朝、俺は昨日と同じようにココに起こされた
そして、昨日通りの流れで飯を出したり、
制服に着替えたりしてから家を出た
燈「__今日も良い天気だな、ココ。」
ココ「にゃー!」
もう4月も終わると言うだけあって、
太陽も元気になってる
ココは凄くご機嫌だ
燈「今日の屋上は日向で気持ちよさそうだなー。」
ココ「にゃー。」
燈「昼寝とかするのもよさそうだなー......(ん?)」
?「__」
道を歩いてると、
後ろにこっちを見てる気配を感じた
感覚的に女であることは間違いない
昨日の今日でストーカーか?
燈(ちょっと走ってみよ。)
?「__!」
俺はココを落ちないように抱え
ストーカーの後ろを取るように走った
さてと、ストーカーはどんな顔してるかね
?(に、逃げられちゃった......)
燈(ん?あれは?)
どっかで見たことあるような?
あの白い髪に制服、確か......
?「ど、どうしよう......」
燈「何か用か?白頭。」
?「え!?」
俺が後ろから忍びより話しかけると
白頭はおばけでも見たように驚いた
燈「さっきからコソコソと何してたんだ?」
?「えっと、あの、その......」
燈「?」
こいつ、マジでどこで見たっけ
昨日の帰りにこんな奴いたような......
燈(うーん......)
?(す、すごく睨まれてる......)
燈「あ!」
?「!」
燈「そうだそうだ!昨日、おっさんに付けられてた女だ!」
やっと思い出した
そう言えばこんな感じな奴だった
?「そ、そうです!それで、今日はお礼を言いたくて。」
燈「あ、そうなのか。」
?「なのでその、これを受け取ってください。」
そう言って白頭は何かの袋を渡して来た
中には小さな服が入ってる
?「猫用の服です。お好きそうだったので......」
燈「おぉ、ありがとう。助かる。ココ?」
ココ「にゃ~!」
?「わっ!」
俺は抱えてたココを肩に乗せ
白頭が持ってきた服を出し、
ココにそれを着せた
燈「おぉ、ピッタリだ。」
?「か、可愛い......!」
燈「こいつはココだ。すごい可愛いだろ。」
?「はい!」
ココ「にゃ!」
ココは新しい服を着て嬉しそうにしてる
それにしても、これ良く出来てるなー
燈「なぁ、白頭?」
?「はい?(って、白頭はお互い様じゃ......)」
燈「お前今、俺も白頭だろって思ったな?」
?「い、いえ!」
燈「嘘つかなくていいって。顔に書いてるから。」
?「!?」
燈「まぁ、そんな事はどうでもいい。それよりも、お前、学校大丈夫か?」
?「え?」
俺はそう言った後白頭に携帯画面を見せた
すると、白頭の顔がみるみる青くなっていった
?「」
燈「あっ(察し。)」
?「い、急がないと!あ、あの、お名前を伺ってもいいですか?」
燈「(うかがう?)佐渡燈だけど、お前は?」
ましろ「倉田ましろです。えっと、それではまた!」
燈「おーう。頑張れよー。」
急いで走って行く倉田を軽く手を振りながら見送った
そして、俺も学校に向けて歩きだした
__________________
学校に来て、ココと屋上で遊び
なんだかんだあって放課後になった
相変わらず、クラスの奴らはうるさいし
水色にココの事で怒られるし
散々だったと言う事は言っておこう
燈「__はぁぁぁぁ、水色うるせぇ。」
ココ「にゃ~......」
燈「ほんと、あんな怒ることないのにな~。」
俺はそんな事をぼやきながら道を歩いた
学校って言う環境は俺に全く合ってない
今の状態じゃココとの遊び場になってる
ココ「にゃ?」
燈「ん?どうした、ココ?」
ココ「にゃ!」
燈「ちょ、おい!」
突然、ココは俺の肩から飛び降り
あるものの前に座った
燈「これは、財布か?」
ココ「にゃ?」
燈「誰のだろうな?」
なんか大人が持ってそうな財布だ
俺はとりあえず、その財布を手に取った
燈「まぁ、交番に届けるか。」
ココ「にゃ。」
言っておくが、俺は拾った財布を持っていったりしない
俺は喧嘩とサボりとかしかしないクリーンな不良なんだよ(?)
燈(昨日のおっさんを突き出すので学習したんだよ、俺は。)
俺は鞄から黒髪のかつらを出し
そして、それを被った
燈(ふっ、完璧な変装だ。これなら交番に言っても俺とバレない!)
ココ「にゃ~!」
?「__あの。」
燈「ん?」
俺が交番に向かおうとすると、
後ろから背が高い黒髪の女が話しかけて来た
その後ろには金髪のヤンキーみたいな女もいる
?「それ、私のなんですけど。」
黒髪の女は俺の手に持ってる財布を指さした
なんだ、持ち主がいるならよかった
燈「なんだ、そうなのか。じゃあ、返しとく。」
?「ありがとう。」
??「よかったな、レイ。」
レイ「うん、助かったよ。」
燈「あー、かつら付けた意味なかった。」
俺はそう言いながら、
つけてたかつらを外した
??「なっ!?」
レイ「ますき?どうしたの?」
ますき「こ、こいつ!」
燈「?」
ますき「お前、佐渡燈じゃねぇか!?」
燈「え?あ、そうだけど。」
何だこの金髪
俺のこと知ってるのか?
まぁ、見た目もヤンキーぽいし
レイ「だ、誰?」
ますき「知らねぇのか?一晩で暴走族を一つ丸ごと病院送りにした伝説の不良だよ。白い悪魔って異名もある。」
レイ「え?」
燈(そう言えば、そんな事もあったなぁ。)
懐かしいなぁ
あの時は確か、
猫を投げ飛ばしてたからボコったんだっけ
ますき「まさか、こんなとこにいやがったなんて。」
レイ「そんな悪い人には見えないけど?」
ますき「人は見かけによらねぇ。こいつはやばいぞ。」
燈(うーん、なんか怖がられてるな。)
別に俺だって無意味に暴力振るうわけじゃないんだが
なんか、イメージが勝手に独り歩きしてる気がする
やめてほしいなー
燈(まぁ、いいや。かーえろ。)
ますき「か、帰ってたぞ......?」
レイ「そんなに警戒する必要ないんだよ。だって、あんなにかわいい猫乗せてるし。」
ますき「なに?」
それから俺は家に帰った
今日思ったのは、
俺のイメージ、どうにかなんないかな
こう、もう少しまともなイメージ欲しい
俺はそう思いながらココとじゃれあっていた