経済を停滞させ日本中を混乱に陥れた七賢人とそのボスである総理大臣秘書の八神アスカは勇敢な少年達に倒された。
ーそれから数年後。
「ふぁー」
茶髪の人の良さそうな少年牧野レンは、ベッドの上で大きなあくびをした。今日は日曜日で用事もなく退屈していたのだった。
特にやることもなくいっそ今日はもう眠ってしまおうかな、そう思っていた時だった。
「ただいまー」
「お、お邪魔します。」
玄関の方から賑やかな声が聞こえてきた。とりあえずベッドから降りて玄関に向かう。
「ユウナお帰り、ハルカちゃんいらっしゃい。」
そこにいたのは、明るい茶髪を腰まで伸ばしためつきの悪い少女と黒髪ショートカットの少女だった。茶髪の少女は妹のユウナ、黒髪の少女はユウナの友達でハルカと言う。
真反対の性格の2人だが仲は良く、最近はユウナとよくうちで遊んでいる。
「ゆっくりしてってね〜」
そう告げて2 階の自分の部屋に戻ろうとしたがユウナに腕を掴まれる。
「どうしたの?」
「今日はお兄ちゃんも一緒に遊ぶの!」
「え、僕も?」
「今日はバトルするんだから!」
どうやらユウナはバトルをしたいようだ。
「ハルカちゃんもやるの?」
「はい!」
そうなのだ。ハルカはとてもそう言うことをやるような性格には見えない。と思っていたが…
☆ ☆ ☆
「じゃあ僕対ユウナ、ハルカちゃんでいい?」
「オッケー。」
「はい大丈夫です。」
「じゃあ行くよ!」
「「シューショック」」」
『バンクレジスター起動します。』
無機質な電子音が部屋に響き渡る。
次の瞬間には3人はリングに立っていた。
『さあ、試合開始です。』
実況の軽快な声と共にゴングがなり試合が始まる。
「負けないよ!」
試合はレンとユウナの兄妹対決から始まった。
レンのヒーロー着はブラックダラー、ユウナはダークネスキティだ。
「やあっ!」
一瞬の隙を付いたブローがレンのボディに入った。大したダメージは入っていなかったが追加効果でピヨった状態にされてしまった。
「今よ、ハルカ行くよ!」
「うん!」
ハルカもリングに入るとレンの方に駆け寄る。
「「せーの」」
そして二人の脚がレンの腹に突き刺さる。
「ぐはっ」
レンは避けることも出来ずに地面に倒れる。そこにユウナがのし掛かった。
『フォールだ!カウントが入る!』
ワン、ツー
『ブレイクだ!ブレイクです。』
か
なんとかカウントツーで返せたがツープラトンのせいでだいぶHPを持ってかれてしまった。
早い内に勝負を決めなければまずいまずいだろう。
ユウナもそれを察してかハルカに交代する姿勢を見せる。
ハルカのHPはまだ沢山残っている。もし交代されてしまえばレンが勝つのは難しいだろう。
そうはさせまいと、レンはユウナの退路を阻むように立ち塞がる。試合は膠着状態になっていた。
「もうっ」
とうとう痺れを切らしたユウナが動いた。レンを無視してコーナーのポストに駆け上る。
そして回転しながらアピールを始めた。より沢山のお捻りがリング上にも彼女にも降り注ぐ。
(今だ!)
レンは無防備に背を向けるユウナへと迫る。
しかし彼は忘れていた…、相手はユウナだけではないと言うことを…
「うわっ」
背後から足首を掴まれ前につんのめる、掴んだのはハルカだった。
「やっと隙を見せてくれましたねお兄さん。」
「ユウナが僕を無視してポストに上ったのはわざとだったのか…」
「そうです。お兄さんが隙を見せるのを待ってたんです♪」
「それじゃあ、私が得意なこの技で終わりにして上げますね♪」
そう言ってハルカは掴んだ足首をそのまま脇に抱えるとレンの腰にまたがり逆方エビ固めで締め上げる。
レンはなんとかロープを掴むことに成功した。
技からは解放されたがもう立ち上がる気力も残ってなかった。
「これで終わりです♪」
ハルカは仰向けにひっくり返したレンの胸板に馬乗りになった。
「負けてたまるか…」
レンはフォールが決まらないよう手をバタつかせ抵抗する。
「えいっ」
それにたいしてハルカは大きく脚を広げるとレンの方を踏みつけた。
これによりレンは完全に抑え込まれてしまった。
抵抗出来ない焦りと年下の女子に抑え込まれている恥ずかしさで顔が赤くなるレン。しかし彼が顔を赤くしている理由はそれだけではなかった。
ハルカが脚を大きく広げたことでスカートの中の青いショーツ丸見えになっていたのだ。
フォールだ!カウントが入る
ワン・ツー…
とうとう抵抗する気もなくなったレンはそのまま敗北を待った。
すりー…カンカン
ユウナ
●レンvsハルカ○
15分42秒
エム字フォール