蒼穹のファフナー THE NEWTYPE   作:naomi

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第25話「すぐそこに」

毎日のようにフェストゥムに遭遇し対峙しながらもエリアシュリーナガルを出たリカルド達はダッカ基地へ順調に進んでいた。

 

「ダッカ基地からの信号をキャッチ」

 

「異なる信号で再送信」

 

「リカルド聞いたか、ダッカ基地と連絡が取れたらしい」

 

「ウォルターさん。聞いたよ」

 

「ようやくって感じだな…リカルドどうしたそんな険しい顔して」

 

「いや。なんだか不安で」

 

「不安って何が」

 

「すんなりダッカ基地に辿り着けるかなって」

 

「エスペラントやDアイランドの人達は、アザゼル型の襲撃を想定してるみたいだし、リカルドもそれが心配なんじゃないのか」

 

「だとよいのですが」

 

「やめてくれよ、お前の予想割りと当たること多いんだから。つまり最後まで気を引き締めろってことだろ」

 

「えぇ、まあ」

 

「でっ、どうするんだお前達は」

 

「どうするって」

 

「ダッカ基地で離れるのか、エスペラント達について行くかだよ」

 

「多分。ダッカ基地でお別れですね」

 

「そうか…意外だな。お前ならついて行くかと思った」

 

「俺はそうしたいんですけど、彼女の調子がどうも優れなくて」

 

「ミライさんが」

 

「はい。これ以上の長旅は彼女には厳しいかもしれないんです」

 

「そうか残念だな。俺はエスペラントについて行くからここでお別れだな」

 

「そうですね、俺の分まで頼みましたウォルターさん」

 

「任された。俺はDアイランドのザルヴァートル・モデルと共に後衛で向かえ撃つから、しっかりダッカ基地について援軍を呼んで来てくれ」

 

「わかりました」

 

 

星達が綺麗に輝く空の中。最後の進軍が始まった。

 

通信では後衛部隊がアザゼル型『アビエイター』と交戦を開始したと情報が入る。

 

次第にダッカ基地を目指す前衛にもフェストゥムが次々と現れた。

 

「リカルド。頼んだ」

 

「了解です将軍。リカルド・クラウン行きます」

 

迎撃に当たるリカルド。予想以上の混戦となり情報が錯綜する。

 

(将軍達はダッカ基地に着けたのか)

 

「援軍だ。援軍だぞー」

 

広登の声にファフナーパイロット達は安堵した。

 

「来た…来てくれた」

 

「あと少しだ皆持ち堪えろ」

 

マークフュンフを確認し、手を振っている方向を確認すると確かにファフナー部隊が崖の上に展開していた。

 

(なんだ…この違和感。嫌な感じがする)

 

ファフナーが1機ライフル型の銃を構える。

 

(まさか…)

 

「広登ーーー」

 

その刹那。

 

マークフュンフを一発の銃弾が貫いた。

 

その一発を皮切りに崖の上で展開していたファフナー部隊が一斉に攻撃を開始した。

 

フェストゥムだけでなくリカルド達のファフナーも…。

 

入り乱れた戦場。リカルドはマークフュンフを見失った。

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