なんかネットでドアパンニキと呼ばれるようになりました 作:先詠む人
差せとかより曲がれの方が個人的には好き。
その界隈で最近あったことについてちょっと思ったことあったんで活動報告に書いてます。興味ある方は右の所からジャンプ ☆GO!!☆
前半は愚痴多めの近況報告です。(更新が遅れた理由とか書いてる)
元ネタとなった映画の内容としては悪魔に憑りつかれた人間、要は悪魔憑きがキャンプ場や山奥にある寒村などを舞台に人々を理外の力で殺しまわるという作品だ。
シリーズとしては正式なナンバリング作品が6作品。それ以降リメイク版などが製作されたのだが、リメイク版の評判がかなり悪くリメイク版2作目が作れられて以降新作の話は今のところ出て来てはいない。
この作品の特徴として挙げられるのは教会などの安全地帯に思われる場所が実は安全地帯ではなく、墓場などの危険地帯に思われる場所こそが助かるためのヒントが散らばされている場所だというセオリーの真逆を往くところだ。それがこのゲーム版にも反映されている。
またこのシリーズにおいて1作だけ、人々を殺しまわる悪魔憑きを逆に返り討ちにし、取り憑いた悪魔を封印したというオチをだしたナンバーがある。それが4作目なのだが、このゲーム版においてその作品の主人公を究極の脱出装置という扱いで召喚することができる。因みにこの4作目は正直言ってファンからしたらかなり評判が悪い。理由としては悪魔を封印したまではよかったのだがその後、取り憑かれていた少女をそのまま手に持った拳銃で顔の形が変わるまで殴打してから殴られすぎて瀕死の少女を射殺してしまうというかなり後味の悪いエンディングを迎えたからだ。
そう言ったストーリーだったせいか召喚自体がかなり条件が厳しくなっている代わりに悪魔憑きを操作するプレイヤーを倒して確実に勝利できるというにもかかわらずあまり召喚自体が行われることはない。まぁ、原作準拠と言うべきなのか基本的に悪魔憑きとして選ばれたキャラクターが操作するのは基本的に少女が多い。つか、大体6歳から12歳までの少女しかおらん。あの作品世界の悪魔、もしくはストーリーテラーはロリコンなのだろうかというのが所謂日本人のファンたちや作品自体の知識はにわかレベルの日本からアクセスしているプレイヤーたちの共通認識だったというのは言うまでもない。
そしてこの映画を原作としたゲーム版、略称は原作映画の略称をそのまま流用したデビナンは一時期一部のゲーム実況者の間でとても話題になった。
俺は基本ホラー映画を見ない……と言うか苦手だから触らないのだが、大地が「食わず嫌いしないでやってみたら?」とか言うもんなのでやった。そんで、たまたまTOP4とマッチングしてしまいそこから彼らとの関りが始まったのだから人生何があるかわからんもんだなとなる。
そんで今、俺はマッチの待機画面から画面が切り替わると同時に「あ……(察し)」状態になっていた。
『スタートが森から……』
ヘッドセットのイヤホン越しにカヤさんの漏らした言葉が聞こえる。
『森ってことはどの悪魔か特定できるけど…………』
グッチさんがそう漏らしながら言葉尻を濁した。
『これは腕が鳴るなァ!!』
『クロ君嫌だったら一回マッチやり直す?』
豚さんとパウさんがそう言ってくるが俺は
「…………」
無言で鼻を手の甲で引っ掻くように擦りながらそのまま深く息を吸った。頭をよぎるのは本棚に突っ込んでる改造して異常なジャンプ力とかを発揮できるスケートシューズを題材にした漫画の中に出てきたワンフレーズ。
木々は腕をからめ天へと伸ばす……
群がる葉々は光をくらい
森の闇をいよいよ深くする
狩人は気づかない 闇に潜むケダモノ達の双眸も牙も
今日は狩人が狩られる夜
「ここは眠りの森……」
『あ、これクロ君ガチな奴だ』
『あの結構前に連載終了した少年マンガの初期頃に出てきたフレーズだよね。クロ君が昔好きだって言ってた奴』
『というか、あのフレーズを無意識に詠唱するってある意味すごいよね。俺あれ読んだことあるけどあのフレーズかっこいいけど詠唱するのはちょっと気恥ずかしいもん』
