とあるロドスの愉快な日常   作:ヤティマティック

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一度完成させたんですが、納得出来なくて一から書き直してました、そこから仕事だ何だで忙しくて時間かかり、投稿が年越しに、頭ポンコツ過ぎないか自分…



4日目「暴れ過ぎ注意」

とある移動都市の廃墟での戦闘にて、そこを根城にしていたレユニオン兵はフードの男に翻弄されていた

 

「誰でもいいからアイツを止めろ!」

「無理だよ!てか追いつけねぇ!」

「クッソ!矢が当たらねぇ!」

 

そうしている間にフードの男はレユニオン兵の間を通り過ぎ、そして

 

「ジャックポット!」

 

ドドドドン!!

 

滑るように動きながら両手に持った大型拳銃を発砲した、その銃弾は一発も外れることなく、全弾命中する

 

「ぐへぇ!」

「ちくしょう!野郎!」

「おい!一人で突っ込むな!」

 

無謀にも正面から斬り掛かるレユニオン兵の一人、対してフードの男は動きを止めて正面から迎え撃った、攻撃は右手の拳銃を回転させながら剣の軌道を逸らして、そのまま左手の拳銃を眉間に銃口を向けて撃つ。

さらに後ろから迫っていた潜伏兵に気づき、後ろからの攻撃を難なく避けるとその潜伏兵を蹴り倒し、その上に飛び乗った、そして

 

「派手に行くか!」

 

地面を蹴り、なんと潜伏兵をスケボーのようにして滑り出したのだ、その状態で回転しながら射撃をして、周囲を攻撃したり、障害物を避けるためジャンブしたりしながら周辺を滑り、最後には瓦礫で出来た坂を使い、乗っていた潜伏兵を吹き飛ばした、それを見た他のレユニオン兵たちは恐れて縮み上がった

 

「ひぃぃ!」

「怯むな!とにかく奴らの前線基地を襲撃出来ればアイツも引くはずだ!アイツを無視して行くぞ!」

「「「お、おぉ!」」」

 

レユニオン兵は敵陣を攻めることで状況を打破しようとそちらに全力で向かった、しかしそれを見たフードの男は言った

 

「おーい、多分そっちのほうg【ドゴォン!】…あー、遅かったか」

 

突然の爆発音を聞き、はぁ…と溜息をつきながらレユニオン兵に心の中で合掌するフードの男、爆発音の主は爆弾、ではなく一本の剣であり、そしてそれを持つ一人の女剣士の攻撃である

 

「(エーギル語)通り抜けれると思ったのかしら?なら私をどかしてみなさい」

「な、なんて言ってんだ、コイツ…」

「なんでもいい!幸い一人だ、複数人で叩けばすぐに済む!」

 

女剣士に一斉に襲いかかるレユニオン兵だったが、その攻撃は女剣士の背後から現れた修道女の持つ“杖のような物”に止められた。

その杖の先には丸い刃がついており、その刃が回転し始めた、修道女はレユニオン兵たちを押し返し、その杖、もとい回転ノコギリを振るう、押し返された者たちだけでなく後続の者たちも切り裂かれた

 

「ど、どこから現れた?気配は無かったのに…」

「スカジさん、彼らはその言葉を理解出来ないと思いますわ」

「大したことは言ってないわ、通りたいなら私をどかしてみなさいって」

 

修道女はレユニオン兵に興味が無いのかそちらではなく女剣士の方を向いて話しかけた、対して声をかけられた女剣士、前衛オペレーターのスカジは背後に突き立てた剣に寄りかかって休んでいる。

知っていますわと言って肩をすくめた修道女、前衛オペレーターのスペクターの顔は呆れていた、もちろん、休んでいることにだ、そんな二人にフードの男は声をかける

 

「お前らー、そっちに向こうの重装行ったぞ」

「いくらなんでもコレは斬れないだろ!」

 

どうやら二人を抑えるために重装兵が出てきたようで、スカジはめんどくさそうな表情を浮かべ、スペクターは楽しそうに笑う

 

「確かに厄介ね、なかなか斬れないもの」

「あら、耐久勝負なら負けませんよ?」

(よし、今のうちにこっそりいくぞ)

(((おう)))

 

二人が重装兵を相手している間に横を通り抜けようとしているらしく、レユニオン兵はコソコソ動く、その時、空から一人の少女が【舞い降りた】

 

「なっ」

「行かせないよ!」

 

少女は手に持っている杖を突き立てる、すると周囲の瓦礫などが重力から解き放たれたように浮かび上がった、その内にレユニオン兵も含まている

 

「うわぁぁぁ!?」

「浮いた!?」

「ちょっと失礼」

「ぐぇ!」

 

