幼い内に絆しておくに限るRTA、はーじまーるよー!
変わり映えのない日常は倍速でお送りしつつ、定期的に卑劣様とコミュっていきます。
あんまりしょっちゅう会うとCPHと柱間ァ! の逢引きみたく訝しまれるので偶に出掛けるくらいじゃないといけません。
リミットはCPHと柱間ァ! が破局を迎える石切り事件までなので、存分にコミュるぞ!
あ、忍の死体が流れてきましたね。戦国時代は米花町が如くそこらへんで人が死にますから簡単に亡骸が見つかります。
こういった亡骸を調べると運が良ければクナイなどの忍具が入手できるんで回収します。卑劣様には供養の為~とか言っておけばいいです。
戦場だと探ってる暇がないから外出の日に出てくるのはプチラッキー、消耗品はあればあるだけいいっすわ。
んじゃあ供養とか言ってしまったんで穴でも掘って埋めますか。
「オレも手伝う」
【ありがとう、扉間】
「お前一人だと日が暮れるからな」
初めての共同作業♡ですね、ヤッター!
……アッ折角手に入れたクナイ×2が消費される選択肢でした、ヤダー!
貴重な武器がプラマイゼロになってしまった、この時代ってお金稼ぐ方法が少ないからアイテムあんまり買えないし消費したくなかったのにー。仕方ない、マイナスが出ないだけ良かったと切り替えていきましょう。卑劣様の好感度も無事に上がってますし。
「……なんでお前は他の一族の為に墓なんか作ってやろうと思ったんだ?」
卑劣様の前で忍具を使うとこいつ明らかに使い慣れてやがると忍バレします。
クナイで人一人分の穴掘るとか慣れてないと絶対出来ないですしね、致し方ない。
死体漁りする為だよぉ! とか正直に言うわけにもいかないんで適当に誤魔化します。卑劣様が相手だと今のスキルではちょいと厳しいですがこの時代の忍は諜報員ではなくただの傭兵で、言葉の裏を察せるほどではありません……はい、うまくいきました。
うまくいったついでに一緒に組手しよーぜ! と訓練を誘ってみます。
忍バレはしましたがこちらがうちは一族だとまでは気付いてませんし、一気に押します。今までの好感度的に頷く可能性は半々くらいですね、断られたら釣り友を続ければ良いだけです。
……。
OK貰えました! 卑劣様との訓練も柱間ァ! とCPHほどではないですが効率が良いので大助かり。家でも特訓外でも特訓、戦国時代の忍の子供って……と思わなくもない。
卑劣様の好感度は上げ辛いようにみえてそんなことはなく、まあまあ上げ辛いのはほんとなんですけどそこまでではないくらいです。
ミナトのネーミングセンスにツボるようなお人なんでね、わりとお茶目ですよ。
明るくてよく笑うけど忍世界の現状には憂いてるように接していればさらっと上がっていきます。
台詞選択肢の好感度の上昇具合ってキャラによって違います。同じ食べ物が好きだと言うとギュンッて上がって意気投合するキャラがいれば同じ趣味だって言っても別にフーン……なキャラもいます、感性は人それぞれが反映されてますねぇ。
その点卑劣様は趣味が合うと好感度が上がる素直なキャラなので、(難しくは)ないです。
卑劣様の好みは散々ゲームを周回して確かめてあります、全身を舐め回す勢いで観察しましたからね、どう責められると弱いのかは丸分かりですわ♂
「血の縁」っていう名称だから一周目に取得しておけば二周目以降なんとなく出現しやすくなる気がする……という理由で最終確認のついでに一周目で千手プレイの為に取っているので間違いありません。
ああ、CPHと訓練しまくってるだけあっていい感じにステが上がってきましたね。
戦場に行っても生存最重視でひたすら後方で援護してましたが、もういいでしょう。実戦の経験値も欲しいですし次回からはバイくんも戦場で戦ってもらいます。
しかし写輪眼は使用しません。使えることがうちは連中に知られるともっと前線に置かれてしまって死ぬ可能性が跳ね上がりますし、柱間ァ! と遭遇してしまうかもしれないんで。
柱間ァ! とは出来る限り会いたくないです。
いやマジで。ほんとに。奴は悪魔だ。
それに子供時代に写輪眼覚醒してるって敵対者に気付かれると若い芽をとっとと摘む為に総出でボコられちゃいますし……ポッチャマ……。
もっとステとスキルを育成せねば(強迫観念)。
「なあ……どう動けばそんなに早く走れる?」
!? あっ……(察し)。
試走の段階では一度も発生しなかった教師イベントがまさか本番に出てくるとは思いませんでしたが重畳! 教師役を引き受ければ好感度が上がる上に対価としてこっちも一つ願い事を頼めるようになるので、時間が無い今の状況ではメリットしかありません。
【バイスは扉間と敏捷の特訓をした。】
【……。】
【……特訓はとてもうまくいった!】
特訓の成功判定は知力+特訓対象のステやスキルで計算されます。
バイくんのステで二番目に高いのが知力なのでよっぽどのことがなければ大成功しますね。
力こそパゥワーである創設期では知力は最低限あればいいので訓練してないんですが、スキル習得の為に蔵にある書物を読み込んだりしてる途中で成長する回数が多くて二番目にまで食い込んできました。
その運は他で発揮してくれ!