『そうじゃなくてクロ君があれ詠唱したってことは確定で悪魔憑きクロ君じゃん。やばいって逃げ切れないって!!』
無意識のうちに詠唱をしてしまっていたらしい。俺は昔からの癖でスイッチを切り替えるかのようにする際に何かをする癖がある。鼻を掻くとかどんな行動をするかによって切り替わるスイッチが違ったりする。
正直、ホラー映画が苦手だったせいか基本的に俺はこのゲーム自体は得意というわけではない。正直心持ちをしっかりしてないとマッチ後に鬱になってしまう。実際俺が使っている悪魔付きの少女は登場する悪魔付きの中でも比較的ホラー演出が緩いから使っているだけなのだ。ただ、その演出が周囲の指定した範囲の空間の気圧を操作して圧縮して押しつぶすという描写なのでどうしてもあのマンガを思い出すのだ。
グロはあるが、ホラーってわけではない。というか、他の奴が生存者を殺害した時に流れる映像がホラー描写強すぎるせいで俺は使えないのだ。なんだよ蟲を体中の穴という穴からはい出させる奴とか、人体発火現象を引き起こして生きたまま燃やされる描写をモザイクなしで描いたりとかキツすぎるんだよ。なのにCEROランクはD。どうなっとんねん。
画面中央には茶髪長髪の10歳ぐらいの少女が俯きながら立っている。これが俺が操作する悪魔付きの少女。キャラクターとしての識別名は"
原作としては2作目に出てきた悪魔付きの少女だ。
そして原作でもこのゲームでも立ち尽くした場所を起点として生存者たちを追い詰めていくことに特化した能力を持っている。
コマンドを打ち込めばそれに反応して少女がゆらりと動く。ゆらりと動いた少女の手に合わせて近くの森の幹から大量の葉がぞわぞわという音を立てて少女の指に絡まっていく。
「……」
無言でとある場所へスキルを発動する。
『やられたぁあああああ!!』
パウさんの悲鳴が聞こえた。
何をしたのかというと簡単だ。少女のパッシブスキルで音を立てている生存者の位置を特定。そして初期から使えるスキルを発動し、パウさんを圧殺した。
『無言で殺るとかガチガチのガチじゃん!?』
困惑するカヤさんの声が聞こえるが、それを無視して俺は無言で少女を動かし始めた……
マッチ開始から5分後、参加していた4名の生存者は全滅した。
「…………あ」
マッチのリザルトになってから一切喋ってないことに気付き言葉を漏らす。
「すみません……マジで事故ってましたよね俺……」
完全に事故だと思い、謝るもカヤさんたちは
『いいっていいって。昔からクロ君このゲームで本気出すと黙りこくってたまに擦れた笑い声流してたし。それにそれでも十二分に動画が成立するくらいのプレイスキルで魅せプレイやってるんだから問題ないよ』
『下手にしゃべり続けるよりホラー感が増してむしろいいかもしれないからね。皆黙ったらそりゃ事故になるだろうけど、今は違うから』
『クロ君相変わらず化け物だねぇ……』
『手も足も出なかったぜ……』
と、大人の対応をしてくれたが大変申し訳が立たなかった……
そして逆に生存者側としてプレイした際は悲鳴を上げまくっていたせいか逆にカヤさんたちが今度は大笑いしていたのだった……
TOPSTARが動画の撮影をしているのと同時刻。とある事務所内にある会議室の一室にて、一人の男性が一組の男女を睨みつけるかのように立っていた。
女、否少女の方はとても緊張した顔持ちで男性を見て黙りこくっているが、男の方は男性の方を見てへらへらと笑っている。
男性の後ろに掛かっているホワイトボードには一人のライバーの炎上により発生した一連の流れがまとめた資料が見やすいように貼ってあったが、それの一つを指さしながらへらへらと笑う男は口を開く。
その言葉を聞いて睨みつけていた男性の顔色は険しさを増し、最後には閉じている部屋から声が漏れ出すほどの声の大きさで
「お前らはバカか!!」
の、怒鳴り声が鳴り響いた。
とあるライバーのネット上での炎上が大炎上にまで発展する最中のことだった。
某サイトみたいに流れるコメントのままで
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