毎回仕事に行くと同業者の狼娘が着いて来る件   作:trois

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…イチャコラ成分不足…

誰か…テキサスとのイチャコラ画像を教えてください…


危機契約ムズすぎひん…?チェンさんも来てくれないので、今回は撤退する予定です。


世界が変わる直前に

目覚まし時計の音を聞いて、ゆっくりと心地よい微睡みから目覚めていく。

 

()()()が目に飛び込んでくる。どうやら朝のようだ。

 

伸びをしてベットから立ち上がり、ラフなシャツとジーパンを来てからキッチンに向かう。

 

壁に掛かっている時計を見れば、6時10分。彼女が起きてくるまではまだ時間がある。

 

朝食は何にするか少し悩み、ベーコンエッグで良いかと思いつつフライパンを火にかけて卵を二つ落としていく。

 

6時半になる頃にはあらかた朝食が出来上がったタイミングでガチャりと扉が開いた音がした。どうやら同居人が起きたようだ。

 

「おはよう…ケテル…」

響く眠たげな声。まだ眠いようだ。

「あぁおはようテキサ…毎回言うけどしっかり服を着てから起きてきてくれ!」

一目テキサスを見た瞬間、バッと後ろをむく。今までの経験から学んだ、無駄のない無駄な動きである。

 

彼女…テキサスは自分に無頓着なのだ…だから異性が居ても気にしない。

同居生活を始めたばっかりの頃にパンツだけ履いて来た時なんかは…ふっくらとした胸の膨らみがしっかり見えていたり…そんな事があってからずっと言ってきたおかげで半裸ではなく一応服を着て起きてくるようになった。

 

だが出来ればしっかり服を来てきて欲しい…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「朝食、スクランブルエッグとベーコンエッグ…どっちが良かった?」

 

「スクランブルエッグが良いな。」

 

「あー…残念、今日はベーコンエッグだよ。」

 

二人で一緒の朝食を食べる。以外な事にテキサスは朝食をしっかり食べるタイプのようだった。

 

食べ終わると、キッチンに戻り適当に皿を洗っておく。

そしたら、二人でゆっくりするとしよう。

 

 

………よし、洗い終わった。じゃあ…

棚からインスタントコーヒーを取り出し、熱湯の中に入れてかき混ぜる。

 

(本当はインスタントよりもコーヒーミルを使いたいけど…豆がちょっと高いんだよな…)

 

「テキサス、コーヒー…飲むか?」

「ん。……熱い…。」

 

テキサスが猫舌だったのをすっかり忘れていた…

「ごめん熱かったよな…冷やすか?」

 

テキサスはふるふると首を振り、少しづつ飲み始める。

 

 

「今回の仕事はどこまで行ってきたんだ?」

 

「今回はチェルノボーグまで荷物を届けて来たよ。ちょっと長旅だったけどな。」

 

「あそこは確か…政府が感染者に対する恐怖を煽る報道を意図的に行ってた筈…よく入り込めたな。」

 

そう、ウルサス自治区は感染者に対する差別が深く根付いており、毎日非感染者の恐怖を煽るような報道を良くしている。

 

「ん、まあな。ちょっと秘策があったのさ。ただ……ちょっと気にかかることがあってさ。エクシア達に伝えておいてくれないか?『チェルノボーグには近づくな。』ってさ。」

 

テキサスは疑問に思ったようなので、その根拠を伝える。

 

コーヒーはもう飲み終わっていた。カップを洗いながら、ぼーっとしているテキサスに話しかける。

 

「人の出入りが多かったんだ。それと…」

「それと…なんだ?」

 

「重要施設…例えば警備団の詰所とかの周りにいた感染者の数が多すぎる。まるで何かの下調べをしているみたいだった。後…」

 

「…なんだ?」

 

 

「あの目は…何かに扇動されてる目だった。」

 

ハッとしたような顔でテキサスはこっちを見る。

「まさか…」

 

「あぁ。あいつらは誰かの指示でテロを起こすつもりかもしれない。」

 

 

 

あの目は…昔見たことのある。あの人生が全て変わってしまったあの日に。誰かを殺しても何も思わない瞳。

 

広がる赤色 吹きあれた炎 燃えてしまった宝物 笑っていた○○○

 

 

「…ル、ケテル!」

「……テキサス?」

気づかなかったが…手が震えていた。その上から、手を自分の手で包むテキサス。

 

 

心配そうな顔でこちらを覗き込むテキサス。

 

「暖かいな…大丈夫だ。ちょっと思い出しただけだから。」

 

「本当か?」

 

「あぁ。平気だ。それと今度の仕事なんだけど…ロドスからの依頼で、またチェルノボーグに行かなくちゃ行けないんだ。」

 

これはケルシー先生からの依頼でロドスメンバーを目標地点まで連れていくようにとの指示を受けた。

ケルシー先生には個人的な貸しがあったので、その恩を返すという意味を込めて依頼を受けた。

 

「またか?…気をつけてな。」

「わかってるよ、必ず帰ってくる。」

俺がいなかったらテキサスが生活出来ないからなと冗談交じりで話をして、色々と準備をするのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

あいつに昔何があったのか…それを私は知らない。

ただ古い煤けた写真をよく見ていたのは知っていた。あいつはその時、泣きそうな顔で何かをポツリと呟く。その一言を聞いてしまったその日から、どうしてもあいつを放っておく事は出来なかった。

 

だからこの部屋に泊まるように薦めた訳だが…最初はいちいち小煩い奴としか思えなかった。

 

洗濯は分けろだの…食器はまとめないでしっかり洗えだの…

 

そんな風に過ごしていれば、接し方が変わってくるのも致し方ないだろう。

あいつが仕事に行けば、帰りを待ってる自分が居た。

仕事が長引くとあいつは部屋で夕食を作って待っててくれる。

 

そんな話をソラが聞いてくれたから、私はあいつへの思いを自覚できた。

 

 

私は…ケテルが好きなんだと。それを自覚してから、私はあいつに寄り添おうと決めたんだ。

 

 

だから…必ず帰ってこい、ケテル。私は待ってるから。




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