浮かび上がったレユニオン兵は慌てふためくが、そんな彼らをフードの男は足場として使った。

足蹴にされたレユニオン兵は勢いよく地面にぶつかって気絶してしまう、フードの男は少女の近くにある街灯の上に飛び乗ると他の浮いているレユニオン兵に向かって銃を撃ち、浮かせている少女もアーツの弾丸を放ち、浮いているレユニオン兵と重装兵を攻撃する。

アーツの攻撃は物理的な防御では防げないために重装兵にも大ダメージを与えられる、スカジたちと戦っていた重装兵も少女のアーツの攻撃によって倒れた

 

「アンジュ、他のメンバーは?」

「時間かかったけど連れて来たよ!」

 

フードの男にそう聞かれた少女、アンジュこと補助オペレーターのアンジェリーナ、本人には自覚は無いが彼女のアーツは物体の【重量】を操ることができる、そのため他のオペレーターたちを軽くして、文字通り飛んで来たのだ、つまり

 

「クソが!また新手か!」

「つっても小娘一人とよくわかんねぇシスター入れても4人だ、人数じゃこっちが勝ってる、押し切れるぞ!」

 

レユニオン側は隠れている者たちも含めればまだ百人以上いるため、物量作戦で押し切ろうとする、しかし彼らは気づいていない、相手は【空】から来ていることに

 

「赤霄・抜刀!!」

「どりゃあぁぁ!!」

 

空から勢い良く落ちて二人、一人は腰に差した剣を居合で振り抜き、紅い斬撃を放ち、複数人を斬り裂いた。

もう一人は手に持った盾を地面に叩きつけ、その衝撃がその辺りにいたレユニオン兵を吹き飛ばす、降りて来た二人は武器を構え直すと言った

 

「チェン、任務を開始する!」

「ホシグマ、只今到着した!」

 

龍門近衛局の隊長、前衛オペレーターのチェンとその部下、重装オペレーターのホシグマ、更には彼女らの部隊員も降り立ち、戦闘を開始した、その大半が降り立った際に「地面ってサイコー!」とか言いながら走って行った

 

「…帰ったら根性叩き直してやる、で?なんでニヤついているんだホシグマ」

「いえ、隊長が楽しそうに飛んでたので」

「今すぐ忘れろ!ドクター、お前も忘れろ!」

「いや、俺まだ何も言ってないんだが?」

 

チェンは恥ずかしそうに叫び、それを聞いたフードの男、ドクターは肩をすくめる、しかしその顔はチェンたちの方を向いておらず、少し離れた位置にあるビルを見ていた、次の瞬間、ドクターはそのビルに銃を向けた、そして

 

「…そこ」

 

ドン!ドン!

 

撃った、その弾丸はビルに向かって飛んでいき、窓から顔を出した狙撃兵に直撃した、突然のことに狙撃兵の動きが止まる

 

「はぁ!?」

「こっちが顔出す瞬間に撃ったのか!?」

 

すぐに身を隠し、状況を理解したものの、空中で攻撃準備をしていたオペレーターたちの標的になっていることに気づかなかった

 

「今です!総攻撃!!」

「射貫く!」

 

空中で待機していたアーミヤの号令で総攻撃を行う狙撃、術士オペレーターたち、アーミヤ自身もアーツを放つ、当然狙撃兵も迎撃しようとするが、アーミヤの隣にいた狙撃オペレータープラチナの弓で全員撃ち抜かれた、更には廃墟とは言えども頑丈なビルでもアーツやグレネードランチャーやバリスタの攻撃を受け続ければ…

 

ガラガラガラ

 

「まずい!ビルが崩れる!」

「に、逃げろぉ!」

「ダメだ!間に合わ」

 

ドグァシャァァン!!

 

いくら頑丈でも崩れ落ちるものである、ビルが崩れたのを見た狙撃、術士オペレーターたちは地面に降り立つと前線の援護に向い、アーミヤとプラチナだけはドクターたちの場所を見下ろせる建物の上に降り立つ

 

「遅れてとうちゃーく」

「遅れてってか俺らが速いだけなんだよ」

「ドクターは瓦礫とか飛び越えて、スカジさんは建物を突き抜けて最短距離で通ってましたからね」

 

そう言って苦笑いするアーミヤ、この場に向かう時、道が瓦礫等で塞がれていたりしたために部隊での活動が難しかった、そのためアンジェリーナのアーツで空から行こうとなったのだが、ドクターとスカジが面倒くさがり、アーミヤの言った通りに通り抜けたのだ

 

「私がついて行かなかったら誰がドクターの面倒見れたのかしら?」

「いやちょい待て、お前もじれったい言ってたじゃねぇか」

「どっちもどっちですよ、それよりドクター、先程から他の建物を警戒してますがどうなさったのですか?」

「ああ、連中他の所にも潜んでるんだよ、ただ警戒してるんだが、顔出す様子が無くてな」

「もしかしてさっきビル壊したから?」

 

