弁慶がなのは達と出会ってから3日ほど経ったある日の早朝
弁慶「よし、なのはちゃん。今日はここまでにしよう。」
なのは「はい、弁慶さん!」と弁慶は毎朝、時間がある時こうしてなのはの魔法の修行を見ていたりする。
ユーノ「弁慶さん、毎回ありがとうございます。」
弁慶「へ、気にするな。ジュエルシードの回収では大分俺もなのはちゃんの世話になってるからな。」
弁慶「さて、それじゃ。ユーノ、なのはあんまり遅くまでここにいるんじゃないぞ。」と弁慶はなのは達を車に乗せて家に送り届ける。
弁慶「それじゃな。ジュエルシードを探しに出かけるのもいいがしっかり休むんだぞ。」
とそういうと弁慶は車を発車させる。
なのは「弁慶さん、いい人だね。」
ユーノ「うん、元局員なだけあって凄く魔法に関しても明るいしね。」
そしてなのは達はその日、士郎の教える少年サッカーの試合を応援に行き、そのあと、祝勝会に翠屋で楽しんでいるとなのははある1人の男の子がジュエルシードを持っているのを発見するも一応は様子を見る形を取り、これを見逃すのだったが、それからしばらくして、街中でジュエルシードが発動する。
なのははバリアジャケットを展開してすぐさま現場へと向かう。
なのは「これは⁉︎」となのはの視界に街一面を埋め尽くす樹木が広がっている。
そして樹木はまるで生きているかのように街を破壊して大きくなり続ける。
ユーノ「これは、ジュエルシードを人が発動させちゃったのかも。ジュエルシードがよりはっきりとした願いで1番強い力を発動してるんだ」
なのは(やっぱり、あの時の子が持ってたんだ。私気づいてた筈なのにこんなことになる前に止められたかもしれないのに)
ユーノの説明にやはりあの時見たのはジュエルシードだったとなのはは確信する。
なのはがその事実に立ち尽くしていると木の根っこがなのはにおそいかかる。
ユーノ「なのは!、危ない!」とユーノが叫ぶも避けるのもシールドをはるのも間に合わない、なのはが吹っ飛ばされるのを覚悟で目を瞑り、歯を食いしばり身体に力を入れるがいつまで経っても衝撃がこない。
なのは「・・・・・・え?」となのははゆっくり目を開ける。
するとそこには巨大な手があった。
そしてその巨大な手はその根っこを投げ飛ばす。
巨大な手が木の根を掴み、抑えていた。そしてなのはがビルの下を見るとそこには黄色いロボットが腕を伸ばしていた。
そのロボットが今度はなのはとユーノに向かい手を伸ばし、なのは達を手の上に乗せ、自分の赤い胴体の部分のガラス部分が開き、そこになのは達を入れる。
入ったところはどうやらそのロボットのコクピットのようだ。
なのはがコクピットを見回していると正面にあった画面が光り、見知った顔を映す。
弁慶『大丈夫か⁉︎、なのはちゃん、ユーノ!』
なのは「弁慶さん!」
ユーノ「これってゲッターロボ !」
弁慶「まあ、詳しいことはあとでだ。お前達、もう大丈夫だ。この俺とゲッター3がこの化物の相手をしてやる。なのはちゃんは危ないからシートに座ってシートベルトをつけて操縦管を握っているだけでいい。」となのははシートに座り、操縦管を握る。
弁慶「よし座ったらバリアジャケットの防御を最大に設定しろ。いくぞ!」と弁慶は操縦管を操り、ゲッター3を発進させる。
無限軌道で縦横無尽に走り回り、ゲッター3を樹木にまで近づかせる。
弁慶「いくぜ!、ゲッターミサイル!」と技名を叫びながらレバーを引くと頭部の横にある2つのミサイルが発射され、木にぶつかる、煙が晴れると木はボロボロになっていたが、端からだんだんと再生する。
弁慶「何、再生するのか、さてどうしたもんか。やっぱり封印しないと駄目か。なのはちゃんどっちかエリアサーチを使えって本体の核を見つけ出すんだ。いいな見つけ出すまでの時間は俺が稼ぐ。」
なのは「やってみます。ハッチを開けてください。」
