ハイスクール・ディスガイア   作:ボルメテウスさん

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久しぶりの更新で、短めで申し訳ございません。
今回はディスガイアでも有名なあれが出てきます


赤い月

「ふぅ」

 

あれから、何度もルフランの街の住人が襲いかかってくいた。

 

「無駄ぁ!!」

 

そう言いながら、ニムトの巨大な拳が襲いかかるが、手から溢れ出す炎の勢いで殴り飛ばす。

 

殴り飛ばした事によって、周りにいたルフランの亡霊達も巻き込み、そのまま周りを見渡す。

 

ルフランの街の住人が襲いかかってきたのは夜という事で、月が浮かんでいた。

 

「さて、もうそろそろだな」

 

「あぁ」

 

そう言いながら、見つめた先には変わらずルフランの街の住人は変わらずに襲いかかっていたが

 

「さて、準備は良いかな」

 

「なに?」

 

俺の言葉に疑問に思ったルフランの街の住人だったが、次の瞬間、空に浮かんでいた月に大きな変化が起きた。

 

それは黄金に輝く月ではなく、真っ赤な月が浮かぶ。

 

「あれは一体」

 

「赤い月だよ」

 

その月が見えると共に、自然と聞こえてきた声。

 

同時に

 

「あっああぁ」

 

その叫び声と共にニムトを始めとしたルフランの街の住人達が次々と浮かんでいった。

 

「俺達、消えるのかっ!?」

 

「さぁな。

だけど、エミーゼルから聞いた話だと転生するらしいな」

 

この現象について、俺も詳しい事は聞いていないが、それでも

 

「お前達が少しでも安らげるのを祈っているよ」

 

「・・・お前」

 

その言葉が届いたのか、ニムト達を始めとしたメンバーは次々と成仏していった。

 

やがて、ニムト達が消えた後

 

「それで、お前があいつらを差し向けた奴か」

 

そう言い、後ろにいた奴を睨みつける。

 

そこには気味の悪い笑みを浮かべる男が立っていた。

 

「役に立つと聞いて、差し向けたが、こんなにあっさりと対策されるとはな」

 

そう言いながら、降り立った男を睨みつけながら

 

「初めましてだな、藤木大地。

我れこそは」

 

名前を名乗ろうとした奴に向けて、俺はそのまま接近し、殴り飛ばす。

 

「おいおい、いきなり殴るとは常識がないぞ」

 

「死人をこんな扱いにさせた奴には一発殴らないと気が済まないんだよ!!」

 

俺はそのまま再び殴り飛ばそうとしたが、横から何か襲い掛かってきたので、俺はすぐに構えて、それを受け止めた。

 

「野犬、いや、狼!?」

 

そこには今の日本ではあり得ない大きさの狼がいたが、俺はそのまま狼をそのまま投げ飛ばす。

 

「紹介しよう。

これは我が息子、フェンリルだ」

 

「フェンリルか、なんか知らないけど、そんな大きな犬を連れてくるなよ」

 

そう言い、俺は睨みつける。

 

「まぁオーディン相手には亡霊も効かないし、藤木大地。

お前との戦いはまた別の機会にさせて貰おう」

 

そう言い、男は姿を消した。

 

「ちっ、殴り損ねた」

 

俺はそう言いながら、舌打ちする。

 

「どうやら、お困りのようだにゃ」

 

「んっ?」

 

聞こえてきた声に振り替えて、見ると、そこには確か

 

「小猫ちゃんのお姉さんの黒歌さん?」

 

「にゃん、覚えていて、嬉しいにゃん」

 

そう言いながら、黒歌さんは俺に近づき、寄り添う。

 

「なんの用ですか?」

 

「いやぁ、さっきの奴を殴りたいなら、少し協力したいと思ってにゃん」

 

「協力?」

 

疑問に思いながらも

 

「まぁ、細かい事はどうでも良いか。

あいつからは聞きたい事もあるしな」

 

なぜ、ルフランの街の住人の亡霊を連れてくる事ができたのかについて聞きたかったからな。

 

「まぁ、とりあえず俺は少し早く帰らないといけないから」

 

「にゃ?

何かあるかにゃ?」

 

「いや、娘が待っているから」

 

「???

確か、藤木は高校生だったはずにゃ?」

 

「あぁそうだぞ、ただ、俺も知らない間にできた子供なんだ」

 

「・・・なんか色々と気になるにゃ。

ついていっても良いにゃ?」

 

「別に良いぞ」

 

 

D×Dヒロインで出番は

  • リアス・グレモリー
  • ゼノヴィア
  • 小猫
  • 黒歌
  • ロスヴァイセ

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