とあるロドスの愉快な日常   作:ヤティマティック

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第二昇進時のセリフがニートのそれにしか聞こえなかった事からこんな話になっちゃった笑



3日目「ゲームは人を繋ぐ糸」

とある惑星のとある場所にいるある3人は崖上から下の様子を見下ろしていた、鳴り響く銃声、炸裂する手榴弾、血みどろの戦いを安全地帯の高台から見ていた、敵の数が減り、残ったとしても直ぐに漁夫の利を取れるように、その様子を見ていた青い筒の様なものを弄っていた人物が呟く

 

「やってるやってる、この様子なら少なくとも負ける事は無さそうだな」

 

そう言って弄っていた筒を放り捨てた人物、ドクターは腰に下げていた赤い缶の様なものを手に取ると、崖下に投げた、缶は地面に落ちたその瞬間、横一文字に炎が吹き出し、崖下にいた敵達を焼き始めた、投げたドクターはその様子を見てニヤリと笑みを浮かべて見せた、混沌と化した崖下を見て、うわぁ…と声を零した1人がいた

 

「リーダー、やることエグいねぇ」

 

そう言いながらその顔はとても楽しそうな笑顔だったその人物、ペンギン急便に所属するサンタク、エクシアである、そう言った彼女も腰に付けていた手裏剣型手榴弾を投げつけていた

 

「そう言うお前もじゃないか、エクシアよォ」

『(゚^Д^゚)w w w』

「ちょっとリズ、それは私をおちょくってるのかそれとも下の連中を見て笑ってんの?」

「てかお前、ヘットセットいつ新調するんだよ」

『(´・ω・`)』

 

2人の会話にいきなりチャットで入り込んだのは医療オペレーターのリズ、もといコードネーム、ナイチンゲールである、彼女が出した顔文字を見たドクターは内容を理解した

 

「なに?「今のゲーミングPCを揃えるのにお金を使い過ぎて無い上にシャイニングさんにお財布を管理されてしまった為にしばらく無理」、お前本当にハマったよな、ゲームに」

「リーダーはまぁ、普通に違和感無いね、ハマっても」

『(◦`꒳´◦)』

 

そう、現在ドクター達はパソコンでネットゲーム、チームバトルロワイヤルをやっているのだ、先程の事も当然ゲーム内の出来事である、そうやってワイワイとやっていると

 

「おっと、残り2部隊がやり合ってる、リーダー!」

「おう、行くぞリズ、ってあれ?」

「リズがいない?」

 

残存敵部隊が2部隊となり、残りの敵を排除する為、動き出そうとした2人だったが、先程までいたはずのナイチンゲール(のキャラ)がいなくなっている事に気づく、周りを見渡すも姿を確認出来ない、ドクターは落っこちた?と思い崖下を覗き込む、すると

 

「あ、いた」

「マジ?」

『(´×ω×`)』

 

崖下にいたナイチンゲール、実は先程の会話の途中、敵の足音が崖下から聞こえたナイチンゲールは覗き込んだ際に足を滑らせて落ちてしまったのだ、更にそこにいた義足の男にバレ、戦闘になっていた、しかし足を滑らせて落ちたという事からナイチンゲールは動揺してしまいほとんど一方的な攻撃を受けていた、そして

 

『(´;ω;`)』

「あーあ」

「しょうがね、運のいい事に戦闘終わって残り1部隊だ、ult使って一気に行くぞ!」ワガナハブ○スフゥンダル!!

