Roselia Fantasy Online -古竜と花嫁-   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
久しぶりの投稿になります。

それではどうぞ。


第4話 初心者卒業

「えーっと、攻撃魔法はこれを押してから……これ! いくよ! エアーショット!」

「さっすがリサ姉! タイミングばっちり!」

 

ヨルベ鉱山にて。

一行は、レベリングの続きをしていた。

タイミングが徐々に掴めてきたのか、リサの魔法がモンスターに当たる。

 

「今の攻撃で相手の体力を減らせましたが……一撃で倒すには、パワーが少し足りませんね」

 

しかしあと一撃で倒すには、パワー……もとい攻撃力が足りない事を紗夜が呟く。

 

「友希那ちゃん、紗夜ちゃんにさっき教えたスキルを使ってみて」

「さっき教わった……こうだったかしら?」

 

それを見かねた悠里が、友希那に指示を出す。

言われた通りに、教わったスキルを友希那が実行すると……

 

「攻撃力アップのバフ? 湊さん、ありがとうございます。これで……終わりです! ハァッ!」

 

紗夜の攻撃力が一時的にアップした。

そのまま紗夜はモンスターに攻撃。モンスターは粒子となった。

 

無事に戦闘終了である。

 

「イエーイ! フィニッシュ! 今の、最高に気持ちよかったですね! これぞパーティプレイの醍醐味~って感じで!」

「少し戸惑ってしまったけれど、うまくいったみたいでよかったわ」

 

なんだかんだで実は上手くいくかどうか不安だった友希那。

 

「ところで友希那ちゃん達は、ご褒美は何がいいの?」

「「「「っ!!」」」」

「上手にプレイできたと判断したら、ご褒美あげるって僕4人に言ったし」

 

悠里の一言に友希那、リサ、紗夜、燐子が反応する。

 

「(な、何にしようかしら……アレもいいけど……)」

「(ほ、本当にやってくれるの!? 確かに悠里の膝枕がいいって、アタシは言ったけど……)」

「(悠里さんと……お菓子作り……)」

「(ゆうりくんと……い、一緒にお出かけ……)」

 

各々がご褒美の内容を考えるが、気長に決めていいからねーと悠里から秘密チャットが送られてきた。

 

「……あら?」

「友希那? どうしたの?」

「大したことじゃないのだけれど……今の戦闘で入手したアイテムにマークがついてきたから少し気になって」

「マーク? って、もしかして……ああー! やっぱり! これ、めちゃめちゃレアなアイテムですよー! めったにドロップしないのに!」

 

友希那が入手したドロップアイテムを見て、興奮するあこ。

そういえば以前も逃げられてしまったレアモンスター、キラぽんを1人で見つけたりする等、友希那は『幸運値』が高いんじゃないか?と悠里は思った。

 

「へ~、そんなに珍しいものなんだ?」

「とっても貴重です。普通のアイテムとしても使えますが、武器の錬成で使うと強力なレア装備を作ることができます(☆ω☆*)」

「へぇ~、これってアイテムとしても使えるんだ! あこ、全然知らなかった!」

 

また各ジョブごとに違う効果が得られるのも特徴で……

 

「友希那ちゃんが使ってる吟遊詩人なら一定時間無敵になれる『無敵の歌』、燐子ちゃんが使ってるウィザードなら魔法攻撃全てが3倍になる効果だった筈だけど」

 

僕の記憶が正しければだけど……と悠里が付け足す。

 

「へぇ~! 魔法攻撃力が3倍って、めちゃめちゃすごくないっ!? あれ……ゆうりんの場合は?」

「そういえば……わたしも聞いた事ないけど……(゜-゜)?」

 

あこの疑問に燐子もふと思った。

悠里の職業は、NFOでは幻の職業である魔女。

吟遊詩人が『無敵の歌』、ウィザードが『魔法攻撃力3倍』。彼が使ったらどうなるんだろうか……?

