遅くなりました!!
地味にこのファンをのんびり無課金でやってるのですがアクア様とミツルギさんの☆4が1枚も出ない。めぐみんはめちゃくちゃ出ます。ウェイトレス以外のめぐみんいます。魔法学園制服のめぐみんとゆんゆん並べて使った時の勝利ポーズ合わせが大好きです。
何が言いたいかというと皆さんこのファンやりましょ!無課金でも楽しいですよ!(謎宣伝)
暫くぼーっとしていた。ただ部屋で待っているだけなので特にやることも無く、話し相手が欲しいところだけど肝心のアクア様は今もまだベッドの上で夢の中。自分も寝てしまおうかと思うも、流石にそんな気にはなれないので、色々な事を思案しながらも、何をすることもなく、ソファに座ってぼーっと…。
そんな自分に気が付くと、これでは堂々と熟睡するアクア様の事を言えないなと自嘲していた。とはいえやる事がないのだから仕方ない、不要に部屋の外へ出る訳にも行かないしそんな事をすれば怪しまれる可能性すらある、ならばマイナス要素を起こす行動は避けるべきだ、私の為にも、頑張って捜索してくれているカズマ君とクリスの為にも。
今回一番危険で大変な役割なのは間違いなくカズマ君とクリスだろう。この2人はあくまでダクネスお仕えの執事とメイドとしてこの場所にいるのだから姿を見せないままではいけない、普段はダクネスの傍にいて、ダクネスが先程のバルターさんのように気遣うように適度に休息の時間を与えてくれる、その休息の時間を使って屋敷内の捜索をしていたのだろう、つまりはほぼ休み無しだ。
ダクネスはダクネスであのアルダープを長時間相手にしているのだ、心労的な意味で辛い事は間違いないだろう。めぐみんもそのダクネスにほぼ付きっきりだろうし。ミツルギさんやゆんゆんは警備としているので普通にお仕事しているのと変わらない。
つまり私が一番楽をしている気がする、はっきり言うとこれは申し訳ない。アクア様?はて?
コンコンッ
時間的にもぼちぼち夕食の時間だろうと思っていたら扉をノックする音が。流石にメイドさんだったらアクア様が堂々と寝ているのはあまりよくない、さっきはそこまで気が回らなかったけど。
「少々お待ちください」
私は扉に向かってそう告げるなりベッドで幸せそうに寝ているアクア様の肩を揺すって起こす。起きてくださいと小声で言うもアクア様はむにゃむにゃと枕を抱いたまま起きる気配がない。このままではここのメイドさんに自堕落なアクア様が見られてしまう。…まぁバレたところでアクア様が気まずくなるだけなのだけど。
「アリス、私だ、入ってもいいか?」
「…あ、ダクネスでしたか、どうぞ」
必死にアクア様を起こそうとするけど中々起きないことに困っていたら扉から聞こえた声はダクネス。これには一安心だ。私が声をかけると扉は開かれ、ドレス姿のダクネスとメイド姿のめぐみんが顔を出した。
「…よくこの状況で爆睡できますね…正直呆れを通り越して驚きました」
「まったくだな…アリス、アクアはちゃんとお世話係としてやってくれたのか?」
「えっと…はい、その点は大丈夫かと思います…ほぼ立ちっぱなしだったからか、疲れたのだと思います」
呆れ顔の2人に私はアクア様をフォローするように振る舞うのだけど私は何故ここまでアクア様を庇っているのだろうか。ほぼ立ちっぱなしとは言ったもののバルターさんの善意により20~30分くらいで座らせて貰ってたしそこまで辛かったとは思えないのが本音である。
「そちらの様子はどうです?」
「私はひたすらアルダープに付きっきりだったからな…カズマとクリスは私の傍にいたり、いなかったりで慌ただしかったが…」
「カズマ君とクリスならさっき会って話をしましたよ、それよりダクネスも大変ですね…」
ダクネスに疲労感は見えないものの、かなり心労的には参っていると思われる。私はふいに同情するような視線を送ってしまった。
…のだけど。
「…あぁ、あの男の私を舐め回すようないやらしい目…下卑た笑い…、…屈辱だった…」
「………なんか嬉しそうに見えるのは気の所為ですか?」
「そ、そんなことはないぞ!?…くぅ…!」
「……」
もうアルダープと結婚してもダクネスなら幸せになれるのではないだろうか、そんな気すらしてしまった。例えアルダープに何も裏が無かったとしても友人としては嫌でしかないけど。だけど今のダクネスの表情は隠しきれていないほど恍惚としているのでそう思ってしまうのも仕方ない。なおこの状態のダクネスにはあまり関わりたくないのでそっと視線を逸らしておいた。
