ハイスクール・ディスガイア   作:ボルメテウスさん

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夜の再会

夜に感じる視線。

 

転校してきた彼女の正体についてを未だに知らない俺からしたら、連日から付きまとうその視線が気になっていた

 

ゆっくりと歩いていてもまるで、何時でも襲えるような、そんな不気味な雰囲気を出しながら。

 

「まったく、なんだよ、この視線は」

 

そう言いながら、俺は後ろを振り返る。

 

誰もいない。

 

だが視線を感じる。

 

その視線を俺はどこか知っているような気がする。

 

そうして、俺はそのまままた家に帰る為に前を見ると

 

「うわぁ!?」

 

先程までなかったはずの黒い人影がそこに立っていた。

 

電灯だけが光っており、僅かに見えたのはまるで黒い何かだった。

 

だが、それに俺は見覚えがあった。

 

「よまわりさんなのか?」

 

あの時、少女から聞いた伝説にいたよまわりさんだと気づくと俺はゆっくりと尋ねる。

 

よまわりさんは俺の言葉を聞いたのか、そのまま黒い身体が反転し、まるで人の口を剥き出しになったような姿へと変わった。

 

襲われると、一瞬思ったが、よまわりさんはまるで俺以外の何かを警戒するように見回っていた。

 

「敵、まさかっあいつかっ!!」

 

その言葉に合わせるように現れたのは気味の悪い蜘蛛だった。

 

蜘蛛の大群は赤い糸を吐きながら、俺に襲い掛かろうとしたが、よまわりさんがそのまま糸を振り払って、そのまま蜘蛛を蹴散らす。

 

「よまわりさん、これは一体」

 

「まったく、お前は本当に面白いのを引き寄せるよな」

 

「っ!?」

 

聞こえてきた声は聞き覚えがあった。

 

あの夢の時、助けられなかった彼女の声。

 

俺はその声の方向を見ると、駒王学園の制服を身に纏っているが、魔女を思わせる帽子を被り、腰まで伸びた金色の髪、何よりも緑色に輝く瞳が俺の知る彼女の証明だった。

 

「メタリカなのか」

 

「久しぶりだな、百騎兵、いや、クロ?

それとも、こっちの世界での名前の藤木の方が良かったか?」

 

次に出てきたのは、メタリカと俺しか知らないはずの名前であるクロだった。

 

その意味を知っているのも俺とメタリカの二人しかおらず、俺はそれ以外の誰にも言っていないはずだ。

 

「本当におまぶわ!?」

 

涙が出そうになりながら、見つめると、メタリカはそのまま俺を蹴り飛ばした。

 

「なっなにをするんだぁ!?」

 

「五月蠅い!?

よくも私以外の奴と仲良くしていたな!!

お前は私の使い魔なんだから、私以外と仲良くするなぁ!!」

 

「うわぁ、それ、相変わらずどうなんだよ、たくっ」

 

傍若無人とも思える発言の数々だが、それらを聞けて、俺は同時に嬉しくなって、涙を流す。

 

そんな俺を察したのかよまわりさんが何時の間にか蜘蛛達を倒し終えたのか、ハンカチを俺に渡してくれた。

 

「ありがとう、よまわりさん。

あんた、結構良い奴なんだな、本当に」

 

あの時は少女を助ける為に逃げていたが、本来は優しい存在だと知り、そこからあいつを倒す為に協力した味方だ。

 

「というか、あの時のは夢じゃなかったのか?」

 

「そんなの、私が知っている訳ないだろ。

けど、私はお前の事を知っている。

お前は私の事を知っている。

それで十分じゃないのか」

 

「まぁ」

 

その言葉に多少の違和感を持ちながらも納得する。

 

「まぁそれはそれとして、なんでお前がここにいるんだ」

 

「いや、さっきの台詞を無視か。

たく、お前は変わらないな」

 

俺の言葉を聞いて、少し呆れたようだったが、すぐに持ち直したメタリカは

 

「私自身も分からないさ。

目が覚めたら、全然知らない文明の機器に囲まれていた。

どうやら、どっかのお嬢様の身体だったみたいのようだがな」

 

「あっ」

 

その言葉を聞くと共にメタリカと似た少女の事を思い出す。

 

確か、重い病気でもう生きる事が出来ない程だと聞いたが、もしかして。

 

「なんだ?」

 

「なんでもない。

それよりも、今はこいつらだな」

 

そう言いながら、俺は見つめた先はよまわりさんによって潰された数々の蜘蛛の残骸だった。

 

もしも俺の予想が正しければ

 

「こいつらは山の神の手下共だ」

 

疑問は確信に変わると共に、すぐに山の方を見る。

 

山の神がもしもいるとしたら、あそこにいる可能性がある。

 

だが、今の俺で果たして

 

「おい」

 

「って、うわぁ!?

マオさんっ?!」

 

声が聞こえて、見つめると、そこにはなんとマオさんが立っていた。

 

「マオさん、なんでこんな所に?」

 

「なに、少し用事ああってな。

それにしても、神の手下共か、これはこれでなかなかに良いサンプルじゃないか」

 

そう言いながら、潰された蜘蛛達を見て、マオさんはすぐに涎を出し始めた。

 

「おい、このクソガキはなんだ」

 

「クソガキとはなんだ、小娘。

まぁ良い、おい藤木、さっさとこいつの本体を捕りに行ってこい」

 

「捕りにって、どこにいるのか。

それに俺が勝てるかどうかなんて」

 

「それならば既に解決している」

 

同時にマオさんが何時の間にか用意したのか青い鳥を思わせる籠手となぜか古い漫画に出てくるような宇宙船が一つ。

 

「貴様の力を解放する為のだ。

貴様の夢に出てきた力は大抵再現できるようにしていた」

 

「マジですか!?」

 

日々、この人の頭はやばいと思っていたが、そこまでできるようになっていたとは。

 

「そら、さっさと本体を連れてこい!」

 

「ちょ、マオさん、押さないでっ!!」

 

マオさんはそのまま俺を宇宙船に押し込むと同時にスイッチを押した。

 

「ちょ、待っ」

 

同時にロケットは点火され、俺はそのままどこかに飛ばされた。

D×Dヒロインで出番は

  • リアス・グレモリー
  • ゼノヴィア
  • 小猫
  • 黒歌
  • ロスヴァイセ
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