Roselia Fantasy Online -古竜と花嫁-   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第1話 いざ、ログイン!

そして後日。

 

「ログイン完了っと。えーっと、あこ達は……」

「リサ姉~! こっちこっち!」

 

ログインを完了したリサと友希那は指定された待ち合わせ場所のヨルベ村にて、あこ達を探していた。

 

「いたいた! よかった~。さっそく迷子になったかと思った……って、燐子レベルたかっ! 紗夜もかなりやり込んでるね~!」

 

無事に合流できて良かったと安心すると同時に燐子と紗夜のレベルが高い事に驚くリサ。

 

「あれ? 悠里がまだ来てないね?」

「ゆうりんなら、ソフトクリームジュース作ってからログインするって言ってたよ」

「ゆうりくんの作るソフトクリームジュースって、独特なんです……(・ω・)」

「へぇ~」

 

まだ悠里がログインしてない事を2人に訊ねると、飲み物を作ってから来ると言った。燐子が悠里が作るソフトクリームジュースは独特だと話す。

飲んだ事があるのだろうか……?

 

「お待たせー(/・ω・)/」

 

リサがそんな事を思ってると件の悠里がやって来た。

 

「やっぱり悠里のキャラってまだ見慣れないって思うのは……アタシだけかな?」

「大丈夫ですよ、今井さん。私もまだ見慣れてないので」

「やり込んでる紗夜でさえもなんだね……」

 

リサの言葉に紗夜が秘密チャットを使い同意する。

2人……正確には友希那を含めた3人が思う程、NFOでの悠里のキャラは個性的なのだ。

 

まず髪型。青色のショートカットでリサから見て右側だけ若干長めの独特な髪型になっている……

次に服装。

紺色のセーラー服で、月の形をしたアクセサリーを付けた水色のネクタイ、裾にフリル付きのショートパンツを着用していた。

 

「今気づいたけど、悠里もレベルたかっ!」

「しかもあことりんりんよりもレベル高くない!?」

「120って……前よりも上がってませんか!?」

「レベル3桁、突入しちゃいました~(ドヤァ」

「レベル3桁の人……わたし初めて見たよ……Σ(゚Д゚)」

 

悠里のレベルを見て驚く一同。

そのレベル……120。悠里曰く、まさかレベル3桁があるなんて思ってなかったの事。

 

「アタシ達はプレイするの2回目だし、足引っ張らないよう頑張らなきゃね、友希那! ……友希那?」

「…………」

「まったく反応がありませんが……どうかしたのでしょうか?」

「…………」

「うーん。前にもこんな事あったような……」

「…あった、あった。確かチャットのやり方が分からなくて、ローマ字しか入力できない……なんて事になってたよね」

 

友希那の反応がない事に、あこが前にもこんな事があったような気がすると言う。

ちなみに友希那は、操作や文字の打ち方が全く分からず悠里が今言ったように、ローマ字で『nihonngo ga syaberenai』と打っていたのは、友希那を除いた全員が覚えてる……

 

「もしかして、また文字の打ち方が分からなくなったとか!? ちょっと待って、今そっち行くから……!」

「あ てすと」

「ハッΣ(゚□゚;)!!」

「ごめんなさい、飲み物を取りに行っていたの。使い方は分かっているから、大丈夫よ」

 

リサが友希那がいるブースに行って様子を見に行こうとした矢先、友希那からのチャットが。

どうやら反応がなかったのは、飲み物を取りに行っていただけのようである。

 

「なんだ! もー、びっくりさせないでよ!」

「何をそんなに慌てているの? リサは本当に心配性なのね」

「だってさ~」

「…それがリサちゃんのいいところ」

 

友希那とリサのやり取りを見て、悠里がそう付け加える。

 

「ふふ……それじゃあ、さっそく行きましょうか。イベントの受注は、確か────」

「お城にいる王様に話しかけるのが条件ですっ」

「…僕の記憶だと、β版みたいに変わってなければ、王様が腕に自信のある者を募っているという設定の筈だよ(・ω・)」

「そうなんだ……まずはお城に行ってみましょう」

 

紗夜がイベント受注の言葉に、あこ、悠里、燐子が答える。

ひとまずお城に向かう事になった一同であった……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

イベントの受注の場所、ヨルベ城に着いた一同。

 

「大きなお城だね('ω'*) これは新規で作ったマップかな?」

「そうだと思う! 壁に描いてある紋章とか今まで見たことないし」

「…大まかなマップの広さはβ版と変わってないね。あこちゃんが言ってた紋章くらいかな。変わったのは」

 

燐子とあこの言葉に悠里が付け足す。

 

「新規マップ? 紋章?」

 

友希那の言葉に悠里が秘密チャットを使い、『例えるなら……新規マップが新曲で、紋章が待ち受け画像みたいなものだよ』と友希那とリサに送る。

分かりやすい例えに、2人は納得する。

 

「えっと、たぶんあの辺に──── あ、見て見て! 王様いたよ!」

 

王様を見つけたあこは、王様に話しかける。

 

「おぉ、旅の者達。我が城によく来てくれた。腕に自信のある者達にお願いしたい事があるのだが……話を聞いてくれるか?」

 

王様……ヨルベ王が6人に喋る。

 

