この世は地獄なので平和を作り上げるRTA、はーじまーるよー!
早速バイくんがうちはの隠れ里に生まれ落ちた所から始まります。
このゲームってプレイヤーキャラの両親が死んでるか生きてるかは乱数によって変わるんですが、今回のケースだと「血の縁」によってCPHと兄弟関係を築いている為に自動的に両親は生きてます。
創設期時代だと地獄の釜が茹であがっている状態なので普段は体感八割死んでる感じ。
ではバイくんを動かしていきます。
自室の箪笥を探ってゴソゴソ。
【鈍い光沢のある箱を発見した。】
テッテレー! 引き継ぎアイテムを入手しました、まずこれを回収しなくては。
忘れずに武器は装備、武器や防具は持っているだけじゃ意味がないゾ(ドラクエ感)。
ではステ上げの為に特訓開始。
折角うちは生まれで火遁系のスキルに成長補正がついている上に特徴ガチャで火遁の才能も出たことですし、火遁を中心に特訓していきます。
しかし今後バチバチ戦う予定の千手には水遁使いの卑劣様がいますし柱間ァ! がやばたにえんなので、火遁にばかりかまけていられません。ステに穴があいていると容赦なく突かれる♂ので万遍なく上昇させなければ死にます。
いともたやすく訪れるえげつない死!
父親であるタジマに訓練をつけてもらえればうちは首領直々の指南なだけあって経験値効率がグンパツなので姿を見かける度話しかけます。
おとーさんおけーこつけてー!
忙しいから駄目?
あ、そう……(無関心)。
首領なだけあってタジマの仕事は盛り盛りです。大人しく引き下がりましょう。
特訓に付き合ってくれるかどうかは運次第、拒否されたら父親に素気無く断られて落ち込む様を演出しつつトボトボとその辺を歩きます。
「バイス! オレと一緒に特訓するか?」
やるやるぅー! CPHおにーちゃんありがとー!!
かとんのじゅつおぼえたーい! ぼくもはやくいちにんまえになりたーい!!
獲物がほいほいやってきましたね。
【バイスはマダラと特訓中だ!】
これですよ、これこれ。
「血の縁」を引いた場合、同じうちは一族というただの親近関係でもめっちゃ優しいし柔らかいんですけど、兄弟になると更に甘々になってこのように簡単に特訓に付き合ってくれます。
この時点でCPHは兄弟を亡くしているので、残った兄弟を守ろうと特訓しまくってて強いですし、兄弟にも強くなって身を守れるようになってもらいたいので特訓したい! と主張すればほいほい釣れてくれるわけですね。
流石うちは一族の中でも愛が重い男。
経験値効率うまうま、接触度うまうまです。
「やったなバイス、上手だぞ!」
はい、バイくんのステが全体的に高く才能持ちなだけあって一発で習得出来ました。
これで「火遁・豪火球の術」が使用できるようになります。
この時点で五歳児が出す火力ではないんですがチャクラ量的に連発は出来ません、これから鍛えていきましょう。
戦場に出るようになるのは六歳になってからなので、それまでは特訓特訓特訓イズナとコミュ特訓特訓です!
では親の顔よりも見た倍速。
千手やってる時に戦ううちは、うちはやってる時に戦う千手は本当に戦闘難易度が高いので、育成は一切手が抜けないんですよねぇ……。
最初は国同士大名同士で土地を奪い合う手段として傭兵集団である忍を雇っていたものの戦況が長引くにつれて犠牲者が倍増、やがて忍たちは大名に雇われたからではなく仲間家族を殺されたから戦場に出るようになって、血で血を洗う戦国時代に繋がっているわけで。
いい加減疲れたからやめたい! って言っても、傭兵という雇われ集団だから最大の稼ぎ口がなくなると賃金的にも無理だし今まで仲間が何人死んだと思ってんねんという心情的にも無理だし、まさに泥沼です。
誰かがうちはを雇用すれば敵対する誰かが千手を雇用する。死人が出て忍側の敵愾心がマシマシ。その繰り返し。
うちはと千手の対立は戦国時代の象徴みたいなもんです。あーもうやめたくなりますよぉ戦争!