 

「僕が使った場合? 僕が使うと『ステータス貫通3倍』だよ(ドヤァ」

「りんりん……ゆうりんを敵に回したらダメな効果だったよ……」

「そ、そうだね……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

 

『ステータス貫通』……それは一部のジョブにある『クリティカル率上昇』の完全上位互換。

簡単言うと、相手のレベルが高かろうが、物理防御、魔法防御を上げようが、関係なしに致命的なダメージを与える事ができる能力である。

しかも悠里は、3倍と言った。

 

彼がパーティにいてくれて本当に良かったと同時に、絶対に敵には回したくないと燐子は心底思ったそうな。

 

「…ま。そんな感じ。あこちゃんも言ってたけど、そのアイテムはドロップ率がすごく低いから、武器錬成用に取っておくのがいいと僕は思うよ」

「そんなにレアなアイテムなんだ。すごいじゃん友希那!」

「よくわからないわね。つまり、これを使えばいいの?」

 

友希那がそう言った瞬間……

 

「わ~!!! ダメ! 絶対ダメです!!!」

「湊さん! マウスから手を離してください!!! 間違っても使用ボタンを押してはいけませんよ!」

 

あこと紗夜に止められる。

 

「わ、わかったわよ。何もそこまで必死に止めなくてもいいじゃない」

「あうあう。それは友希那ちゃんがドジっ子なところがあるからなのですよ☆」

 

なんでそこまで言われなきゃならないのよ……と友希那は思ったそうな。

 

 

──── 1時間後。

 

 

「お二人のレベルもずいぶん上がりましたし、そろそろ本格的にミッションを進めましょうか」

「そうだね。そろそろ奥まで行って盗賊達から『祝福のティアラ』を取り戻しに向かってもいいかもね」

 

紗夜の意見に悠里も賛成する。

 

「友希那さん! リサ姉! 修行の成果を見せる時が来ましたよ~!!」

「ま~、最初に比べたら、かなり強くなった感じはするし……うん! 行こう!! 友希那も平気だよね?」

「ええ、大丈夫だと思うわ。さっき教わったスキルをやり続ければいいのよね?」

 

その言葉に燐子もそれで大丈夫ですと言う。

 

「あとはあこ達に任せといて! 盗賊くらい軽く倒しちゃうから!」

「では行きましょう。私も十分準備はできました」

「油断しなければ負けはないと思うよ」

 

あこ、紗夜、悠里が言う。

 

「やっぱりみんな頼もしいな~! これぞRoseliaのチームワーク、だよね! あははは!」

 

これにより、リサ命名『祝福のティアラ奪還作戦』が開始されたのである。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ヨルベ鉱山の深部。

予定通りにイベントが発生し、盗賊と絶賛戦闘中のRoselia御一行。

 

「この攻撃は、私が引き受けます!!」

「サンキュー、紗夜! 危なかった~……っ」

 

一方で、燐子は友希那に歌スキルの『混乱の歌』を指示した。

確か……これ、でいいのよね?とコマンドを入力する。

すると、敵のパラメーターに『混乱中』と表示された……

 

「うわ! すごーい友希那さん! 効果範囲完璧だよ!!! みんな一気に混乱しちゃったっ!!」

「私は言われた通りにやっただけだけれど……ちょっと気持ちよかった気がするわ……」

「(その感想は……どうなの……?)」

 

友希那の感想を聞いて、なんか危ない感じがすると内心思った悠里。

 

「白金さん! 魔法の詠唱を!!」

「もちろん、そのつもりです(*‘∀‘*) ではっ!!」

 

その場に止まり魔法の詠唱に入る燐子。

彼女の上に詠唱メーターが出現する。あれが0になると魔法が放たれる仕組みだ。

ただし、上級魔法であればある程、発動が遅くなってしまうのが弱点でもある。

当然、詠唱中に攻撃を受けてしまうと魔法は発動しない。

その為に、友希那の歌スキル『混乱の歌』したのだが……

 

「え!? 待って!? 1人だけ混乱してない敵がいるんだけど!?」

「「えっ!?」」

 

あこの言葉に戸惑う紗夜とリサ。

『混乱の歌』は敵全員にかかった筈なのに、1人だけ燐子の方に向かってる盗賊がいた。

紗夜が追いかけようとしたが、何故か敵の移動速度が少しだけ速かった。

 

「…全く。こんなところでβ版の再現をしなくてもいいのに」

 

そう言いながら燐子の前に立ったのは悠里だった。

すると、こちらに向かって来た盗賊の動きが止まり……

 

「「…………」」

 

盗賊が動き出した瞬間、コマンドを入力。

敵が投げてきたナイフを悠里が剣で弾き返し、左手から魔弾が放たれ動きを完全に止めた。

 

「燐子ちゃん、魔法は?」

「う、うん。もう大丈夫、詠唱完了────ストームブリザード!!!」

 

 

氷の竜巻が鉱山内部を覆いつくすのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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