「了解!」ポータルヲオクワ

 

必殺技を使いながら飛び降りたドクターとエクシア、ドクターの方は視界が白黒になり敵が赤く表示されるようになり、エクシアはポータルと呼ばれる道を作り出した、降りた2人は最初に義足の男を強襲する、ドクターはハンドガン、エクシアはSMGで十字砲火、流石に義足の男は耐えきれずその場にダウンした、敵をダウンさせたドクターは他の敵を探しに行き、残ったエクシアはダウンしているナイチンゲールを助け起こした

 

「ほい、蘇生蘇生」

『d(˙꒳˙* )』

「ハイハイ、速く回復して前線行くよ」

 

助け起こされたナイチンゲールは懐から先程、ドクターが弄っていた筒を大きくした黒い筒を取り出した、急いでそれを使うナイチンゲールとダウンさせた男に確殺を入れるエクシア、そうしているとドクターから通信が入る

 

「敵、残り1人、既にダウンしてる奴がいた」

「OK、すぐ上がるよ」

「んにゃ、もう終わるわ」

 

そう言った次の瞬間、ドクターがハンドガンで最後の1人をダウンさせた通知が2人の元に届いた

 

「えっダウン?」

「誰かリザレク持ってんな、俺いま白黒だから盾の色わかんね」

『(`・∀・´)っつっつハ!』

「片っ端から殺れってか?、それしか無いわな」

 

ナイチンゲールの指示に同意したドクターは最後にダウンさせた相手に近づくとしっかりとトドメを刺した、どうやらその相手が“ダウンしても1度だけ自力で復活出来る”道具を持っていたようで、別のダウンしてた相手も力尽き、3人の画面には〈Champion〉の文字が現れた

 

『(´⊙ω⊙`≡´⊙ω⊙`)』

「あ、コイツか持ってたの」

「イエーイ、ちゃんぴおーん」

 

チャットと同じようにカニ歩きをするナイチンゲールとそれを真似するエクシアはドクターの周りをクルクルと回る、対してドクターは一発で引き当てた事に少し驚いていたが、少しすると2人と同じようにカニ歩きをし始めたのであった

 

ーーーーー

 

少ししてパソコンの電源を切った3人は部屋から出る、ここは娯楽室の中にあるゲームコーナーであり、更にネトゲ用の部屋、もとい仕切られた空間がある、その場所は防音加工がされており、中からも外も音は届かない、その為ヘットセットが必要なのだ、ちなみに、冷暖房完備でドリンクバーが飲み放題、内線を繋げばなんと料理が注文出来てしまうのだ、全体的にネカフェっぽくなっている

 

「まさか覗き込む際に足を踏み外すとは、我ながらマヌケですね」

「いやー結構落ちやすいよね、AP○X、あたしもよく落っこちるよ」

「俺あんま落ちたこと無いけど、ク○プトとかブラハばっか使ってるからか?」

「「だと思う(ます)」」

 

そんなネトゲコーナーにある休憩所で飲み物を飲みながら会話する3人、すると

 

「すみません!遅れました!」

「先輩、こんにちは」

「一気に来たな、お疲れさん」

「おう、ちょうど部屋の前で合流したんだよ」

 

そこに現れたのは、先鋒オペレーターのヴィクナとズィマー、術士オペレーターのエイヤフィヤトラの3人であった、実はドクター達、この3人を待つ間に別のゲームで遊んでいたのである

 

「エイヤさん、それが例のボードゲームですか?」

「はい!前に衝動買いしたと言っていた物です、買ったはいいけど遊んでくれる相手はいませんでしたから無駄買いだったんですが、やっとこれを遊べます!」

 

そう言ってエイヤフィヤトラは持ってきたボードゲームを机の上に置く、箱には“人○ゲーム”と書かれている

 

「えーとルールはっと、6人で一気に遊べるのか、ふむふむ、よしやるぞ」

「待って待って、説明書読ませてよ、てか渡してよ」

「いつかの時みたいにはいかないわよ!」

「チッ」

 

過去に同じ事をしてワンサイドゲームに持ち込んだドクターの事件があったため、二度と同じ事が起きないように必ず説明書は全員読み回すようになった

 

「よしよし、全員みたね、それじゃあ始めようか」

「残念だったな、ドクター?」

「うっせ」

「ルーレットで大きい数字がでた人から順番にスタートですね、それでは」

 

