笹の葉の少女は幸せを願う   作:日々草

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笹の葉の少女は鬼舞辻無惨を見つけた

結論から言うと.....間に合いました...。何が間に合ったのかって?....それは、原作の話では炭治郎と禰豆子が鬼殺隊に入って初めての任務で斬った鬼である沼の鬼のことだ。旅立ちがやっぱり早まっていたらしく、里子さんが襲われる数日前に着いた。そして、その日のうちに沼の鬼を退治しました。まあ、鬼の特徴は既に分かっていたし、沼の鬼は三人いたけど、こっちも三人だからね.....。もう圧勝でしたよ....。ちなみに沼の鬼の頸を斬った後、すっかり辺りが暗くなっていたので、私達はそのまま朝まで町にいた。朝になって私達が町を出る時、ちょうど里子さんと和己さんが仲良く町を歩いていた。私はそれを見て、これであの二人は鬼に襲われないで幸せに暮らせるとそのことに安心しながら二人の後ろ姿を見つめていた。.....さて、沼の鬼の件が終わったということは..........

 

 

「やってきましたよ...浅草!」

 

 

私は浅草の街並みを見て、感嘆の声が漏れた。......前世の感覚で言うと、都会というよりは縁日に近いような感じ街だが、今世の中では間違いなくここは都会なのだろう....。

 

 

「......やっぱり都会の街は発展している...。夜なのにこんなに明るい....。」

「大丈夫?」

 

 

炭治郎が今まで見た町よりも発展しているこの街の姿を見て、もう疲れてしまった様子だ。私はそれを見て少し心配になったが、ここは通らないといけない場所なので、炭治郎と禰豆子の手を引きながら街の中を歩いた。

 

 

「......彩花は平気なんだな...。」

「うん。私のいた前世の世界ではこれくらい明るいのが普通だったからね....。今世ではこういう街に来たことがなかったけど.......なんだか....夏祭りみたい.....。」

「....未来では夜がこんなに明るいのが当たり前なのか...。」

「今と比べると、発展しているからね。」

 

 

私が普通に先導して歩いているのを見て、炭治郎がそう聞いてきた。私が正直に前世のことを話すと、炭治郎は驚いた様子で周りを見た。

 

 

「.....人の匂いが多くて.......もう...。」

「大丈夫?どこかで休む?」

「あ、ああ.....。あそこに座ろう....。」

 

 

もう体調が悪くてふらふらの状態の炭治郎と禰豆子を連れて、とりあえず近くのうどん屋さんの屋台に来た。原作でもたくさんの人の匂いで酔っていたけど、人嫌いも重なって体調が悪そう......。禰豆子も人混みで少し疲れているな.......。今、元気なのは私だけだし、私がしっかりしないとね!

 

私は体調の悪そうな炭治郎の背中を摩り、疲れている禰豆子に背中を貸しながらその頭を撫でていた。ちなみに、背負い箱は前にかけています。

 

 

「いらっしゃい!」

「あっ!すみません!少し席を貸してくれませんか?二人が落ち着いたら、注文しますので....。」

「なんだ?お前達、ここには馴れていないようだな。」

「はい。ここに来るのは初めてです。」

 

 

私は炭治郎と禰豆子の体調を見ながらうどん屋の店主と話をしていた。

 

 

....うん?ここって...なんか見覚えがあるなと思っていたけど.......このうどん屋さんは確か....原作で........

