とあるロドスの愉快な日常   作:ヤティマティック

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すまない(諏訪部ボイス)、ネタが浮かばな過ぎてめっちゃ間空いた上に、もうちょっと後に出そう思っていたキャラが出てきてしまった、そしてサブタイのネーミングセンスの無さよ



2日目「美味しいケーキは毒の味!?」

ここはロドス内にある食堂、ロドスには様々な場所から人が来るためその分食堂に並ぶ料理のジャンルも多い、故に食堂と言うよりフードコートのような作りになっている、そんな食堂で残り1つのケーキをかけた戦いが繰り広げられている

 

「分かってますね?勝っても負けても恨みっこなしですよ」

「はい、問題ありません」

「ぜってー勝つ!」

「私も構わない、では」

 

ケーキ争奪戦を勝ち抜いたアーミヤ、グラウコス、イフリータ、シルバーアッシュは真剣な表情をしている、そして真剣勝負を開始する為にアーミヤが合図を出す

 

「せーのっ!」

「「「「最初はグー、ジャンケンポン!!」」」」

 

こうしてケーキを賭けた仁義なき戦い(ジャンケン)が始まった、それを少し離れた位置にあるテーブル席から見ていたドクターは呟いた

 

「…なにこれ」

「…知らん」

 

ケーキを頬張りながら傍観するドクターと傍に立ちコーヒーを飲むケルシー、2人は呆れた表情になっている、そのドクターが食べているケーキは毒々しい青色をしており、普通の人なら食べようとは絶対に思わないような配色をしている、しかしロドスのオペレーター達はそのケーキを躊躇い無く食べている、何故ならば見た目とは裏腹にものすごく美味しいのだ

 

「いやまぁ、気持ちは分かるけど、まだ子供達とグラウコスはいい、けどなぁ」

「言ってやるな、ドクター」

 

シルバーアッシュが甘党なのは最早周知の事実なのだが、まさか子供相手に本気になる程とはドクターも思わなかったのである、ちなみにシルバーアッシュの妹であるクリフハートとプラマニクスは恥ずかしさのあまり顔を手で覆っていた、そんな中ケルシーは周りを見回してある事に気がついた

 

「ドクター、アズリウスを見なかったか?流石に居ないわけが無いはずなんだが」

 

ケルシーが気づいた事、それは例のケーキを作ったアズリウスが見当たらない事である、聞かれたドクターは自分の指を下に向けた、視線を落とすとそこにはドクターの膝枕で眠るアズリウスがいた

 

「どっかのバカがホールケーキ食いたいっつったらしくて、作るの大変なのに夜遅くまでずっと頑張ってたらしくて、だから今は寝かせてやって欲しい」

「なるほど、ちなみにそのバカは誰だったんだ?」

「メイリィ」

 

ドクターが聞いた話によるとアズリウスが普段通りにカップケーキを作ろうと準備している所にやって来て、ケーキを作る事を聞いて喜んでいた時にホールケーキを食べたいとお願いし、アズリウス自身は作ったこともあるためそれを承諾した結果、アズリウスは夜中までケーキ作りに没頭していたのだ、ロドスにいる全員分切り分けられるようにするために

 

「まぁ、メイリィが悪いかと聞かれると微妙なラインだったから一応注意だけはしといた」

「流石にな、それで怒られるのは理不尽だろうし」

 

そう2人が話していると眠っていたアズリウスが目を覚ました

 

「ん、あれ?私、もしかして寝てました?」

「あぁ、おはようアズ、よく眠れたか?」

「あ、おはようございますドクター、よく寝れましたよ」

 

起きたアズリウスは眠る前の事を思い出し、少し顔が赤くなった、その事にドクターは気づいて無く、見ていたケルシーはドクターにジト目を向ける

 

「ドクター、お前なぁ」

「え?何だ?」

「いや、ところで向こうの方、そろそろ決着が着きそうだぞ」

「決着?」

「お前が寝てる間にケーキ争奪戦が勃発してさ、ほらいつものカップケーキじゃないから余りが出てさ」

「なるほど、やはりホールケーキは止めた方がよろしいでしょうか?」

「たまには良いんじゃね?ただし、次からは誰かと一緒に作れよ」

 