延々と続く争いを食い止めた柱間ァ! は忍の神、はっきり分かんだね。
火影になるのは柱間ァ! 以外にいないと思ってますが、本RTAでは実兄CPHになってもらいます。ということで、特訓倍速中の間に今回のCPH火影チャートの説明に入ります。
原作で○影の座についていないキャラを○影にさせるには 1.人望 2.実力 3.本人の意思 の三つが条件です。
そうだね、柱間ァ! だね。だが今回は違う。
CPHは別に火影になりたがってるわけではないので、兄貴が火影になるべきだよ! と説得する必要があります。好感度が高い状態で押しに押せばCPHもまあ火影になるのもいいかと納得してくれます。チョロい。
最強の対抗馬・柱間ァ! は寧ろCPHが火影になってほしいと思っているので安全です、放置。
実力は言わずもがな、なのでバイくんのすべきことは人望面のフォロー。
「話術の才能」を取ったのはこのフォローの為です。TRPGでいう言いくるめスキルに成長補正がかかり、兄貴は良い火影になるよみんな信じて! と宣教師になりましょう。
しかし火影になる以前の問題として、木ノ葉隠れの里を興さなくてはなりません。
なので原作通りうちはと千手の同盟を組ませます。
バイくんは一族命なCPHの実弟なので千手から同盟の話が来た時に倍プッシュで手を組むべきだよ! みたいに進言すればコロッとCPHは頷きます。元々同盟したがってたしね。
だがCPH火影関連トロフィーを網羅するには難敵が一人。
そうだね、卑劣様だね。なのでバイくんがすべき人望面のフォローをします。
幼少期の内に卑劣様とコンタクトを取り好感度を稼ぎます。その為の「話術の才能」でもあります。兄貴を信じる俺を信じて! と洗脳してやりましょう。
まあそう簡単に卑劣様を洗脳できれば苦労はしないのですが……。
バイくんがCPHを暴走させないように手綱を握り、バイくんも危険な思想はないアピールを欠かさずして仲良くすれば、卑劣様はCPHもまた火影の器であると認めてくれます。
卑劣様の好感度を稼ぎつつ木ノ葉隠れ設立まで生き延びて他の一族どもをCPHの信者にさせる、というのが一連のチャートになります。以上。
ただ創設期だと生存するだけでも難易度ストップ高、エリートうちはらしく早めに写輪眼を開眼させるのが吉。あんまり必要性はないですが安定の為に万華鏡にもさせておきます。
丁度バイくんも六歳になったのでついに戦場入りですね。
六歳から死線に立つなんて、ほんとに戦国時代は地獄だぜ!
【明日はいよいよ初陣の日だ……目が冴えて眠れそうにない。】
【縁側に座って夜空に浮かぶ満月を仰いでいると、気配が近付いてきた。】
「……眠れないのか?」
はい、これは主人公を戦国時代生まれにすると起きる定番イベントですね。
試走ではタジマとCPHの確率が半々でしたが、本番ではCPHが出てくれました。
ばっきゃろぃてやんでぃ! たまたま寝付けなかっただけでぃ!
「そうか、オレは眠れなかったよ……銃後とはいえ戦場は戦場だ、危険は幾らでもある。お前がもし死んじまったらって考えると……」
ここのCPH、本当に心配で心配でたまらないって顔が本当にお兄ちゃんって感じですね。
大丈夫大丈夫そんな不安そうにしなくたって! バイくんの初めて♡の前にセーブ挟むし!
マジで千手VSうちはの戦闘はやばくて後方担当でも最悪死ぬのでね、もしもの準備は万端よ。
行くぜ戦場!
では今回はここまで、さよならバイバイ!
◆ ◇ ◆ ◇
小さな小さな亡骸が、白装束を着飾って棺桶にすっぽりと収まって火葬される。
まだたったの六歳だったのに、六年しか生きてないのに。
分かってる。誇り高いうちは一族の遺体が余所の一族に渡ることがないように処理しなければならない。分かってる。オレはちゃんと分かってる。ちゃんと、全部覚えてる。
「兄さん……」
散々泣き腫らしてぶっさいくな顔になった弟を抱きしめた。
オレはもっと強くなりたくて、もっと強くならなきゃいけないのに涙が止まらない。なんでオレはこんなに無力なんだろう、なんで子供なんだろう。悔しさが涙になって零れ続ける。
早く大人になりたい。一族の皆よりも父よりも、どんな相手にだって負けない力が欲しい。
「バイス、オレはお前を置いて死んだりはしないからな」
お前とイズナは年子で、年が同じなだけあってまるで双子のようだった。
二人揃って一緒に毎日オレと修行したいと強請ってきたな。三人で修行するの、楽しかったな。
オレが足払いをかけて転がしてやったらイズナは悔しそうに地団太を踏んで、お前は悔しく思う暇もないって感じでもう一本と言ってくる。
欠けた穴を埋めるように、三人で沢山遊び学んだ。
そんな日々はもうこない。
「お前だけは死なせないから、約束する、絶対だ」
一人残った弟だけは絶対に……何があろうとオレが守る。そう心に決めた。