 

 

「....この匂いは!」

「ちょ、ちょっと!炭治郎!」

 

 

突然走り出した炭治郎を私は慌てて呼び止めようとしたが、炭治郎は聞く耳を持たずに走り去っていった。

 

 

「もう!すみません。この子のことを見ててください!すぐに連れて戻ってきますので......。禰豆子!少しの間、そこで待ってて!」

 

 

私はうどん屋さんの店主と禰豆子にそう言った後、慌てて炭治郎を追いかけた。

 

 

まさか、ここで鬼の始祖である鬼舞辻無惨と対面する展開になるなんて!確か、原作では....炭治郎が家から匂った血の匂いと同じ匂いを嗅ぎ取り、炭治郎はその匂いを辿って匂いの元となる鬼を追いかけ、鬼舞辻無惨と接触する。炭治郎は鬼舞辻無惨に接触してすぐに刀で頸を斬りつけたかったが、そこで鬼舞辻無惨が人間のフリをして生活していることを知った。そのことに怒りを覚えた炭治郎と違って一方で、鬼舞辻無惨は自身が鬼であることに気づいた炭治郎から離れようと近くにいた人を鬼にして、炭治郎から離れたのよね.....。一刻も早く向かわないと!

 

 

私が原作での浅草の出来事を思い出しながら人混みの中から炭治郎を探した。炭治郎があっという間に行ってしまったので、私はすぐに見失ってしまった。私はそれに少し動揺したが、原作で炭治郎と鬼舞辻無惨が接触した場所を思い出し、その場所に向かった。

 

 

......確か、炭治郎は大通りのようなところで無惨の肩を掴んだんだよね...。人が多くて周りがよく見えないけど.....あっ!いた!丁度無惨の肩を掴んでる........って、これはまずい!この後の展開って、近くにいた男の人が無惨に鬼にされるんだよね!ほら、無惨が片手をゆっくり上げて....って、絶対に鬼にする気だよ!急がないと.....もう!人が多過ぎて全然進めないよ!すみません!通してください!お願いしますから!

 

 

炭治郎達に追いついた時には既に無惨がその人を鬼にし終えた後のようで、近くで男の人が首を抑えて苦しそうにしていた。側にいた女の人が心配そうにその人に近づいていく。これもまずいって!この後、鬼になった男の人が近くにいた女の人に襲いかかる展開だよ!

 

 

「その人から離れてください!」

 

 

私はすぐにその二人のところに向かって走り出し、そう大声で言ったが、女の人は離れず、男の人は俯いたまま体を女の人の方に向け、顔を上げた。男の人は鬼になっていた。男の人は女の人の肩に噛みつき、女の人は悲鳴を上げた。それと同時に私がその場所に着き、男の人と女の人を引き離した。私は引き離したと同時に男の人の口に丸めた手拭いを詰め、体重を全てかけて男の人の体を抑えつけ、女の人に向けて止血と傷薬の効果がある薬を浸した布を投げた。もしもの時に、即座に治療できるように用意した物だけど、こんなに早く使うことになるなんて.....。

 

 

「貴方!」

「奥さん!早くその布で傷口を押さえてください!早く!」

 

 

私は男の人のことを心配する女の人に向けてそう言った後、鬼になってしまった男の人を抑える方に専念した。私が全体重をかけているのに力負けしそう....。やっぱり...私は炭治郎に比べて力が弱いみたいね.....。それよりも....ただ、ここを.....たまたま炭治郎と鬼舞辻無惨がいるこの場所を通っただけで、無関係な人が鬼になるなんて........こんなことが本当にあるなんて....。女の人の怪我は少し浅いものになっていると思うけど......間に合わなかった...。ごめんなさい。鬼になるのを止められなくて.......。

 

 

「彩花!」

 

 

炭治郎も男の人とその人を必死に抑えている私のことが心配で無惨から離れたようだ。それを機に、無惨は隠れ蓑としている家族を連れてその場を立ち去ろうとしていた。

 

 

「鬼舞辻無惨.....!」

「炭治郎!今は落ち着いて!」

「でも......。」

 

 

無惨がその場から離れようとしていることに気がついた炭治郎が追いかけようとするが、私がすぐにそれを止めた。炭治郎は何か言いたげだけど.....ごめんね...耐えて......。

 

 

「炭治郎の気持ちは分かるけど、ここで戦ったら周りの人達も巻き込んじゃうよ!.....むやみに刺激したらこの人と同じような人を増えちゃう!これ以上、この人と同じような人を増やさないように....ここは...。」

