第5話「接敵」
「艦長、いや司令。第3調査艦隊司令長官任命おめでとうございます」
「副艦長、ありがとう。正直入隊してから一年にも満たない俺が務まるとは思えないがな」
「司令の昇進が異常に速いのは認めますが構わないのでは?どうせゲール司令の独断でしょうし」
「だが正式に総統府から昇進が届いたぞ」
「……それは、おめでとうございます?」
「通信先でゼーリック元帥に散々嫌味を言われたがな」
「……大変でしたね」
「たく、あの旧体制の亡霊が。さっさと死ねばいいものを……」
俺は心の中でゼーリックに対して罵詈雑言を行う。あの
そんなくだらない話をしながら第3調査艦隊は恒星系に向かってジャンプを行う。長距離の移動にはこの次元跳躍は絶対に欠かせない。これのおかげで大幅な時間短縮が出来るのだから。
そうやってジャンプした先には岩と氷の壁があった。情報によるとここから先が恒星系の内部になる。
「全艦警戒を怠るな。ここから先は未知の領域だ。何が起きても直ぐに対応できる様にしろ!」
『『『『『『『『『ザー・ベルク!』』』』』』』』』
俺の指示に全艦は素直に従う。確かBB-199以外はザルツ人という事だったが彼らは素晴らしいな。ガミラス人の次に使える人材だ。
そんな事を考えていると青い星が見える。惑星と言うよりは準惑星だろう。
「あの惑星にドローンを投下しろ。我々はこのまま進む」
「きちんと調べないので?」
「恒星系を浅くでも全体の把握しておきたい。調査中に奇襲を受けたとかではやってられないからな」
「成程。分かりました」
その後は次の惑星にも同じようにドローンを投下して進む。するとレーダーに反応が現れた。
「レーダーに艦影!前方から未確認の艦隊!」
「数は!?」
「凡そ……50!真っすぐこちらに向かってきます!」
「全艦戦闘態勢に移行!そのまま待機!」
予想外の航宙艦には驚いたが別に敵対意志があると決まった訳ではない。奴らの領域に近づいたためにやってきたのかもしれない。まぁ、今は相手の出方次第だな。
「っ!敵艦発砲!」
「全艦回避運動!」
「ダメです!間に合いません!」
「くっ!近づきすぎたか……!総員衝撃に備えろ!」
敵のビームと思われる緑色の光線が近づいてくる。そしてそれはBB-199の艦首に当たるが鈍い音と共に弾かれた。
……どうやら敵艦の攻撃能力はかなり弱いようだな。なら、今度はこちらの番だろう。
「全艦に通達!目の前の艦隊はガミラスに敵対意志がある!敵に我らガミラスの強さを教えてやれ!」
「ザー・ベルク!」
「艦首魚雷発射!一番砲塔は右を、二番三番は左の敵の一掃せよ!」
「攻撃開始します!」
俺の指示に従い第3調査艦隊は戦闘に入る。我らがガミラスのビームは敵にあたれば一撃で粉砕していく。魚雷も寸分たがわず敵に当たり敵の損害を増やしていく。敵の攻撃は全く通らずこちらの攻撃が一方的に通るのはある種の快感を覚えるな。
「味方駆逐艦大破!敵の魚雷を受けたようです!」
「何だと?流石に無傷という訳にはいかないか」
「ああ!轟沈しました……」
だが、流石に敵の魚雷は至近距離ならダメージはあるようで味方の駆逐艦が呆気なく沈んでしまった。とは言え敵は既に半数、いやもっと減っている。戦果としては十分だろう。今は追撃よりもこの情報を届けることが先決か。
「全艦一斉回頭!我らはバラン鎮守府に帰投する!」
「敵残存艦艇の殲滅は行わないので?」
「必要ないだろう。今は宇宙進出できる国家が銀河系に存在するという事を伝えるのが先決だ」
「……かしこまりました」
「しかし、敵があれで全てとは思えん。まだまだ出てくるだろうな」
「そうなれば今回の戦況から言って狩りとなるでしょう」
「ふ、それは楽しみだ。勲章がやってくるんだからなぁ!」
俺は今後の展開に胸を躍らせるのであった。
ガトランティスは2022のままか方舟のような蛮族風がいいか
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2022版で
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星巡る方舟版(2199劇場版)で
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