ドクターの言葉にアズリウスは頭を縦に振った、ケーキ争奪戦の方はアーミヤとグラウコスが脱落し、イフリータとシルバーアッシュの最終決戦が始まろうとしていた

 

「まさか30回以上あいこになるとは思わなかったが、これが最後の戦いだ、覚悟はいいな?銀のオッサン」

「もちろんだ、では」

 

2人は構えを取る、その表情は真剣そのもので、互いに武器を持っていればそこからアーツの余波で周りを吹き飛ばしていただろう、そして、2人は遂に動き出す

 

「「最初はグー、ジャンケンポン!!」」

 

全力全開の掛け声と共に手を出した、その結果は…

 

「よっしゃあああ!!」

「何…だと…」

 

チョキを高く掲げるイフリータと手のひらを見るシルバーアッシュ、勝利の女神は幼き子供に微笑んだのだ、勝ったイフリータはウキウキ気分でケーキの乗った皿を持つとサイレンスとサリアのいる席に小走りで向かった

 

「サリアー、サイレンスー、勝ったぜー!」

「イフリータ、分かったから気おつけt「あっ!」っ!イフリータ!」

 

途中で足がもつれてしまい前のめりに倒れかけるイフリータ、それを見て叫ぶサイレンス、そんな彼女の隣にいたサリアは椅子を倒しながら飛び出し寸のところでイフリータを支えることに成功した、しかしイフリータ持っていたケーキは宙を舞って、そして床へ落ち始めた、その瞬間空の皿が飛んできてケーキを乗せるとそのままサイレンスのテーブルに着地したのだ、この皿はドクターが自身の食べかけのケーキの乗った皿を叩きケーキとフォークを打ち上げると空となった皿をフリスビーの如く投げ飛ばしたのだ、そのドクターの方はというと、残り1口のケーキは口に、フォークはドクターの右手にすっぽりと収まったのだ、この間僅か5秒である

 

「イフリータ、大丈夫か!?」

「焦った〜、サンキュサリア、ってケーキ!!」

「落ち着いて、ほら、ケーキは無事だから」

「マジだ!なんで!?」

 

イフリータの疑問に対してサイレンスはドクターの方に指を向ける、2人はサイレンスが指差した方を見て納得した

 

「なるほど、ドクターか」

「やっぱアイツ、バケモンだろ」

「どうしよう、最近は否定出来なくなってきた」

 

イフリータの発言に思わず納得してしまったサイレンスなのだった、一方ドクターの方は

 

「んぐ、よし」

「よしじゃない、皿を投げるな」

「無駄にスタイリッシュでしたね」

 

ケルシーに怒られ、アズリウスに苦笑いされたドクターはケラケラ笑っていた、この後ライン生命親子はケーキを分け合いながら食べ、ドクターはアズリウスと共にある人物の元に向かう為、食堂を出たのだった

 

ーーー

 

ドクターとアズリウスが向かった先はある部屋には世間では【死者】になっている人物がいる、その為部屋は兎も角、ロドスの外に出るはまず無い、ドクターが必要と判断すれば話は別だが、部屋の前で止まったドクターは扉をノックする

 

「おーい、ドクター急便でーす、ケーキのお届けに参りましたー」

「あぁ、今行く」

 

扉が開き、中から出で来た人物、白髪で長髪の女性、凛とした目付きとは裏腹に優しそうな笑みを浮かべている、その頭にはコータスの特徴、つまりアーミヤと同じ兎の耳があった、顔に横一文字の傷がある彼女、『元レユニオン幹部』、現ドクター直属の部下のフロストノヴァがそこにはいた

 

「こんにちは、ノヴァさん」

「アズリウスもいたのか、わざわざ悪いな」

「んにゃ、流石にお前らをハブるつもりは俺にはないからな、問題無いさ」

「私も構いませんので大丈夫ですよ」

 

ドクターは持ってきた手土産、1ホール分のケーキを手渡した、当然ながら彼女1人で全部食べるのでは無く、彼女の部隊、『スノーデビル隊』の分の切り分けられたケーキの入った箱であった