「.............。」

 

 

私の話を聞き、炭治郎は悔しそうにしながらも無言で鬼舞辻無惨を睨んでいた。

 

本当にごめんね、炭治郎......。下手に刺激し過ぎると、無惨がまた近くにいただけの人を鬼にしたりとか、攻撃してきたりとか........何かしてきそうだから、最終決戦まで待って....。

 

私がそう考えている隙に、抑えていた男の人が私を押し退けようと暴れ出した。私が必死に力を込めるが、逆に吹き飛ばされそう.....。....このままだと......力の差で押し負ける...!

 

 

そんなことを思っていた時、私の肩に誰かが手を乗せ、男の人の腕を掴んでいた手を誰かが一緒に掴んだ。振り向くと、炭治郎が私と一緒に力を込めて、男の人を抑えつけるのを手伝ってくれていた。

 

 

「炭治郎。」

「今は.......この人の方が優先だ。それに、ほっとくことはできない。」

「!...うん!」

 

 

炭治郎の言葉に私は笑ってしっかりと頷いた。その時、炭治郎が男の人を抑えつけながらも鬼舞辻無惨から視線を外していないことに気がついた。.....まあ。簡単に諦め切れないよね....。それなら........

 

 

「炭治郎。今、叫びたいことがあるのなら、ちゃんと言っておいた方がいいよ。」

「.........。」

 

 

私は男の人を見ながらそう言った。炭治郎の顔はここから見えないが、聞こえてくる息の音からして驚いているのはなんとなく分かった。しばらくして、炭治郎から大きく息を吸った音が聞こえてきた。

 

 

「鬼舞辻無惨!俺はお前を逃がさない!どこへ行こうと!絶対に!地獄の果てまで追いかけて、必ずお前の頸に刃を振るう!絶対にお前を許さない!何度でも!絶対に!」

 

 

...うん。やっぱりこれだよね。これしかないよね、今のこの場面には。少し原作と変わっているけど、炭治郎が背を向けて去っていく無惨に言うこの台詞は良いよね......。.....ごめんなさい。こんな時に考えてしまって....。

 

 

「おい!何をしている!」

 

 

......大騒ぎしていたら、警察官の人達が来た....。.....あれ?これは少しまずいのではないでしょうか?だって、警察官の人達って、炭治郎を男性から引き離すために警棒を使おうとしてなかった?原作では当たらなかったけど......でも、当たらなくたって....これがきっかけで炭治郎が前世のあの時の出来事がフラッシュバックしたら...まずい!何としてもそれは阻止しないと!やっと落ち着いてきたんだから!

 

 

「炭治郎!私、あの警察官の人達を止めてくるから、炭治郎はこの人を抑えててほしいの!」

「あ.....ああ...。」

 

 

私が警察官の人達を止めに行こうと体を起こした時.....

 

 

 

「惑血 視覚夢幻の香」

 

 

私と炭治郎と男の人を包むかのように花のようなものが現れた。

 

 

「な、なんだ!?」

「周りがよく見えない!!」

 

 

丁度近くまで着いていたらしい警察官達が困惑の声を上げていた。この力って........

 

 

「貴女も鬼になった者を人と呼んでくれるのですね。」

「珠世さん!兪史郎さん!」

 

 

声が聞こえたと同時に顔を上げると、炭治郎が目の前にいる人達の名前を呼んだ。やっぱり目の前にいるとても美しい美貌の女性とその横にいる男の人は珠世さんと兪史郎さんなんだ......。それにしても.....本当に珠世さんは綺麗ですね!漫画やアニメ以上です!兪史郎さんがああなるのも分かるくらい!美し過ぎます!

