真魔法少女リリカルゲッターなのは   作:のうち

8 / 11
第8話

  A級刑務所から時の庭園へと連れてこられた竜馬は、そこでプレシアから紹介された娘、フェイトのゲッターロボ、およびゲットマシンの操縦についての指導を行うことになった。それはライガー号に乗るフェイトだけでなく、ポセイドン号に乗るフェイトの使い魔であるアルフもその訓練に参加しており、竜馬の訓練と言えるのかも分からないような訓練に疲労の色を見せる。

 

 竜馬(ゲッターのパイロットとしちゃ、申し分ねぇ、それどころかまるでゲッターに乗るために生まれてきたようなガキだ。俺の無茶な合体にもついてきやがる。)と竜馬はフェイトの乗るライガー号を見ながら時の庭園を見渡す。庭園にはゲッターGの各形態が大量に並び、時の庭園を警備している様子を見る。

 

 竜馬(プレシアのババアは一体こんなにゲッターGを作り出してどうするつもりだ。)

 

  フェイト『・・・・ょうま、り・・・ま、竜馬!』

 

 竜馬「ん、ああわりぃな、それじゃ次はライガーへの高速合体フォーメーションだ。アルフ、フェイト、しくじるなよ。」

 

 アルフ『言ってるじゃないか、私を舐めるんじゃないよ。』

 

 竜馬「へ、そこまで言えりゃ上出来だ。フェイト行くぞ!」

 

 フェイト「うん、チェンジライガー!」

とフェイトは高速飛行をしながら合体レバーを引き、アルフはそれに合わせて竜馬も合わせ、ゲットマシンが重なり、ゲッターGの高速戦闘形態、ゲッターライガーに変形する。

 

  竜馬「ははは、上出来だぜ。フェイト」

と竜馬はフェイトを褒めるのだった。

 

 

 

 

 

 そして同時刻、地球、日本の海鳴では弁慶の家にアースラのメンバーを代表して艦長のリンディ、その息子で執務官のクロノ、アースラのオペレーターを務めるエイミィがやってきたのだ。

 

 リンディ「お邪魔します。」

 

 弁慶「おう、久しぶりだな。クロノも随分と見ない間にデカくなったな。」

 

 クロノ「お久しぶりです。弁慶さん」

 

 弁慶「で、そっちの子はお前の彼女か」

 

 クロノ「そ、そんなんじゃ」

 

 エイミィ「ははは、ひどいなクロノ君、エイミィ・リミエッタです。アースラのオペレーターを担当してます。」

 

  弁慶「ああ、よろしくな。さて挨拶が済んだとこでだ家の中を案内するからな。」

 

 弁慶「ここがリビング、台所も一緒についてる。」

 

 はやて「あ、おとん、お客さんきたんか?」

 

 リンディ「あら、可愛い、弁慶の娘さんかしら?」

 

 弁慶「おお、愛娘のはやてだ。はやて、こいつはリンディ、俺の古い知り合いだ。暫く此処で面倒を見ることになった。挨拶を」

 

 はやて「はーい、車はやて言います。よろしゅうお願いします。ええとなんて呼んだらええかな、リンディ義母さんとか?」

  

 弁慶「こっ、こらはやて、何を言ってんだ。」

 

 

 はやて「えー、なんや私知ってんねんで部屋の写真立てにリンディさんの写真が飾ってあるの」

 

 弁慶「なんでぇいそんなのは昔の集合写真だ。」

 

 リンディ「弁慶とは随分似てないのね。」

 

 弁慶「ふん、余計なお世話だ。」

 

 そして弁慶の家の地下室に移動する。

 

 弁慶「隼人、リンディ達が来たから一旦なのはをおろして挨拶をさせろ。」と弁慶が言うと隼人はインカムで連絡を入れてシュミレーターをストップさせる。

 

 弁慶「こいつが今のイーグル号のパイロットで封印砲なんて強力な代物を使えるほどの魔力を保持してる。高町なのはだ。なのは、こちらはジュエルシードの件の担当責任者のリンディ・ハラウオン提督だ。」

 

 なのは「はい、高町なのはです。今は弁慶さん達とユーノ君のお手伝いをさせてもらってます。」

 

 リンディ「ふふ、よろしくね。貴女今後について後でしっかり話し合いましょう。」

 