 

「これが噂のケーキか、デルフから話は聞いてる」

「そうなんですの?それは楽しみにしていたと言う事でよろしいのでしょうか?」

「もちろん、死者すら飛び起きるほどの美味さと聞いたぞ」

「一体どういう説明をしたんですかデルフさん?」

「イヤイヤ、嘘は言ってないぞ?それぐらい美味いのは事実だし、あと背ビレ掴むのはやめて」

 

ドクターは腰の辺りにある背ビレを掴まれてしまった為、足がものすごく震えており、アズリウスは呆れた顔をしてドクターの背ビレを掴んでいた、しかしその表情は嫌そうでは無く、寧ろ嬉しそうな感じに見えた、ちなみにデルフとはドクターの本名である、そんな2人を他所にフロストノヴァは箱を開け中を見た

 

「…凄い色だな、話に聞いていたとは言えど、やはり聞くのと見るのでは全然違うな」

「あー、やっばり?」

「えっ何か変ですか?」

「しかも自覚がないと」

 

箱の中のケーキの色を見て苦笑いをしたフロストノヴァ、その反応に同意するドクター、自覚がないアズリウスは首を傾げていた、その間もずっとドクターの背ビレは掴まれており、限界が近いのか声まで震え始めた

 

「いやあの、アズリウスさん?そろそろキツくなってきたから離してくれると嬉しいんですが、てかいつまで掴んでんだ!」

「あら、忘れてましたね」

「大丈夫かドクター?足がものすごく震えているぞ」

「無理、しんどい」

 

そう言ってドクターは腰を摩りながらアズリウスを睨む、ドクターの背ビレにはしっかりと神経が通っており、掴まれると平衡感覚が狂ってしまうのだ、しばらく摩り続けたドクターは軽く背伸びしながら言った

 

「まぁ、ケーキの方は期待していいぞ、前も言ったけど俺が保証する、渡す物も渡したし、俺らは仕事しに戻るわ」

「あぁ、無理はするな」

「大丈夫、んじゃ、アズは後で撫で回してやる」

「えっ?あっ失礼します」

 

そうして2人は執務室へと向かて行った、それを見たフロストノヴァはやれやれと頭を横に振ると部屋に戻り、そろそろ雑用から戻って来るスノーデビル隊(兄弟たち)の為にお茶の準備をし始めるのだった

 

 

 

おまけ

 

「サイレンス、あーん」

「あー、うん、美味しい」

「だよな!サリアにも、あーん」

「ん?いや、私の事は気にしなくていいぞ」

 

ケーキ争奪戦を勝ったイフリータはサイレンスとサリアにも分けながらケーキを食べていた、しかしサリアは2人を優先してそれを断ったのだ、イフリータはムスッとなったが次には何か思いついた顔になった、ケーキをフォークで刺すとサイレンスに渡した

 

「サイレンス、ほい」

「え?」

「ほら!あーん」

「「え!?」」

「だってよ、オレサマだと多分食べてくれねぇし、頼むって」

 

イフリータの一言に納得と困惑するサイレンス、しかしイフリータのお願いを断れる訳もなく

 

「サリア、あ、あーん」

「オリヴィア!?」

「は、速くして、私も恥ずかしいから」

「あ、あぁ、あーん」

 

サイレンスに差し出されたケーキを食べるサリア、互いの頬は紅くなっており、サイレンスは耳まで真っ赤になっていた、ケーキを食べたサリアは静かに呟いた

 

「…美味い」

 

その一言にニカッと笑うイフリータ、そしてそれを見た2人も笑みを見せたのだった、それを見ていた名もなきオペレーター達はこう思った、てぇてぇと





まさかのフロストノヴァ登場、こちらのロドスでは生存ルートになってます、あと関係ないけどドクターの容姿について触れて無かったのでざっくりと説明

・身長は176cm
・髪は黒の短髪
・目の色は赤色
・中性的な顔
・腰辺りに背ビレがある
・本名はデルフ、若しくはデルフィ
・cvイメージは石川界人さん

次回、ナイチンゲールメイン回、もしかしたら軽くキャラ崩壊になるかも?
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