「実は我が娘である『クレア姫』が近々隣国の王のもとに嫁ぐことになったのだが、よからぬ噂が立っておってな。そのことを調べてきてほしいのだ」

「よからぬ噂……? これを引き受ければいいのかしら?」

「うん。クエスト受注ボタンが表示されると思うから、それを押してね(・ω・)ノ」

 

悠里が友希那にそう言うと、画面に『私達に任せて』が表示された。

言われた通りに友希那は受注ボタンを押した。

 

「おお、引き受けてくれるか! 感謝するぞ、旅の者達! 噂については、村の者達の方が詳しいはず。彼らに話を聞いてみてほしい。それでは頼んだぞ、旅の者達」

「なるほどね。それじゃあとりあえず村に出て聞き込みってことかな? この展開、なんかちょっと前にもあった気がするけど……」

 

リサが率直に思った事を言うと、あこがそれがゲームだからと言う。

 

「おそらくゲームの進行に必要な情報を手に入れれば、何かしらの変化が生まれるはずです」

「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ さっきこのヨルベ村に来た時、一つだけ鍵がかかっている扉がありました。おそらく、村の人から情報を集めると、その扉が開き中にいる方とお話ができるんだと思います(´∀`∩」

「あ、そういえば、バーの2階に開かない扉があったね! さっすがりんりん!!」

 

次のクエスト進行についてリサに説明する紗夜に、燐子が補足説明をする。

 

「ここもβ版とあんまり変わってないみたいだから、早速みんなで行ってみよう(/・ω・)/」

 

悠里の一声で一同は、ヨルベ村に移動するのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「村の人に話を聞いてるけど、それっぽい話はなかなか聞けないね。みんな姫の結婚を喜んでるって話しか聞けなかったけど……」

「この村の人達はみんな『クレア姫』が好きみたいだね! 子供からお年寄りまで、みんな『クレア姫』の結婚を喜んでいるみたいだったよ!」

「お城からこっそり遊びに来て子供達と遊んだり、森の中で傷ついた動物を助けたり……とても人気のあるお姫さまの様でしたね」

 

ヨルベ村に着き、村の人達から聞き込みをした6人。

しかし結婚を喜んでるという話しか聞けないねと言うリサに、あこと紗夜が『クレア姫』の感想を言う。

 

「…今気づいたけどβ版と違うところはここか。運営さんもよく頑張ったなぁ……」

「ゆうりん、β版と違うって?」

 

あこが悠里に言うと、秘密チャットが開示された。

しかも5人宛て。

燐子に至っては悠里がパーティ全員宛ての秘密チャットをするなんて珍しいなと思った。

 

「β版だと姫の名前が無かったんだ。それで僕達がやってる完成版だと『クレア姫』ってなってたでしょ?」

「うん。それがどうかしたの?」

「みんな大声とか出さないでよ? 『クレア姫』って実在するんだよ」

 

その言葉を聞いた5人は絶句する。

危うく大声を出しそうだったので、必死に押し殺す。

 

「ゆうりんゆうりん!! それって本当!?」

「うん。確信したのは、紗夜ちゃんが村の人達から()()()の人物像を聞いた時かな。それ聞いて僕は思った。あ、これ……完全にクレア本人だなと」

「エエエエエエエエェェェ(゚Д゚)ェェェエエエエ」

 

あこの言葉にクレア姫の説明をする悠里。

それを聞いて、驚く燐子。

 

「あれ? ゆうりん、なんで急に呼び捨てにしたの?」

「正直クレア本人だって解った事だし、別にいいかと思って。てか、クレアもクレアだよヽ(`Д´)ノプンプン なんで断らなかったのって思うよ! このイベント終わったら、クレアに直談判だヽ(`Д´)ノプンプン」

「ちょっ、ちょっと悠里!? 今言った事が本当だとして……相手はお姫様だよ!?」

「この5人だから言えるけど、クレアとは幼馴染みだから問題ないよ(`・ω・´) 本当は今すぐにでも直談判したいけど、イベントが終わってからにする事にした(・ω・)ノ」

「エエエエエエエエェェェ(゚Д゚)ェェェエエエエ」

「悠里さんがブースでどんな表情をしてるのか……なんとなく想像がつくんですが……」

「奇遇ね、紗夜。私もそう思ってたわ」

 

衝撃の事実に再び驚く一同。

紗夜と友希那に至っては、現在進行形で悠里が困った表情をしてるんじゃないかと容易に想像できた……

リサと燐子も自分達と同じく思ってるだろう。

 

「あ! みんなあそこを見てよ。バーの中におばあさんが入って行ったよ! もしかしたら……」

「バーの2階の人!?」

「悠里が言ってたことも気になるけど、絶対そうだよ!! ちょっと追いかけよう!!」

 

手掛かりを発見した悠里が5人に言う。

一同はバーの2階の小部屋まで移動し中に入った。

 

「やったー!! やっぱり鍵が開いてたよ!! そしたらこのおばあさんに話しかければ────」

 

あこが話しかけるのボタンを押す。

 

「よく来たね、お若いの。ここは占いの部屋。アンタ達が来た理由は、もちろんわかってるつもりさ。隣国に嫁ぐ『クレア姫』のことだろう……?」




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りたいと思います。
本日はありがとうございました。


※NFOでの悠里のキャラ設定

キャラクター名:ゆうり

職業:魔女

容姿イメージ:『艦隊これくしょん』の水無月
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