 隼人「そこは問題ない。俺がこいつの両親に挨拶と事情説明をしていたその際にこいつの決意表明を聞いているからな。」

 

 リンディ「そうね。そこまでしてくれたのはありがたいわ、でも責任者として私も改めてなのはさんの意思を確認しなければいけません。

 なのはさんのご両親にも後程ご挨拶を」

 

 隼人「わかった。そこら辺はまたいずれ考えよう。」

とそこから色々なことがあった。アースラに臨時局員として乗り込むことになったなのはとユーノ、それに弁慶

 

学校はしばらくお休み。

教室ではなのはの休み中、なのはのノートとプリントの担当者にアリサが立候補していた。

それを見て微笑みつつ、なのはのことを心配するすずか。

 

アースラの面々の強力なバックアップもあり、なのはたちは順調にジュエルシードを集めていく。

ユーノの体調と魔力もすっかり全快し、本来の姿でなのはのサポートを続ける。

 

 この間、ゲッターが出撃するほどの巨大な暴走体は確認されておらず、もっぱらなのはは魔法と自分の格闘戦の腕を磨いていた。

 

一方、フェイトたちは管理局の捜索から逃走しながらジュエルシードを回収していた。

10日間で、集まったジュエルシードは、なのはたちが3つ、フェイトたちが2つ

 

残り6つは海中かもしれない、と、捜査を続けるエイミィと管理局一同。

 

アースラの食堂で、おやつを食べながら話をするなのはとユーノ。

ユーノには両親がいないが、部族の皆に育ててもらったこと。

なのはは、かつて父が大怪我をしてしまって入院暮らしとなったことから家族が忙しくなり、広い家の中で孤独な幼少期を過ごしていたことを話す。

 

「だから、ひとりぼっちは、結構平気」

 

そう笑い、ジュエルシードの問題が片づいたら、お互い色々話うしようと笑いあいつつも、ジュエルシード問題が片づいた時、それが二人の別れの時であるという予感に、かすかな寂しさを感じる二人。

 

その時、艦内のアラートが鳴り響く。

捜査区域の海上でゲッターGが巨大な魔方陣を展開し、魔力流を発生させていた。

海の中にあるジュエルシードを強制発動させ、一気に封印しようという目論見だった。

 

狙いは当たり、6つのジュエルシードが同時に発動する。

だが、アルフと竜馬はフェイトの魔力を心配する。

巨大な魔力流を放ち、さらに荒れ狂うジュエルシードの暴走をかわしながら封印。

ほとんど不可能に近いその計画を不安に思いつつ、いかなることがあろうともフェイトを守るため決意を固めるアルフ

 

 竜馬「フェイト、今のお前じゃ、ライガーでの戦闘は無理だ。一旦ドラゴンに変わるぞ。フェイト一旦、ライガーをオートパイロットに切り替えろ。アルフ、オートパイロットはおまえが操作しろいいな。合体が終わるまででいい。」

 魔力のほとんどを消耗しつつも、封印にかかろうとするフェイトに竜馬がストップをかけて、ライガーからドラゴンへのチェンジを提案する。

 

 アルフ「わかったよ。」

 

 フェイト「う、うん」

2人はそれを承認する。

 

 竜馬「いくぜ!、チェェェンジ、ドラゴン!」

 

 

ブリッジで戦闘の様子を見守る管理局一同、クロノとリンディに却下されてしまう。

放っておけば確実におとずれるゲッターGの自滅を待つ。

仮に自滅しなかったとしても、ゲッターGが力を使い果たしてから叩くという戦略。

 

リンディ「残酷に見えるかも知れないけど、これが現実よ」

というリンディの言葉にうつむくなのは。

 

 なのは「いかせてくれないなら私はアースラの壁を吹っ飛ばしてでも行きます。」となのははユーノから転送装置を発動してもらい、ゲッターのコクピットに転送してもらう。

 

弁慶「ははは、お前の負けだ。リンディ、クロノ俺達も一緒に行く。心配するなよっぽどのことがなけりゃ俺達が落とされることなんてねえからな。」

 

 隼人「そう言うことだ。おっと、早くいかないとなのはの奴、本当にアースラの隔壁を吹っ飛ばしかねんぞ。」

 

 リンディ「はぁー、わかりました。ゲッターロボ、出撃を許可します。」

 