アンジェリーナの一言に納得の声を上げる面々、そんな中ドクターだけはため息を吐く

 

「…逆に危険なんだよなぁ」

「ドクターにはどこに居たとしても分かりますからね、音が響けば」

 

先程のビルの狙撃兵への射撃もそうだが、ドクターの能力【エコーロケーション】のおかげでこの辺り一帯にいるレユニオン兵たちは全員見つかっているのだ、尚その情報はドクターしか分からないため、通信機を通じて情報を共有しているのである

 

『ドクター、隠れている奴らはどうするんだ?』

「おうチェン、とりあえず二つ考えてある、一つは出てくる瞬間に遠距離オペレーターで潰すのなんだが、正直ここまで出てこないとなるともう一つの方が確実な気がするんだよ」

『…当ててやろうかドクター、建物ごと蹂躙して歩くだろ?』

「なんだよ、お前もこっちやりたいのかホシグマ?」

『おいおい勘弁してくれ、私も隊長に怒られるじゃないか』

 

そう言って通信機越しに笑うホシグマ、その様子からドクターが何をするか、いや、何をやらかす気か分かってしまったアーミヤはため息を吐き、分かっていないチェンは聞き出そうとする

 

『おい、一体何をするつもりだ?蹂躙って』

「見てれば分かるよ、おいスカジ、スペクター、やるぞ」

「あら、暴れてよろしいのですか?」

「私は構わないけど、アーミヤはいいのかしら?」

 

スカジはチラッとアーミヤを見ながら言い、アーミヤは肩を竦めながら言った

 

「…まぁ、その方法が一番良いかもしれないですね」

「あれ?いいのアーミヤ?」

「そもそもドクターの能力必須だったので、少しは好きにさせてあげましょう」

「…今めちゃくちゃ嫌な予感した人挙手〜」

 

プラチナの一言を聞いた面々は全員手を上げる、手を上げられない通信機越しの二人は代わりに返事をする、手を上げて無いのはドクターとスカジ、スペクターだけであるが、三人は気にしない。

スカジは地面に突き刺していた剣を片手に持ち、黒い影を纏いながら歩き出し、言い放つ

 

「(エーギル語)またたきせずに自分の死に様を見届けることね。」

 

スペクターは回転ノコギリを起動させ、その目を紅く輝かせながら笑を浮かべ、つぶやく

 

「逃しませんよ……!」

 

ドクターは街灯から飛び降りると銃をリロードし、両腕を蒼く染めながら銃口を向け、叫ぶ

 

「(エーギル語)痛みなんて感じる間もなく、ラクに死なせてやるよ!」

 

その日レユニオンは昼間にも関わらず【悪夢】を見ることとなった

 

………

 

「…はい、コレで終わりです」

「あ、ああ、ありがとう」

「ちょっとだけ血を採らせて、感染のサンプルを採る必要があるから」

「お、おう」

 

後方にあるロドスの中継基地にてレユニオンは医療オペレーター、シャイニング、サイレンスの治療を受けていた、治療が終わった者からどんどんテントから出ていき、すぐに新たな患者が入ってくる。

そのレユニオン兵の手には手錠などは着いておらず、全員手ぶらなのだ、危険だと思われるだろうが、テントの外には先鋒オペレーターのヴィクナとスカベンジャーが待機している、そのおかげで例え暴れられてもすぐに取り押さえることが出来るために気にする必要は無いのである。

…もっとも、レユニオンにそんな気力など残っていないのだが

 

「…なぁ、ヴィクナ」

「はい、なんですか?」

「…ドクターはバカなのか?」

「…すみません、ノーコメントで」

 

そんな二人の視線の先には先程まで廃墟の街だった瓦礫の山があった、この瓦礫の山は数時間前までドクターたちが暴れていた前線の跡地であり、ロドスのヤベー奴三人が暴れて出来上がったものである、そのドクターたちはと言うと

 

「お前らバカなのか!?いくら廃墟とは言えども街一つをまるまる消し飛ばすヤツらがいるか!!」

「?廃墟なら問題無いでしょう?」

「ドクターが暴れて良いと言ったので、少し張り切りすぎてしまいましたわ」

「少し?」

「いや、隠れてるヤツら炙り出すならコレが一番だろ?」

 

チェンに怒られていた、しかし反省はしていないのかスカジは正座しているが無表情である、スペクターも正座している、しかしクスクスと笑顔を見せており、それを見た一部オペレーターとレユニオンはSANチェックしていた(数名失敗していたが)、ドクターにいたっては寝っ転がって話を聞くだけ聞いている状態である、全く反省しない三人にチェンは思わず赤霄を抜き、斬りかかろうとするが、アーミヤとホシグマに宥められ、ドクターたちはしばらくの間ハイビスカスの料理しか食べられなくされるのだった。




戦闘シーンが難しい、文才が欲しいなぁ…
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