とその言葉に弁慶はうなずき、ハッチを開く。なのははハッチから飛び出す。それを見届けると弁慶は樹木にゲッター3を体当たりさせる。
なのは「探して厄災の根源を」とレイジングハートが魔法陣を描き、あたり一帯を探し出し、ジュエルシードの核を見つけ出す。
なのは「見つけた。弁慶さん!」となのはは弁慶に念話を飛ばす。
弁慶「おう!、任せとけ!、大雪山おろし!」と化物樹木を伸びた腕でがんじがらめにしてそのまま回転、上空へと投げ飛ばす。
なのははそれを確認すると封印砲を叩き込み、ジュエルシードは封印される。ジュエルシードの核になっていた子供も弁慶が回収したのだった。
そして事件が解決し、なのはは弁慶の車に乗せられ、高町家へと向かっていた。
弁慶「・・・、それでなのはちゃんはそのジュエルシードを見逃したことを悩んでるわけか」
なのは「はい、私があの時、ジュエルシードをどうにかできていたら今日みたいなこと起こらなかった筈なのに」
弁慶「ははは、なのはちゃんは考えすぎだぜ。」と弁慶はなのはの頭を撫でる。
弁慶「人ってのは誰でもミスをする。お前のお父さんやお母さんだって翠屋を始めた時は本当に忙しそうだった。伝票のうち間違えなんて初めのうちは何回見たかわからねえ。失敗を気に病むことはないさ。
ただそれを認めて次の糧にするそれは大人の特権みたいなもんだけどよ
子供のうちはそんな失敗ばっかりだっていいのさ。失敗を知らないで大人になった奴は居ねえからな。」
と弁慶はなのはの頭を再び撫でる。
弁慶「さて、なのはちゃんとユーノには俺の乗ってたあいつのことを話さなきゃな。」
なのは「あのロボットのこと?、ユーノ君はゲッターロボって言ってたけど。」
ユーノ「そう、ゲッターロボ、ミッドチルダを救った人類の救世主なんて呼ばれてたこともあるくらいにミッドチルダでは有名な存在なんだ。」
弁慶「ははは、こいつは俺の退職祝いに勝手に持って来たんだ。まあ絶対に使うことはないと思ってたが流石に今日みたいなことがあるとは俺も思ってなかった。」
なのは「あの弁慶さん!」
弁慶「どうした?」
なのは「私、あの時、ゲッターロボに乗ったとき、とってもドキドキした。私も操縦してみたいな」
弁慶「なのはちゃんがゲッターロボをか、ハッハハ馬鹿言っちゃいけねえ、ゲッターに乗るにはそれこそバリアジャケットを着ててもゲロを吐くくらいの対G適正と身体の強さを持った奴がいて初めて真価を発揮するんだ。まだお前は子供だ。乗りたいなんて軽い気持ちでやれるもんじゃないんだよ。」となのはのちょっとした発言に弁慶は割と本気で返す。
なのは「ごめんなさいなの」
弁慶「わかってくれりゃいいんだ。そう言えば今日は大丈夫だったか。よっぽど粗い運転したからな。戦闘機に分離してる時ほどじゃないが大分Gがかかっていた筈だ。」
なのは「それは大丈夫です。レイジングハートが頑張ってくれてちっとも苦しくなかったですから」
弁慶「へえ、いくらインテリジェンスタイプのデバイスでもそんな器用なことが出来るもんかね。」
ユーノ「やっぱり、それはなのはの保有魔力がとても膨大だったからにつきるんじゃないかと僕は思うんです。」
弁慶「なるほど、バリアジャケットに供給する魔力量がおおけりゃそれだけ強度も増すからな。だがそんな膨大な魔力量を平然と制御しちまうレイジングハートも結構なオーバースペックだと思うぜ。」
ユーノ「やっぱりそうですよね。」
と弁慶の運転するトラックがなのはの家の近くの道路に止まる。
弁慶「さて、それじゃなのはちゃん。ここら辺でいいか。このトラックじゃ、ちょいとここいらの道は狭くてな。」
なのは「はい、今日はありがとうございました。」
弁慶「ああ、それじゃな。」となのはとユーノは高町家へとかけていくのだった。
大分、あの樹木の件を変化させてしまいました。