「…そんなことより、そろそろ夕食みたいですよ」
割って入るように言うめぐみんは非常に不満そうだったがその理由は理解できた。
アルダープのことだ、おそらく少しでも私やダクネスの好感度をあげようと無駄に高級な料理を用意するだろう。それだけならいいのだけどそれを使用人としてこの場に居るめぐみんが食べられる訳もなく、おそらくそれを食べるのは私とダクネスだけになるだろう。私としては変わってもらいたいくらいなのだけど、メイド服可愛いから着てみたいし。
…とりあえずめぐみんのご機嫌取りはしておこう。
「…無事に今回の件が終わりましたら、なんでも好きな物を奢りますから、機嫌を直してください」
「……本当ですね?王都の高級料理とかじゃないと私は満足しませんからね?」
「勿論ですよ」
渋々ながらめぐみんのご機嫌は良くなったようだ。今回皆にはかなり苦労をかけているのだからこれくらい痛い出費でもなんでもない、むしろ言われるまでもなく私から奢りたいくらいある。
だけどそこまで高級料理に魅力を感じるものだろうか。そういうものになるほどテーブルマナーとかが煩いのは日本でもこの世界でもあまり変わらない。日本で高級料理なんて食べた事は無かったがこちらに来て食べてみて思う。食事はもっと気楽に食べたいと。ぶっちゃけ私はサンドイッチとミルクティーがあれば生きていける自信すらある。だって好きだもん。
まぁ私個人の考えは置いといて、それでめぐみんが納得するのならいいかと考えながらも、私はアクア様を改めて起こして夕食に向かう事にした。
…
夕食の会場は私がゆんゆんとミツルギさんと3人で来た時と同じ場所だった。赤い絨毯で敷き詰められ、壁には絵画が飾られ、大きな暖炉と部屋のあちらこちらのランプには火が灯り、明るさと暖かさを演出している。
中央の大きなテーブルの上にはあの時よりも豚らしき動物の丸焼きやらシャンパンやら見た目豪華な料理の数々がまるで飾られているかのように置かれている、スマホがあったら写メ撮ってSNSに投稿したくなるくらい、さぞかしインスタ映えするだろう…なんて思ったりして。そんな料理を見て横に立つめぐみんがごくりと喉を鳴らす。食べれない事は確定してるのでその音だけで罪悪感が芽生えてしまう。
メイドさんが私とダクネスの前に1人ずつ来るとそのまま席の方へと案内された。席の後方には既にカズマ君とクリスが何食わぬ顔で立っている。どうやら満足に捜索はできていないように見えた。
「アリス様、ゆっくりお休みになられましたか?」
「…あ、はい、すみません…もう大丈夫です」
テーブルの対面にはバルターさんとアルダープが少し離れて並んで座っていて、バルターさんは私が座るなり心配そうに聞いてきてくれた。対するアルダープは腕組みをしてふんぞり返るように座っていてどこか不機嫌そうだ。どうしたのだろうかと気にはなるものの、流石に聞く勇気はないし話しかけたくもない。
だけどこちらの狙いに勘づいたとかではなさそうなので気にしないことにする。
「ララティーナ様も、本日はわざわざ御足労頂きありがとうございます」
「…いえ、私としても無理を通してもらい、感謝しております。知っての通り1部はアリスのことを心配して駆けつけた者ですので、ご迷惑をおかけしていなければいいのですが…」
「そんな…友人を想い使用人となってまで駆けつける…とても素晴らしい友情だと思いますよ、良き友人が多くいらして、僕としましては羨ましい限りです」
言うまでもなく、この場にいるカズマ君やめぐみんの事もこの2人には知られてしまっている、ならば自然に友人が心配で付き添ったとした方が自然だ。アルダープもその辺は文句はないらしい。カズマ君に向ける目だけは鋭い気がするけどそれは多分裁判の件を引きづっているものと思われる。
次第に強引に溜息をつくとアルダープは落ち着いた素振りを見せる。…そこで私はこれまでの情報と今のアルダープの態度で、アルダープが何を考えていたのか確信めいて理解していた。
不機嫌そうだった理由はなんてことは無い、単純に嫉妬である。
私とバルターさんが会話している時がより不機嫌そうに見えたのは気の所為ではないのだろう。ダクネスとバルターさんが話していた時もそう見えたし。
そして落ち着けた理由は…、いずれは
