BanG Dream! S.S.B.N. - 少女たちとの生活 完結倉庫 - 作:津梨つな
「…………。」
「…かーくん?」
「…みーくん…?」
何だか騒がしかったので居留守を決め込んでみたら…あぁ、これはこれで面白い。
はぐみ、友達と一緒の時はこんな感じなのか。
つっても、前にバンドのみんなと会った時もこんなだったか。
…まぁ、こんな特殊な呼び名の友達は初めてだが。あ、着ぐるみのやつはいた。あれはなんだったんだ…。
「おっといけねえ…えぇと……
…どうしたー?何か用事かー??」
「いいぞー。」
「おっじゃましまぁーす!!」
「にーちゃん!友達連れてきた!!」
「…ども。」
「おぉ、いらっしゃい。…で、何故俺の部屋に通すのかね妹よ。」
居間なり自分の部屋なりで遊んでなさい。
「んとねー。かーくんが、にーちゃんに会いたいっていうから連れてきた!」
「かーくんっていうのは…」
「はい!!私、戸山香澄っていいます!!かーくんとお呼び下さい!!」
「…あぁ、"香澄"のかーくんか。女の子なのに、くん付けでいいのかい??」
「いいんです!呼びやすいのが一番!!」
あぁ…元気いっぱいだ…。
はぐみの友達って感じするなぁ…。同じ匂いがする。
…や、変態とか言うなよ。そういう匂いじゃねえ。
「そっかそっか…。それじゃぁ、そっちの君がみーくんか。」
「あぁ、聞いてたんですね…。」
「まぁほら、はぐみの声はよく通るから。」
「ふーん。」
「…えっと、みーくん。君の名前は?」
「ふふっ…美咲です。奥沢美咲。」
「なんで笑ったの。」
「いや、訊き方…。ぷふっ。」
「そんな変だったかな…。まぁいい。
君、どこかで会ったことないかな。」
「ふふっ…ふふふふ……。」
えっ、どこがそんなにツボ?
「はー…。お兄さん、ナンパじゃないんだから…。」
「あぁなるほど。…で、どう?」
「確かに会ったことはありますね。お兄さんが気づいているかはわかりませんが…。
どこで思ったんです?」
「やっぱりか…。何というか、聞き覚えのある声だったんだ。
でももうちょっとテンションは高めだったような…。」
「…素敵な耳をお持ちで。」
「もー!にーちゃんとみーくんだけでお喋りしないで!
はぐみとかーくんが置いてきぼりだよ!」
「はわぁ…。」
そっかそっか、そんなにむくれるな妹よ。
そしてとなりのかーくんは何故そんな阿呆面で惚けているんだい。
「ごめんなぁはぐみ…。
あとでいっぱい遊んでやるから、今は折角来てくれたお友達と遊んでおいで?な?」
「うぅ…わかったよ…。」
「あと、かーくん?そんなに見つめないでくれ?
かーくんも、向こうではぐみと遊んでやってくれ。」
「香澄…です。」
「ん、さっきも聞いたぞ。戸山香澄ちゃんな。」
「香澄って呼んで!!お兄ちゃん!!」
「ぅゎちゃー…。戸山さんが堕ちた…。」
「お兄ちゃん?君は俺の妹じゃないだろ…。」
「こんなお兄ちゃんがほしい!ほしいほしい!!
ねね、はぐ!私もお兄ちゃんほしい!」
「えぇ!?だめだよかーくん!にーちゃんははぐみのにーちゃんだもん!!」
「うーん…。」
「あーあ。収拾つきませんねこりゃ。」
「みーくん、パスしていい?」
「や、勘弁してください。」
「頼むよー…ミッシェルー…。」
「ふふっ、そこまで気づいてたんですね。」
「まあね。はぐみの前では言わないけど。」
「言っても気づきませんよ、多分。」
「そっかー…。」
「で、これどうするおつもりで?」
「どうしよっかなぁ。でも、もう一人妹ができるとしたら美咲ちゃんみたいな大人しい子がいいかなぁ…。」
「…なりましょうか?妹。」
「まじ?うれしいわー。」
「よろしくねー。おにいちゃーん。」
「引くほど似合わないね。」
「でしょう。」
「!!見てかーくん!!」
「はっ!私たちが揉めてる間に、美咲ちゃんにお兄ちゃん取られちゃった!!」
「……いぇーい。」
「「ずるい!!!」」
嵐のような妹軍団は、騒ぐだけ騒いであっという間に帰っていった。
なんだったんだ。
<設定更新>
○○:騒がしいよりも冒頭のだんまり期間の方がよっぽど疲れたらしい。
記憶力はいい模様。
はぐみ:ノックをするというマナーは守れるのだが力加減という言葉を知らないせいか
兄の部屋のドアはボコボコ。
あの音は割かしフルスイングのグーによって生み出されいる。
香澄:すぐ影響されすぐなんでも欲しくなる。
大体手に入る環境の恵まれ具合がやばい。
美咲:何気に一番デレそうな予感。しっかし妹感ないな。