 

 

「お久しぶりですね、炭治郎さん。....いえ、今世では初めましてですね。禰豆子さんはお元気ですか?」

「はい!禰豆子はまた鬼になってしまいましたが、元気です!」

「そうですか....。禰豆子さんもまた鬼に......。」

 

 

.....おや?これは....珠世さんと兪史郎さんにも前世の記憶があるのでは......。

 

 

「え、えーと.......。」

「あっ!ごめん、彩花。この人達は前世の時からお世話になっている人達なんだ。珠世さん。兪史郎さん。この子は彩花。今世で俺と禰豆子と一緒に旅をしているんだ。」

「は、初めまして!い、生野彩花です!」

 

 

私が戸惑っていると、炭治郎がいきなり私を珠世さん達に紹介し、私は緊張して声が裏返りそうになるのを抑えながら挨拶した。

 

 

「気づいていると思いますが、今世も私達は鬼です。ですが.....医者でもあり、あの男...鬼舞辻無惨を抹殺したいと思っています。」

 

 

珠世さんの言葉を聞きながら私は、鬼舞辻無惨さん、二度目でも恨まれていますよと遠くにいるであろう無惨に訴えるかのように心の中でそう言った。いや。それよりも、これで珠世さんと兪史郎さんが前世の記憶を持っているのは確定ね。

 

 

 

 

 

 

 

「禰豆子!ごめんな、置いて行ってしまって。」

「私も....。ごめんね、禰豆子。」

「だい、じょうぶ。」

 

 

私と炭治郎は鬼になってしまった男の人と怪我した女の人のことを珠世さんと兪史郎さんに任せ、禰豆子を迎えに行って、それから珠世さんの屋敷に向かうことになり、禰豆子が待っているうどん屋さんの屋台に戻ってきた。私と炭治郎は戻ってすぐに禰豆子に置いて行ったことを謝り、禰豆子は気にしていないと言っていた。

 

 

「それじゃあ、珠世さん達のところに.....。」

「あっ!ちょっと待って!」

 

 

炭治郎が珠世さん達のところに行こうかと話していた時、私はあることを思い出して待ってくれるように言った。

 

 

「すみません!約束は守りますので!山かけうどんを一杯お願いします!」

「はいよ!」

 

 

そう。席を貸してくれる代わりに後でうどんを頼むという約束をしていたことを思い出したのだ。鬼舞辻無惨とか色々あって忘れかけていたけど、うどん屋さんの店主との約束を思い出せて良かった。私がうどんを一杯頼むと、店主はすぐにうどんを出してくれた。うどんの上に卵が乗っていて.....美味しそう....。

 

 

「ありがとうございます!美味しいです!」

「おう!それより、あそこにいる二人は食わないのか?」

「あっ!いえ...私が勝手に一人で決めたことなので、私だけが食べます!」

 

 

私はうどんを食べて店主に感想を言うと、店主が炭治郎と禰豆子を指差して聞くので、私はそう答えた。

 

だって、あの時は炭治郎と禰豆子が人混みでバテて、早く二人を休ませるためとはいえ、私が二人に相談しないで決めちゃったから、炭治郎と禰豆子を巻き込む気はないよ。私一人がうどんを食べればなんとかなると思っていたし。

 

 

「すみません!山かけうどんを二杯お願いします!」

「えっ!?炭治郎!?」

 

 

私がそんなことを思っている間に炭治郎がいつの間にかお店の近くまで来て、店主に向かって注文を言っていた。

 

 

「食うのか!」

「はい!」

 

 

店主の声に炭治郎が元気良く答えると、炭治郎の目の前にうどんが二杯置かれた。....あれ?確か、禰豆子は鬼だからうどんを食べられないよね?...ということは.........

 

 

「いただきます!」

 

 

そう言って炭治郎はうどんを勢いよく食べ始めた。

 

これが.....原作でも出ていた炭治郎がうどんを一気に啜って二杯も食べるシーン...。現実で見ると、よくあんな感じで食べれるなと感心するよ.....。......あっ。私も早く食べないと、炭治郎と禰豆子を待たせちゃう...。

 

 

「ご馳走様でした!」

「ご馳走様でした。」

 

 

私がうどんを一杯食べ終わるのと炭治郎がうどんを二杯食べ終わるのは同時だった。流石は炭治郎.....食べるのがとても速い!....けど、私も少し褒めてほしいです。量は違うけど、炭治郎のあのスピードに追い着いたことは褒めてほしい。ここで頑張るのはおかしいかもしれないが、私、頑張りましたよ!

