1/8スケールの不思議な物語 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
熊と調はお茶を飲んだ後、少しばかりの沈黙が続いてやがて熊から話を始めた。
「えっと……月読さんでいいかな?」
「いいですよ……森川さん」
「……僕の事は熊でいいから」
「分かりました。熊さん」
「とりあえず君はフィギュアじゃなくて人間であってる?」
「……私は人間です」
「分かった分かった。でもどうやって動き出したのか覚えてる?」
すると調は少し考えて、ふとある事を思い出した。
「あの……あまり話したくないんです」
「それなら仕方ないね」
(言えない……熊さんに体を触られて動けるようになったなんて、でもそれって……)
「月読さん?」
調は少し顔を赤らめていて、やがて熊に恥ずかしいそうに小さく呟いた。
「……エッチ」
「……何が!?」
やがて熊は調に対してある事を伝えるのだった。
「月読さんはこれからどうするの?」
「私は……早くきりちゃんの所に帰りたい」
「きりちゃん?友達かな?……なら僕が一緒に見つけてあげるよ」
「本当ですか?……ありがとうございます」
「月読さんを元に戻す方法もあるかもしれないからね。それじゃしばらくの間よろしく」
そして熊は調の前に指を差し出した。その行為が調にはよく分かっていなかった。
「……?」
「あ、握手だよ。今の月読さんの手の大きさじゃあデカすぎると思ってね」
「握手ですか。分かりました」
そして調が指を握ると少し震えているのを感じた。
「ごめんね?これでも結構頑張ってる方なんだ」
「……私が怖いの?」
「いや今は怖くないんだけどね……やっぱりトラウマは中々治らないからね……」
調はその言葉に少し考えて、その指を自分の顔に近づけた。
「……どう?」
「……えっと、これは?」
「震え止まってるよ?」
「本当だ……」
「トラウマが治らないなら……しばらくの間私が治してあげる」
熊はその時、調が言った時優しい笑顔を見て人形に対しての嫌悪感が少しだが無くなった気がした。
「そっか…ありがとう」
「困った時はお互い様」
「とりあえず朝ごはんを食べようか。所で月読さんは何か食べれるの?」
「大丈夫。私も」
調が言いかけた時、小さな音でグゥ〜と音がした。調は顔を赤くしながら恥ずかしそうにしていた。
「……食べれそうだね」
「……はい」
「とりあえず出来るまでゆっくりしててよ……って言ってもあまり料理出来ないんだけどね……」
「なら私が教えてあげる」
「本当?でもどうやって教えるの?」
「とりあえず私を熊さんの肩に乗せてください。そこから指示を出しますから」
「……了解」
そして熊と調はキッチンに行き、朝食を作るのだった……。
……校則違反
お楽しみに……