスにギャルいっから、顔出すか。」
ましろ「!?」
あいつのとこも飯食えるとこだったな
俺はまだまだ食えるけど、こいつらは無理だろ
顔出しくらいにしとくか
燈「っと、あいつの教室どこだっけなー。」
ましろ「あ、あの、燈さん......?」
燈「なんだ?」
ましろ「ギャルって、女の人、ですよね......?」
燈「あぁ、そうだぞ?」
なんか、ましろの気配が歪んでるな
まっ、いつものか(慣れ)
相変わらず、なんでこうなるかはわからんが
ましろ「......その人とは、どういう関係で?」
レイ(またかぁ......)
燈「何回か会ったくらいだぞ?なんか、和奏に似てるなぁって思うくらいで。」
レイ「私?」
ましろ「?」
あいつのなんか母親っぽい気がする
そう言う気配を持ってるんだよな
燈「まっ、会えばわかる。行くぞ__」
庵「ねぇねぇ、そこのお姉さんー!僕、ここに来るの初めてなんだけど、出来ることなら案内してほしいなー!」
リサ「えっと、どこに行けばいい?」
庵「出来ればー、一緒に来てこの学校について教えてほし__」
あいつ、何してんだ?
散々ナンパすんなって言ったのに
もしかしなくても学習してねぇな?あいつ
燈「おい。」
庵「ん?おぉ!これは超ハイレベルなびじ......ん!?」
俺の姿を見た瞬間
バカは一瞬、すごい笑顔になったが
少しすると、段々と青ざめて行った
庵(あ、あれー?この握力はー......まさか?)
燈「俺はナンパしないなら来てもいいって言ったよな?」
庵「え、あ、そのー......」
燈「言い訳は3秒だけ聞いてやる。」
庵「あのですね?最初はするつもりなかったんだよ?でも、あまりにも美人な子が多いから我慢できなくなって......そう、これは本能!だから、その......ゆるしてにゃん☆」
燈「駄目だ。」
俺はそう言いながらバカを殴り飛ばした
天井に頭ぶつけたが
まぁ、大丈夫だろ、回復するし(適当)
庵「ぶへっ!!!」
燈「たくっ。おい、一ノ瀬達とあの3人は。」
庵「この学校に......います......」
燈「そうか。」
リサ「えっと、その子誰......?」
燈「お、ギャルか。」
バカが声かけてたのはギャルだったのか
前はましろに声かけたってのに
こいつ、マジで見境ねぇな
もう一回くらい殴ってやろうか
燈「迷惑かけて悪いな。こいつは家に住んでるバカだ。」
リサ「あー身内なんだ。」
燈「あぁ。認めたくないがな。」
庵「酷い!」
てか、ギャルはこんなとこで何してんだ
店に入る手間が省けるってもんだが
こいつ、料理うめぇのに
庵「兄さんはなんで気配の消し方学んでるの!?一瞬、本気でわからなかったんだけど!?」
燈(うるせぇ。)
隣のピーピー騒いでるやつは放っとくか
構ってたらキリがねぇ
燈「お前はここで何してんだ?」
リサ「客引きだよー。やっぱり、こういう仕事もしないとだからねー。」
燈「キャクヒキ......まぁ、何だかわからんが。」
リサ(わからないんだ......)
色々とあるんだろう
可愛い女がいれば、客が来るんだろう
こいつレベルは早々いないだろうが
燈「大変そうだな。このバカみたいなやつが湧いたら特に。」
庵「いたたたた!兄さん、頭掴まないでよ!」
リサ(片手で人間持ち上げてる......)
さて、こいつはとりあえず放り投げるか?
家までは飛ばせんだろうが、学校の外まではいけるだろ
こいつもまぁ、死にはしないだろ
慎吾「__あっ!燈ー!」
燈「ん?あぁ、一ノ瀬。」
庵「ぐへぇ」
俺はバカから手を放した
向こうには一ノ瀬とオリビアとアイラがいる
あの3人はいないみたいだ
飯でも食ってんだろ、多分
燈「お前ら、こっちにいたんだな。」
慎吾「うん。今から花咲川の方に行こうと思ってたけど、遅かったようだね。」
燈「時間、言ってなかったか?」
慎吾「聞いてないよ......」
燈「じゃあ忘れてた。」
まぁ、別にいいか
俺の衣装がどんなかは分かっただろ
アイラ「おはよう、燈。」
燈「おぉ。お前も来てたんだな。」
アイラ「えぇ。こういう場に出てきたのは初めてですが、楽しいですね。」
燈「見えねぇよ。」
こいつ、表情変わんねぇな
楽しいかどうか分かりずれぇ
アイラ「今日の燈は可愛らしいですね。」
燈「結構いけてるだろ?」
アイラ「はい。可愛いです。」
オリビア「本当に可愛らしいですよ、燈さん。」
別に可愛いって言われても嬉しかないが
まぁ、悪い気はしないな
褒められるのにはなれねぇが
慎吾「和奏ちゃんと倉田ちゃんも、燈と一緒にいてくれてありがとう。」
レイ「いえ、お礼を言われることではないです。私たちも楽しいので。」
ましろ「むしろ、くっついてたいくらいです。」
慎吾「あ、うん。(うわぁ、何だか久しぶりだなぁ、この感じ。)」
オリビア「それで、お三方はこれからどうされますか?」
オリビアにそう聞かれて、少し考えた
こっからどーっすか
色々と行けるとこはあるが、何があるかわかんねぇしな
レイ「私としては佐渡君に色んなものを見せてあげられたらと思ってたんですが、折角ですし皆で回るというのはどうでしょうか?佐渡君も、家族と回れれば喜ぶと思いますし。」
慎吾「ははは、そうかな?」
レイ「はい。」
なんだ、あいつら?
さっきから人のことジロジロ見やがって
なんかついてんのか?
レイ「佐渡君。これから、一ノ瀬さん達と回ろうと思ってるんだけど、どう?」
燈「あぁ?別にいいが、俺は案内とかできねぇぞ?」
レイ「いいよ。私が地図持ってるから。」
燈「おっ、そうか。なら、いいんじゃね?」
なんだ、こいつらと回んのか
別に3人で回ってるのも楽しかったが
まっ、悪くないな
燈「じゃあ、どこ行く?ケーキでも食いに行くか?」
慎吾(尻尾が見える。)
オリビア(あらあら。)
アイラ(可愛いですね。)
リサ(その見た目でそれは可愛い。)
ましろ「はうっ......!」
庵「!?」
なにやってんだ?こいつら
なんかあほ面してやがるな
てか、ましろはマジでなにしてんだ?
なんかポーズ決めてるが
レイ「ほんと、ツンデレだね。」
燈「あぁ?なんだそれ?」
レイ「なんでもないよ。ほら。」
燈「?」
和奏はそう言ってこっちに手を差し出してきた
なんだ?いきなり
レイ「行こう。皆で。」
燈「わーってるよ。ガキ扱いすんな。」
レイ「迷子になるでしょ。ほら。」
燈「おい!......たくっ。」
俺は和奏に手をひったくられて
そのまま、他の奴らがいる方に引っ張られた
こいつ、俺の事なんだと思ってんだ?
燈(......だが。)
別に、悪いとは思ってない
こういう風にしてると
心の奥深くにある、母さんを思い出すし