若手悪魔の会合が始まり、数時間。
若手悪魔達のこれからの事についてを話し、同時に彼らの夢についてを発表し始めた。
その間、ゼタの表情が僅かに変わった瞬間があった。
「私は冥界にレーティングゲームの学校を建てる事です」
その夢を語るのと同時だった。
会場にいた初老の悪魔達を始め、多くが笑い始めた。
その笑い声が響いた中で
「話は終わりか。
まさか、我を呼び出したのは、貴様らの汚い笑い声を聞かせる為か」
その声に笑っていた悪魔達は同時に止まる。
「ぐっ、ゼタ殿だったか。
貴殿が魔王だと呼ばれているのは知っておりますが、冥界のルールには従ってもらわないと」
そう先程よりも弱弱しくも、だがしかし威厳を無理矢理保とうする声が聞く。
「ふんっ、魔界の事などほとんど知らない貴様らが?」
「魔界の事ならば知っておりますよ。
魔王ラハール、アデル、マオ、ヴァルバトーゼ、キリディアという5人の魔王を中心に支配されているという事を」
そう伝えるが
「ふんっ、魔界の事、本当に何も知らないようだな」
そう言いながら、ゼタはつまらなそうにため息を吐く。
「えぇ、私達も僅かに接触しているラハール様達がいる程度しか知らないので」
「ならば、少しばかり教えておこうか。
まず、貴様らの言うラハール達は我らの魔界でも上位に位置する強さを持つ者達だ。
それも、この冥界などとは比べものにならない程の悪魔共のな」
「冥界と比べものにならない?」
「魔界は一つじゃないという事だ」
その言葉に一同を驚きを隠せずにいた。
「一つじゃないですって」
「宇宙に地球があるように、魔界は貴様らが想像しているような一つだけではない。
ラハール達はこの冥界から近い魔界にいるから何度も来ているだけだ」
その言葉に驚きしかなかった。
これまで規格外だと思っていた魔界の存在が想像を遥かに超えた所だと聞き、未だに会場にいる悪魔達は眼を見開いていた。
「それでは、藤木君は一体何者なんですか」
その言葉で会場が一斉にこけたしまった。
「いえ、そこは何かしらの力を備わっているとかではないのですか」
「ないな。
奴は一般市民、それも結構善良な部類のだ。
だが、奴がキリディアと関わった事によって、奴は知らぬ間に大きな成長を遂げている」
その言葉を聞いて、一部の悪魔達は笑みを浮かべた、
これまで絶対的な上位の存在である魔王達に対抗できる可能性がある。
ただの人間があそこまで強くなれたのだから、魔界で力を高めれば、強くなれる。
「まぁ、我は貴様らが我が魔界に入った瞬間、焼き殺すがな。
魔界は貴様らが思っているよりも簡単ではないぞ」
そう、思考を読むようにゼタは言う。
「ならば、一つ、賭けを行ってほしい」
「賭けだぁ」
その言葉にゼタはさらに不機嫌になる。
「その藤木という人間とここにいる若手の悪魔一人と戦う。
そこで若手の悪魔が勝てば、彼らにも魔界での修行を行ってほしい」
「それで、我になんのメリットがある。
第一、藤木がなぜそのような事をせねばならない」
そう、あまりにも都合の良い賭けに対して、ゼタは怒りを覚えていた。
だが
「まぁ良い。
我は貴様らに望む事はないが、そうだな、藤木。
お前は何か望みがあるか」
「えっ俺?」
ゼタに呼ばれて、返事した藤木もまた不機嫌そうな顔をしていたのを見て、ゼタは笑みを浮かべていた。
「奴ら、お前が試合で勝てればなんでも言う事を聞いてくれるそうだぞ。
何か望みはあるのか?」
「望みかぁ」
そう言われ、藤木は真っすぐと
「だったら、会長に謝ってもらう事だな」
「なっ」
「ほぅ」
その言葉にその場にいた一同、特にソーナは驚きを感じずにいられなかった。
「なっどういうつもりだ」
「どうもなにも、ただ単にむっとしたからだ。
夢を発表する場なのに馬鹿にする言葉にな。
どうせ謝る気がないならば、願いとして、無理矢理でも良いかなと」
そう藤木は先程までの事を思い、言葉にした。
その言葉に
「プワハハハハハッ!!
さすがは藤木だ、お前は本当に斜め上の願いを書く奴だぞ」
そう、ゼタは笑みを浮かべていた。
「良いだろう、ならば藤木が勝った場合は、その提案にしよう。
どうだ、これならば、お前達がどちらに転んでも損はないだろう」
「ぐっ」
そう挑発するようにゼタは笑みを浮かべる。
「まぁ決まりきった勝負をするのも面白くない。
指名した悪魔は全ての眷属と共に藤木とそうだな、藤木のパートナーの二人を倒せば勝ちで良いだろう」
「パートナー、まさかそれであなたが」
「我はそのようなつまらない事はしない。
まぁ、どのような奴が現れるかは、当日の楽しみにしておけ」
そう言い、ゼタは笑みを浮かべる。
D×Dヒロインで出番は
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リアス・グレモリー
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