そう言ってナイチンゲールはルーレットを回すのだった

 

ーーーーー

 

少し離れた物陰から“○生ゲーム”で遊ぶドクター達、もといナイチンゲールを見守っている人物がいた、シャイニング、ナイチンゲールと同じ医療オペレーターであり彼女の保護者ポジションにいる人物でもある

 

「シャイニングさん?何をしているんですか?」

「アーミヤさん」

 

シャイニングの元に現れたのは我らがCEOのアーミヤである

 

「リズさんを見守っていたのです」

「ナイチンゲールさんを?」

「はい、ここに来てから彼女は本当によく笑うようになりました、更にはドクターだけでなく色んな人と話し合ったり、遊んでいたりと、私が出来なかった、差し上げる事が出来なかったものを」

 

そう言ったシャイニングの顔はフードのせいでよく見えないものの、暗い表情を浮かべていた

 

「やはり私は彼女を“救う”事は出来ないのでしょうか」

「…」

 

アーミヤはシャイニングに近づくと彼女の手を取り、言った

 

「そんなことありません、シャイニングさんがいなかったら、ナイチンゲールさんはきっと“救われ”ていませんでした、シャイニングさんがいたからこそ、今のナイチンゲールさんがいるんです」

「…アーミヤさん」

「それに、私もシャイニングさん達と出会えて嬉しかったので、そんなこと言わないでください」

 

そう言ってアーミヤはシャイニングの顔を真っ直ぐに見ていた、シャイニングはそんなアーミヤを見て、顔を逸らした

 

「えっ!なんで顔を逸らしたんですか!?」

「い、いえ、その…」

 

恥ずかしそうにしながらシャイニングは呟く

 

「そう言って貰えて嬉かったのですが、頬が緩んでだらしない顔になってしまっている気がするので、その…」

 

それを聞いたアーミヤはポカンとし、少しして笑みを浮かべた

 

「あのぉ、シャイニングさん?少しこちらを向いてもらっても…」

「え、嫌です」

「そんな事言わずに、減るものでも無いですし」

「嫌なものは嫌なんです!」

 

いじわるな笑みを浮かべながら詰め寄るアーミヤと見られないように必死に隠すシャイニング、そんな2人に気づいていたドクターは小さく笑う

 

「先輩?どうしました?」

「ん?なんでも無い」

 

そう言ってドクターは自分のターンが来た為、ルーレットを回した、数分後、最初は借金まみれだったものの後半で巻き返し大金持ちになったナイチンゲールがトップをとり、借金こそしなかったものの大きいチャンスも来なかったせいでビリのヴィクナにメイド服を着させると言う罰ゲームを行ったという

 

「ちょっと!この服のスカートものすごく短いんですけど!?」

「ヴィクナさん、よく似合ってますよ」

「やーんかわいい!」

「あっぶねぇ、ラストデカい収入あって助かったぜ」

「むぅ、あと少しでトップになれたんですが、惜しかったです」

(これ、俺が負けてたらどうなってるか)

 

ロドスは今日も平和である




今回のメンバーだけじゃなくて色んな人とナイチンゲールはゲーム等で交流している為、より表情豊かです

おまけの代わり

ドクター
[主にアクション、アクションRPGをやってる]

ナイチンゲール
[RPGを勧められ、ゲームにハマる、ちなみに最初にやったのは最終幻想の十番目]

エクシア
[TPS、FPSがメイン、理由はお察し]

ヴィクナ
[楽器コンの音ゲー、ギター以外も触っている]

ズィマー
[以外にも戦略シュミレーション系、特にロボット系]

エイヤフィヤトラ
[今まで一緒に遊んでくれる人がいなかったが最近色んな人とボードゲームで遊んでいる]

アーミヤ
[アークナ○ツ]

シャイニング
[ゲームは観てる派の人、尚最終幻想十のラストを二アールと共に観て、3人で号泣した]

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