じゃあ卑劣様、暗雲低迷な忍の世界の今後についてちょいと腹を割って話し合いましょうや。
忍の一族は長きに亘る戦争によって一昔前と比べて段々と縮小してきているからこのままでは一族関係なく忍は滅んでしまう、協定を結んで余計な戦いを避けたとしても戦力を望んでいるのは雇用者である大名なので労働者である忍が戦い続けることに違いはない、大名と忍の立場は対等ではないからこそ大名たちは厚い顔で依頼を出し続けてくる、一族の壁を越えた協定を結び巨大な組織となれば大名もこちらの意思を無視できず無用な争いを押し留めることが出来るのではないか?(高速詠唱)
とかなんとか喋るくっそ長文ですがこの会話をやると大幅に好感度が上がるので我慢して連打します、必要な犠牲なので聞き流してOK。
長いテキストとスキップできないムービーはRTAの敵です。はよ終わらせよ。
……なんか長くね? おかしいな、こんなに続くはずがないんですけど。
あっ! 知力が高いから文章増えてんなこれぇ!? うへータイムロス!
卑劣様、早く会話を終わらせ――うわ熱く語り始めてきた。
うんうんそっスね、これからはルールを作ってそれに則っていくべきっスね!
…………まだ続く感じ? うせやろ(絶望)。
やだ! 小生やだ! 盛り上がらんといて!!!
はい終わり!! 終了!! 閉廷!! 皆解散!!
これだから理系は嫌なのです! 話が長いのです! じゃーな卑劣様!
この現実的ロマンチストめ(ペッ)。
ということで今回はここまでになります、あばよバイバイ!
◆ ◇ ◆ ◇
「自分の手が届く範囲のことはちゃんとしたいんだ。自己満足だって分かってるけどさ、これが俺のできる精一杯の敬意だよ」
こいつはオレには無い発想でオレには思いつかないことを言う。
体術の鍛錬だってそうだ、普通誘って来るか他の一族相手に? ないだろ。敵に塩を送るようなもんだ。
人は理解できないものを目にした時、今までの人生で見知ってきた概念の中から理解できないものに一番近しいものを探しだし、それに当てはめるという。
まさにそれだった。こいつの中に兄者をみた。
何時の間にか頷いていた自分に驚いたし何をやっているんだと呆れたが、今となっては結果的に良かったのだと思っている。
こいつはオレに成長を齎している。オレもこいつの成長を手伝っている。
この前なんて緩急つけた速度で兄者相手に翻弄して膝をつかせてやった、組手で兄者に勝てたのは初めてだった。間違いなくオレは成長しているんだ。
だから、これは利用だ。オレは自分に利があるから鍛錬に付き合ってやっている。
きっとあいつが誘ってきたのもそれが理由なんだろうと納得していた。
――――だが最近になって、よく分からなくなってきた。
「一族同士が本当の意味で手を結んで新たな組織を形成するんだ。より大きな善のために動けば、どうしようもない犠牲以外は何もなくさなくていいようになる」
こいつは未来に夢を見ている。明確なビジョンがある。
夢物語のようなことを話している時、こいつの瞳の奥は希望で輝いていて、オレと目を合わせたまま遥か遠い先を見つめていた。
最小限の犠牲に抑えて、より大きな善のために動く。
理想論の極みともいえるそれが、オレにはひどく魅力的なものに聞こえたのだ。