 隼人「ふ。やっとか」

 

 弁慶「さあ、いくぜ!」

 と隼人と弁慶の2人も各自のコクピットに転送される。

 

 なのは「隼人さん、弁慶さん」

 

 隼人「さあ、行くぞなのは」

 

 弁慶「おう、ゲッターチーム出撃だ。」 

とアースラの隔壁が開き、カタパルトが形成されるそして三機のゲットマシンが飛び立つ。

 

 なのは「チェンジゲッター1」

とゲッター1にチェンジする。

とゲッター1は現場に向かう。

 

一方、荒れ狂う海の暴走体と戦う竜馬達、6本も同時に来る攻撃に竜馬は攻撃を捌き続けていた。そこに竜馬の横を突き抜けてビームが通り過ぎて、一時的に暴走体の触手を破壊する。

 

 竜馬「ゲッター1だと!、誰が乗っていやがる。」と竜馬は通信を送る。

 

 竜馬「ゲッター1、聞こえるか。」

 

 弁慶『竜馬!』

 

 隼人『竜馬、刑務所から連れ去られたお前が何でドラゴンに乗ってる。』

 

 竜馬「隼人に弁慶か、俺に一応、理由があるんだ。説明は後はあいつを何とかするぞ。」

 

 なのは(あの人が流竜馬さん、隼人さんと弁慶さんのリーダーだった人)

 

 竜馬「いいか、イーグル号のパイロット、おっとイーグル号のパイロットはこっちのライガーと同じか」と竜馬が言うと

 

 なのは「ガキだからって舐めないで、あれをやる前にあんたにゲッタービームを撃ち込んでやるの!」

 

 竜馬『へ、いい根性してるじゃねえか、いいかあいつを封印するにはそんじょそこらの攻撃じゃ意味がねえ、お互いの最大火力の攻撃に封印魔法をエンチャントして使う。最初にゲッター1のゲッタービームを出せ、その後、ドラゴンの必殺技であいつに封印魔法を叩き込んでやる。

 

 隼人「ふ、成る程、なのは今回は奴の作戦に乗るぞ。」

 

 なのは「はい!、行きます!、ゲッタービーム!」

となのはがゲッタービームを最大出力で放つ。

 

 竜馬「よし、フェイト、アルフ、同時に足元のペダルを踏み込んでドラゴンにエネルギーを集中させろ。シャインスパークを使うぞ。」

 

 フェイト「うん」

 

 アルフ「わかったよ。」

 

 竜馬「ゲッター!、シャァーイン!」

 

 竜馬「シャイン!」

 

 竜馬、フェイト、アルフ「「「スパーク!」」」

とゲッタービームのエネルギーとドラゴンの出力が合わさり、シャインスパークが暴走体を消滅させる。

 

 巨大な魔力の爆発とともに、ジュエルシード6個はすべて封印される。

 

浮かび上がってきたジュエルシードの光を受けながら、なのはは考える。

ひとりぼっちで淋しいときに、一番してほしかったのは、同情されることでも、優しさをもらうことでもなかった。

誰かと同じ気持ちを分け合えること。寂しさも悲しさも、「はんぶんこ」にできること。

 

 なのはは自分の気持ちに気づく。

自分が、フェイトと「分け合いたい」こと。

 

「友達になりたいんだ」と、なのははフェイトに思いを伝える。

 

だが次の瞬間、空から雷光が鳴り響く。プレシアの次元魔法だった。

アースラとなのはの乗るゲッターたちのもとに雷が降り注ぎ、フェイトのゲッターGも直撃を受けて悲鳴をあげる。

 

 竜馬「プレシア!」

 

助けようとしたなのはもゲッターごと弾き飛ばされてしまう。

落下するゲッターGを竜馬が何と立て直し、6個のジュエルシードへと手を伸ばす。

 

 転送されてきたクロノが手を伸ばすがゲッターGに弾き飛ばされるが

クロノはとっさにその場の半分…3個を手にしていた。

 

 竜馬とアルフが怒りと悲しみの声を上げてその場から離脱する。

 

 追跡しようとする管理局だが、プレシアの雷撃で追跡のための機器が機能停止していた。

 

雷が去り、静寂が戻った海上には、ただ巻き上げられた海水が雨のように降り注ぐだけだった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。