 

 

「美味しかったです!」

「ありがとうございます。」

「分かればいいんだ。」

 

 

炭治郎と私はうどん屋さんの店主にそう言って去り、うどん屋さんの店主は炭治郎と私に手を振っていた。

 

 

「.....そういえば、後で珠世さんの屋敷に行くという話だけど.......どうやって行くの?」

「ああ。それなら......。」

 

 

私が炭治郎の方を向いて聞くと、炭治郎がどこかを指差して言った。私が指差した方を見ると、街灯の下に兪史郎さんが立っていた。まあ、確かに向かいに来てもらわないと...どこなのか分からないもんね.....。術で隠されているのだから。

 

 

「兪史郎さん!待たせてすみません!」

「ああ。それは大丈夫だが.......。」

 

 

炭治郎が兪史郎さんに挨拶すると、兪史郎さんは炭治郎にそう返した後、私を睨みつけた。兪史郎さんは炭治郎と禰豆子のことは気にしていないようだが、私のことは警戒している様子だった。

 

 

「おい!本当にこいつも連れて行く気か?人間の女だろう!お前達二人、前世のことを忘れたのか!」

「大丈夫です!鬼殺隊には入っていませんし、怪しい匂いは一切していません!」

「平気!」

 

 

兪史郎さんの言葉に炭治郎と禰豆子は私を庇ってくれた。

 

....でも、兪史郎さんの気持ちは分かる。原作では兪史郎さんは最終決戦で鬼殺隊の格好をして紛れ込んでいたから、きっと炭治郎と禰豆子が亡くなっていくところを見たのだろう......。その後、兪史郎さんがどうなったかは分からないけど.....逆行しているから、何かあったのだろう...。それで、今世で人間にあんな目に合わされたのに、鬼殺隊ではないが前世ではいなかった人間の私と行動しているのはどういうつもりかとなるよね.......。

 

 

「しかも...そいつ、醜女ではないか。」

 

 

兪史郎さんの言葉に周囲の空気が凍った。

 

 

....まあ、珠世さんと禰豆子と比べられたら私は醜女だと分かっているよ。私も普通の顔立ちだな.....というより、明らかにモブという立場だなと思うくらいだからね......。だけど、はっきりと言われてしまうと....少し胸に刺さりますね。できれば...普通と言われたかった.....。

 

 

「めっ!」

「そうですよ、兪史郎さん。また女の子にそんなことを言って...。彩花も可愛いですよ。」

「ははっ。....ありがとう。でも、気持ちだけもらっておくね。」

 

 

しばらくして、禰豆子が兪史郎さんにめっをして、炭治郎がそう言ってくれた。

 

.....二人ともお気遣いありがとうね。炭治郎の言う可愛いも童顔だからだもんね........。前世も今世も私は子どもみたいって言われるんだよね......。事実だけど...少し気にしているんだよ.....。

 

 

「彩花!言う!」

「そうだぞ!しっかり否定しなきゃ駄目だぞ!」

 

 

禰豆子が私から兪史郎さんを何回か指して何か伝えようとしていた。おそらく炭治郎の言っていることと同じなのだろう。炭治郎...禰豆子....本当にありがとうね.......。慰めてくれて、凄く嬉しいよ....。

 

 

「行くぞ。」

「行くけども!」

 

 

先を進む兪史郎さんに炭治郎はまだ何か言いたそうにしていたが、そのままついて行った。

 

 

「.......私達も行こうか?」

「うん!」

 

 

私と禰豆子も互いに顔を見合わせてから二人の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

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