さっきまで何故ダクネスを差し置いて私を?とも思っていたがその理由も考えてみれば単純に順番の問題だ、貴族のダクネスより冒険者の私の方が難易度は低いと思ったのであろう。つまりはいずれは私もダクネスも物にしようと考えていそうだ。
相手は貴族なんだ、第一夫人とか第二夫人とかの名目で嫁を複数とるのは普通にありえる、もっとも今の今までその考えが一般的ではなかったからこそ私にそこまでの考えはなかったのだけど。だからこそダクネスにご執心と聞いて私をそのように狙っているなど考えもしなかった。
「ゴホン、話が弾むのも結構だが、皆腹を空かせているだろう。とりあえずは食事にしたいと思うのだが、どうかね?」
「も、申し訳ありません父上、それでは皆さん、いただきましょうか」
アルダープが咳払いをして提案すると、バルターさんは気がついたように私達に気を配る。ダクネスの前だからか、アルダープには先程のような不満そうなものはない、普段はありえないほどの笑顔だったが内面を完全に理解している私としては気持ち悪いものにしか見えなかった。
……
軽く歓談をしてから夕食から解放される。入浴も終わって後は寝るだけ…になるところだった。これがあくまでお見合いとして来ているのなら。
今の時間は23時50分、少し眠いけど寝る訳にもいかない。今は私もアクア様もいつもの服を着ている。アクア様というお世話係がいることで部屋の中にまでいちいちここのメイドさんは見に来ない、よって部屋の中ならある意味何をしてもバレない安全地帯でもあった。
いつもの服を着ている理由は単純、カズマ君とクリスがいつ悪魔を発見してもいいように備える為だ。正直ここまで上手く行きすぎてる気がして怖さもあるのだけど悪魔さえ見付かれば後はどうにでもなる、どうにでも説明できる、どうにでも納得させられる。
――そう考えていたので悪魔さえ見付かれば後は強行突破でいいんじゃないか、がカズマ君の当時考えた作戦だ。
ミツルギさんなどは若干微妙な顔をしていたけど特に反対意見は出なかった。後は悪魔のいる場所で悪魔がいたぞーなどとわざとらしく叫んで人を呼ぶ。バルターさんなどのアルダープ以外の人間がそれを確認できたらベストだ、これ以上ない証人になる。
…だけど悪魔のいる場所はおそらく王都の別荘。テレポートの魔道具あたりで飛んだ場所になるとすれば話は変わってくる。
今思えばあの場所には変わらず悪魔がずっといたのだろう、だからこそ以前救助の際に発覚したように無駄に頑丈な造りだった。アクセルの街くらいなら軽く全壊できたであろうと予測されるコロナタイトの被害もあの別荘では抑えられていた。全ては悪魔を隠蔽する為に。
少し話は逸れたけどそんな遠くにいるとすれば気軽に声を出して人を呼ぶ事は難しそうだ。そうなるとその場で悪魔を討伐したとしよう、では悪魔がいた、アルダープが使役していたとどうやって証明したらいいのだろう。
「なぁにまた考え事してんのよ?」
「……いえ、やっぱり不安で…」
色々考えていたらアクア様から声をかけられた。私ってそこまで顔に出てしまうのだろうかと思わず考えずにはいられない。ゆんゆんにもよく気付かれるし。
「不安って…どういう意味でよ?」
「…あえて言えば現状順調すぎるところですかね、あまりにもすんなりいけてる気がしますし」
「……そーいう考えはフラグって言うのよ、すぐに忘れなさい」
「…フラグだとしたら手遅れな気が…」
思わず苦笑してしまう。私から言わせてもらえばフラグって言った方がよりフラグめいてしまうのだ。ましてや幸運値が低いらしいアクア様がフラグ…なんて言うと…。
『あ……!!――!!』
よく聞こえなかったが男の人の叫び声らしきものが扉の向こうから響いてきた。真っ先に疑ったのはカズマ君とクリスが見付かった事。それを危惧すると私とアクア様は顔を見合わせて驚いていた。
「ほら!!だからフラグだって言ったじゃない!!」
「私が悪いのですか!?」
割と本気で勘弁して頂きたい。とりあえず何があったのか確認する必要がある。男の人の声となるとおそらく警備の人かもしれない。
私とアクア様は扉を開けると揃って何があったのか、誰かを探す事にした――。
ぼちぼちマクスウェル編も終わりが見えてきたかな?て感じですね。
最近ずっとスランプ気味で妥協投稿が多い気がします…、自分で書いてて面白くなければ読者様が面白いわけもなく。うーん、難しいですなぁ
次回予告。
ゆんゆん「ミツルギさん!?」
一体何が起こったのか乞うご期待(
)
アンケート御協力ありがとうございますm(*_ _)m