迷惑をかけてしまい、申し訳ございませんでした。
「イワシですか」
イワシという言葉を聞いて、目の前にいる子は呆けてしまった。
「おい、ヴァルバトーゼさん何を言っているんだ」
「何って、イワシの事だろ」
何やら困惑している一誠に対して、俺は当たり前のように答える。
「でっでも、イワシで強くなれる訳」
「何を言っているんだ。
イワシは強くなるのに必要な要素が多くあるぞ。
DHA、IPA、EPAにぺプチなど多く含まれているんだぞ」
「はっはぁ、どういうのだ」
俺はそう言いながら、イワシに含まれている栄養素を伝えると、何を言っているのか分からず、思わず首を傾げる。
「つまりは、血液サラサラになって、生活習慣病の予防、さらには脂肪を燃焼させる事ができるとんでもない魚なんだぞ!!」
「それは確かに凄い!
なるほど、私も金が足りない時にはイワシに頼ろうとするか」
そうゼノヴィアは何やら納得したように頷く。
その意見は実に正しい。
「ですけど、生臭くて、嫌です。
人の血でも嫌なのに」
「「なにぃ!!」」
その言葉を放つと同時に俺とヴァルバトーゼさんは思わず叫んでしまう。
「まったく、何を言っている!
その程度の事でなんと嘆かわしい事か!!」
「まったくもって、その通りですよ!!」
「でも、実際に生臭いですよ。
私は特に気にしませんが」
そう、イワシに対する意見を言う小猫の言葉を聞く。
だがしかし
「良いか!
イワシ七度洗えばタイの味!
つまりはよく洗って臭みを落とせば、その身に秘めたタイに匹敵する力を発揮するのだ!!」
「えぇ、だからこそ、七度と言わず、気の済むまで!
そして騙されたと思って食べてみろ!」
「騙されたと思わないと駄目なんですか」
そう言いながら、小猫がジト目で見つめている。
「そんなので強くなれるか」
その声が聞こえ、見てみるとそこにはプリンを思わせる頭をした男性が立っていたが
「誰だ?」
「ヴァルバトーゼか。
あの頃から随分と変わったな」
「知り合いですか」
そう言うと、ヴァルバトーゼさんは
「まぁな。
久しいな、アザゼル」
どうやら、知っているようで、アザゼルと呼ばれた男性を見つめる。
その言葉を聞いた瞬間、皆は警戒しているようだけど
「まぁそんなに警戒するなよ。
たく、お前も結構変わったな。
あの頃と比べたら、弱くなったか」
「えっ?!」
アザゼルさんの言葉にその場にいた全員が驚いた様子だけど、そんなに驚く事か?
「いいや、俺はあの頃と比べて、強くなった。
そう、イワシの力によって!!」
そう言い、マントを翻した。
「くっくっ、そうか。
まぁ、あの頃に比べたら丸くなったから、そう思ったかもしれないな」
そう言いながら、アザゼルさんはそう言った。
「まぁついでに一つ確認したいんだよ。
この噂が本当かどうか」
「なんだ?」
そう言いながら、ヴァルバトーゼさんは堂々とした態度で
「お前、血を吸っていないよな」
「あぁ、それが約束だからな」
「なるほど、それでその力とは、本当に化け物だよ、お前達の魔界は」
そう言いながら、アザゼルさんは言う。
「行くぞ、他の施設も見学したいからな」
「あっはい」
それだけ言い終えるとヴァルバトーゼさんはすぐに歩き出そうとしていた。
「あの」
「んっ?」
そうすると、少女はそのままヴァルバトーゼさんに話しかける。
「血を吸わなくても、本当に強くなれるでしょうか」
何やら、先程の話を真剣に聞いているようだが
「知らん。
俺はイワシで強くなったからな。
ただ、言えるのは自分の決意で幾らでも変わる。
こいつのようにな」
「変われる」
その言葉を聞き入れて
「ではな、また会おう少年」
それだけ告げて、ヴァルバトーゼさんは歩き出した。
歩き出したのだけど
「あの、ヴァルバトーゼさん、少年って、あの子の事ですか」
「なんだ気付かなかったのか?」
「ええぇ!!?」
それまで少女だと思っていた人物は少年だったという事実に俺は思わず声を出して、驚いてしまう。
D×Dヒロインで出番は
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リアス・グレモリー
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ゼノヴィア
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小猫
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黒歌
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ロスヴァイセ