総統の弟   作:鈴木颯手

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第16話「ヤマト迎撃作戦1」

 いよいよこの日を迎えた。ヤマトは進路をこちらにとり、今は直ぐ近くまでやってきていた。ヤマトは真っすぐとこのプラートに向かってきており確実にこちらを狙っているのが分かる。

 

「シュルツ! 射程に入り次第反射衛星砲を発射せよ! いいか? ここ(プラート)からの攻撃だと思わないような方向から当てるんだ」

「勿論です。お任せください」

 

 ヤマトがゆっくりとこちらに近づいてくる。反射衛星砲は準備万端だ。後はヤマトがこちらの射程圏内に入るだけだ。

 

「ヤマト! 反射衛星砲の射程圏内に入りました!」

「反射衛星砲、発射!」

 

 俺はそう叫ぶと同時に発射スイッチを押す。瞬間、紫の光が空へと進んでいく。途中までは目視で終えるがそれ以降は惑星を大まかに記した作戦マップを頼りにする。俺が指示した通りプラートとはほぼ反対方向からヤマトに直撃したが撃破には至らなかった。予想はしていたが想定以上に頑丈なようだ。もしかしたらアイン・デウスーラ並みの装甲を持っているかもしれん……。

 

「反射衛星砲は兵器としても使えるな。これはいずれ他の場所でも使うようになるかもな」

「ありがとうございます。しかし、ヤマトの装甲は予想以上ですな。一撃とはいかずとも半壊出来ると予想していたのですが……」

「うちの艦艇なら今ので一撃だ。ヤマトが可笑しいのだろう。次弾装填急がせろ! このまま畳みかけるぞ!」

 

 ヤマトは攻撃を受けた方向から死角となる位置に退避を始めているが反射衛星砲はこのプラート全てに死角はない。距離的問題は有れど死角的問題は、ない。

 

「反射衛星砲、次弾装填完了!」

「反射衛星砲、発射ぁっ!!」

 

 再びスイッチを押し反射衛星砲を発射させる。その砲撃は死角に入り込んだと思い油断していたヤマトに直撃した。やはり致命傷となる一撃には程遠いダメージしか与えられていないようだ。ヤマトの装甲は頭おかしいレベルで硬いな。

 

「ヤマト、氷結した湾に不時着しました」

「だが沈むには早い。反射衛星砲次弾装填! ……それとシュルツ、艦隊も出撃させろ。反射衛星砲だけじゃ後何発必要になるのか……」

「ザーベルク!」

 

 このプラート基地には20隻以上の艦艇がいる。それらと反射衛星砲を組み合わせれば……。流石にヤマトも損傷を受けていない訳ではない。この調子なら破壊する事が出来るだろう。

 

「反射衛星砲、次弾装填完了!」

「発射ぁっ!」

 

 3発目の攻撃。湾に不時着したヤマトの後部にぶち当たり大規模な爆発を起こした。これは……、誘爆したのか? 先ほどの二発とは違った手ごたえと言える爆発が見える。そしてヤマトはそのまま湾内へと沈んでいった。それを見た司令部のザルツ人たちが歓声を上げるが俺はあれで沈んだとは思えなかった。

 

「……シュルツ、艦隊を出せ」

「?ヤマトは沈みましたが……」

「それを確認させるんだ。偽装、と言う可能性もある」

「まさか……!?」

「不確定要素は放置するべきではないからな」

 

 やるなら徹底的に、それこそ塵一つ残してはならない。どんなことにもやりすぎはないのだ。ましてや現状ではテロン人唯一と言っていい我々を倒しうる艦艇だ。確実に沈んだという物証が欲しい。

 それにあの誘爆と沈み方からしても生存者がいるのは確実だ。場合によっては捕虜としてヤマトの仕組みを吐き出させる必要がある。テロン人がどうやってジャンプする技術を手に入れたのか? 提供した奴を特定するべきだ。

 

 そして、場合によってはそいつを……、例え()()()()()()だろうとガミラスの敵ならば滅ぼすべきだ。

 

ガトランティスは2022のままか方舟のような蛮族風がいいか

  • 2022版で
  • 星巡る方舟版(2199劇場版)で
  • 作者におまかせ
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