「は?主武装以外に高火力の武器を積めと?」
「そうだ」
惑星ベラード。銀河方面の辺境にあるこの惑星は現在アイン・デウスーラ建造の為のドックが置いてある。元々この惑星は無人で戦略的価値も低かったため書類上でのみ領有権を持っているだけの星だった。しかし、それは同時にここに密かにドックを建造すればそのステルス性は格段に上がる事を示している。
そして現在はここで本格的なアイン・デウスーラ建造を行っているが、俺が言った一言で研究者は驚きの声を上げた。
「本気ですか? それを行えばエネルギーが足りなくなりますよ?」
「そんな事は問題ない」
当然のように反対する研究者に対して俺は毅然と言い切る。本来、高火力の武装を積んでも問題はないエンジンを設計、完成させている為このような問題は起こらないはずだった。しかし、俺は全ての武装に使うエネルギーを2倍近く増やし、火力を上げるように言っている。目指すは遠距離からゼルグート級の正面装甲をぶち抜く事だ。
それ故に、更に武装を付けるとなるとエネルギーが必然的に足りなくなる。研究者が聞き返すのも妥当だろう。現状では推進力用のエネルギーが不足しているからな。
「簡単な話だ。態々この艦に航行能力を付与する必要はない。他の艦に曳いてもらえばいいからな」
「……つまり殿下は他の艦に曳かせることで圧倒的な火力を優先させるという事ですか?」
「ああ、そうだ。その為の補助艦艇建造も行う。牽引に特化した艦艇をな」
「……」
研究者が絶句しているのが分かるが実際、そうでもしないと理想に近づける事は出来ない。むしろこの案は最適な方だと思うのだがな。
「……殿下が言いたい事は理解しました。ですがジャンプはどうするのですか? この艦ではジャンプに必要な速度が得られませんよ?」
「それについてはまだ完成に至っていないものの、次元を無理やりつなげ短いトンネルをつくる技術がある。それを使う」
「……完成には至っていないのですよね?」
「製作者曰く1年~2年で完成させるらしい」
それが事実ならこの艦の航行問題は解消されるという事だ。尤も、これは別に新しい技術ではない。やっている事はバラン星の亜空間ゲートがある。あれの亜種で小型版と考えればいいだけの話だ。
「予算の方は心配しなくていい。兄u……総統閣下に頼み予算は潤沢に貰う事が出来た。後は諸君らの腕とやる気次第だ」
「……分かりました。そう言われてしまえば仕方ありません。我々の全てを用いて完成させてみましょう」
こうして急な予定変更となったもののアイン・デウスーラは形作られていく。この艦が完成するのが何時になるのかは分からない。だが、完成すれば糞y……ゼーリック元帥殿の艦よりも素晴らしい艦になる事は間違いない。何しろ敬愛する兄上を思って造っているのだからな。
我が敬愛する兄上へ
元気にしているでしょうか? 私はこの辺境の惑星で自分なりに元気に過ごしています。最近、兄上が演説している映像が届き、感極まったあまり涙を流し、シュルツなどに迷惑をかけてしまいました。ですが私はここでの勤めを立派に果たしております。
それはそうとアイン・デウスーラの建造は順調です。様々な工夫を施すあまり奇抜な艦艇となりそうですが完成に向かって順調に建造が進んでいます。近いうち、と言いたいですが直ぐには完成しないとおもいますが完成した際にはガミラス本星に向けて出発し、帝都バレアスの民衆や兄上にお披露目したいと思っています。その時を楽しみにしていてください。
「……総統? この不自然な金の動きはどういう事でしょうか?」
「ヒス君、不自然とは口が悪い。それは我が弟が建造している艦艇の予算さ」
「……ゼルグート級が10隻はつくれそうですね」
「何、それだけの価値があると判断を下したまでさ」
「……それとは別に8回ほど送ってますよね?」
「弟には不自由をさせたくないのさ」
「次国家予算から引いたらただじゃおきませんよ?」
「……」
ガトランティスは2022のままか方舟のような蛮族風がいいか
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2022版で
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星巡る方舟版(2199劇場版)で
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作者におまかせ