なんかネットでドアパンニキと呼ばれるようになりました 作：先詠む人
多分コラボのお誘いとかかからない限り実際にこの作品に絡むこととかないと思うんで名前だけお借りした程度と思ってもらっていいです。(許可貰ってないんで注意されたらその辺変えようと持ってます。)
2020/6/11
頂いた感想を読み、やはりアカンなってなったんでその辺をがっつり削ってスマホで修正かけました。スマホがしょっちゅう打ち込んだ文字が変なの紛れたりして暴れる奴なので誤字ってたら報告お願いします。(この一文書くだけでも一分かかった)
(※昨日PC落とした際に更新入っててそれの適応待ってる間<10年ぐらい前に出た超型落ちPCにWin10積んで使ってるせいか一回アプデすると適応に下手したら1時間ぐらいかかることがある>に寝落ちした。心の底から済まないと思っています)
YouTuberってのは個人でやってる人とかいるが、大体の有名な人はどこかの事務所に所属していることが多い。ただ、最近はその事務所から脱退してソロに戻って活動し始める人も結構出てきているみたいだが。
なら、現実世界にボディを持たない0と1で構成されたVirtualの存在であるVTuberはどうか。彼らの中にも個人でやってる人もいる。色々と強い個性を売りにファンを集め、人気を博しているものも結構居る。だが、最初からある程度の集客力を持ってない、もしくは裏も無しに始めた人は泣かず飛ばずでやってるパターンも結構ある……ていうか、多いみたいだ。折角Virtualな存在になったのにそこまで現実仕様のYoutuberみたいにせんでも良かろうに……。
だからこそなのか、大体の人は大手の事務所に所属してスタートを切る人が多いようだ。大手の事務所の場合集客能力はとんでもなく高いので、名前をスタートの時点で不特定多数の沢山の人数に知ってもらった状態でスタートを切れる。
家からとある場所へ向かうために乗った揺れる電車の車内で色々と調べてて分かっただけでもVの事務所は大手と呼ばれるやつだけでも結構な数の事務所があるらしい。
東京限定とはいえ地上波に看板番組を持ってるところとか、ネット上で所属ライバーが冠番組や有名なコンビニをスポンサーにラジオをやってるところとか、アイドル系のVTuberを集めておっきな会場でライブやったりとか事務所によって色々と違えど手広くやってるところは結構多いみたいだ。
そんで俺の妹が俺が意識不明の重体になっていた半年間の間にオーディションを受けて、いつの間にか恋白イヅナとして所属していた2nd Generation、通称2ndG。なんか2ndGって聞いたらどうしても俺が初めて触れた某狩猟ゲームの二作目のことを思い出してしまうのだが、実際他の人も似たような感じでTwitterで書いている人が多い。
その2ndGは現在四期生まで集めて活動しているVの事務所で、冠番組とかは未だに無いが、一期生の黒条なぎさとかイズラエルとかで集めた人気を元手に一気に大手に駆け上がった経歴があるらしい。
ただ、Vの事務所としてはかなりスタートが遅かった為か様々なノウハウを先人達の失敗からある程度学んでスタートしてるらしくそこまで放送事故とかは起こってないらしい………あん時の俺の行動どう好意的に考えても放送事故確定やんけ………。
そんな風にパケットのことも考えずにずっと調べものをしていた俺は、目的地付近の駅に近づいてきたというアナウンスを聞いて座っていた椅子から立ち上がった。
正直、自分から言いだしたこととはいえ胃に穴開きそうでやばい。
「……はぁ……嫌でもやってしまったことには責任をとらんと…」
正直今すぐにでも下車した電車に回れ右して家の最寄り駅のひとつ隣の駅まで帰りたい。けど、そう言うわけにはいかない。肩にかかるトートバッグの中にある電車乗る前に親の行きつけの和菓子屋で買ってきたずっしりとする重みがあるお菓子のことを思い出して少しばかりトートの持ち手を握る手に手汗がじんわりとにじみ出てくるが、自分がしでかしたコトの大きさを思い出してやるしかないと再び歩き出した。
ぶっちゃけ、どんな大手だろうとVの事務所ってどこかのビルの大きな一室を借りてるのだろうと思っていたが、見通しが甘かった。というか甘すぎた。
「胃が………胃がいてぇ……」
妹に代わってくれと頼んだあの日、電話越しとはいえ簡単に妹のマネージャーさんに謝罪してから上司の方とかに謝りに行くアポイントを取ろうと俺は試みた。幸いにもその提案はスムーズに受け入れられ、妹のマネージャーさんから後日都合のいい時間と日にちを聞いてそれと一緒にSMS《ショートメッセージシステム》で送ってもらった住所をプリセットで入ってるGo◯gleせんせーのマップアプリに叩き込んで分かった事務所の場所へ向かうとそこに建っていたのは天まで届けと言わんばかりのばちクソデカいビル。
これは何かの間違いじゃないかと入口の方でよくよくビルの名前見たら色んなアニメの円盤の販売とかも手広くやってる超大手のミュージックレーベルさんのビルだった。どういうこっちゃと慌てて調べ直してみたら妹が所属している2ndGはまさかのその超大手ミュージックレーベルの下部組織という事実。
その時点で一回帰ろうと反射的に回れ右したが、入口付近でトートバッグをもってビルの看板見てから口をあんぐり開けて慌てて携帯で調べ出し、画面見て固まってから唐突に回れ右する私服の成人男性なんかどこからどう見ても怪しすぎる。しかもその頭に斜めに髪を分けるかのようにぱっくりと線が入ってる人間なんか尚更怪しく思われても仕方ないだろう。
前置きはめんどくさいという人もいるだろうから結果から言おう。俺は今、警備員に不審者として捕まってこの後にアポイント取ってたのも全部全部バレて現在進行形で会議室みたいな場所で待たされている状態だ。
壁際に掛かっている鏡で今の俺の顔を見たら真っ青になっていること間違いないだろう。
「帰らせて……帰らせて……このお菓子置いて帰らせて……」
あまりの苦痛に胃のある位置を抑えて前かがみで俯いていると死刑宣告を告げる判決官のハンマーの音のようにドアのノックがコンコンと叩かれた。
ギーっと音を立てて扉が開く。俺は判決を受けた被告人の気持ちでゆっくりと扉があく前に立ち上がり、腰を折り曲げて謝罪の体勢に入った。
煉瓦氏の美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!
すばう氏の幼馴染がVTuber始めたら友人Aちゃんと呼ばれるようになった件
totto氏の糞ザコメンタルなTS娘はマッマの所為でVTuberデビュー
の3作品から所属事務所の名前を勝手にお借りしてましたが、前書きにも書いたようにその辺りをがっつり削りました。どの作品も(人によって好みの差はあると思いますが個人的には)面白いので読んでみてください。
個人的には百合テェテェとかは一切解んないのですが、幼馴染みのAちゃんは結構ツボです。