天空のガイア -Gaia of sky-   作:parui

1 / 1
比名居天子は旅に出る。


第一話【比那名居天子は動き出す】

「ねぇ、霊夢。何かいい暇潰しは無いの?」

「あるわけないでしょう。人ん家に勝手に上がっといて何言ってんのよ」

「いーじゃない。どうせあんたも暇だったんでしょ?」

「私は忙しいの」

「私が来たら寝ぼけて出迎えたくせに何言ってんのよ」

「それはそれ。これはこれよ」

「いやいや、それはそれ。これはこれ。じゃなくてさ、どう考えても分けられないでしょ」

「いいのよ」

「総領娘様~」

「うげっ、衣玖だ。隠れなきゃ。ちょっと霊夢!居ることバラさないでよ?」

「はいはい········」

「煎餅食いながら適当に答えられると流石に心配になるわね。まぁ、いいわ。

この押し入れの中に隠れるから」

「はぁー················」

「霊夢さーん。居ますかー?」

「居るわー!さてと、行ってくるわ」

 

霊夢が部屋を出る。

十秒位の時間が立つと、玄関の方から話し声が聞こえてきた。

 

「総領娘様はいらっしゃいますか?」

「来てないけど···········」

「こちらの方に行ったと思うのですが········。····有り難う御座いました」

玄関が閉まる音がする。

それと同時にギシギシと霊夢が歩く音が聞こえる。

私は即座に出て、さっきの位置に戻った。

霊夢が部屋に入ってくる。

 

「あら、もう出てたのね」

「だって衣玖はもう行ったもの」

「ていうか何であんたここに来るの?」

「何となく」

「霊夢ー」

 

庭の方から声が聞こえる。

私達が声の方向を向くと、ちょうど魔理沙が箒で庭に降り立った。

 

「何よ?」

「いや、特に何もないぜ」

「何なのよ············」

「お、天子じゃないか。よう天子」

「魔理沙じゃない。何?その本また盗んできたの?」

「盗んでないぜ!パチュリーから死ぬまで借りただけだぜ!」

「それを世間一般では盗むと言うのよ」

「私の中では借りるだぜ」

「ま、いいんだけどさ。何かいい暇潰し無い?」

「急に言われても無いぜ」

「えー···················あー、暇ねー」

「あんたら二人とも理由がないなら帰ってくれない?」

『嫌』「よ」「だぜ」

「あんたら仲良いわねー」

『そんなことない』「わよ」「ぜ」

 

目を丸くして驚愕の表情を浮かべながらお互いを見る。

 

「ほら······」

「こんな無駄な奇跡いらないぜ·········」

「いらないわね」

「で、帰ってくれない?」

「あーあ、何かいい暇潰しは無いのかしら」

 

霊夢の言葉を無視して言った、その言葉を言い終わらないうちに変化が訪れた。

 

さっきまで曇っていた空が、一瞬にして晴れたのだ。

 

「········は?」

 

私達が驚いていると再び変化が訪れた。

次は晴れた空がどんどん曇っていき、もう春だというのに雪が降り出した。

 

「·········これは異変だぜ·········!」

「そうね·········」

 

高揚したように言う魔理沙に、霊夢が面倒くさそうに答える。

 

「··············私にいかせなさい」

「え?」

「私に異変を解決させなさい!」

『はぁ!?』

「面白そうじゃない!私が異変を終わらせに行くわ!

あなた達はここで休んでなさい!」

「これは·········言っても止まりそうにないぜ········」

「じゃあ、今回は任せようかしらね」

「私もそうするぜ」

「任せなさい!私、比那名居天子が異変を解決してやるわ!」

 

こうして、天子の異変解決の旅は始まった。




新シリーズ。
去年の夏の第84次薄本大戦にて発売された、
とある天子のゲームをやってて書きたくなった。

見切り発車なので相当切羽詰まったら打ち切るかも。
多分しないけど。

天子は可愛い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。