1/8スケールの不思議な物語 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
調が人形になっている頃、本部では切歌が他のみんなに相談をしていた。
「切歌どうしたの一体……」
「切歌ちゃんが相談なんて珍しいね」
「とにかく調を見てほしいデス」
そして響達は調のいる食堂へと向かうと、調が1枚の焼け焦げた写真を手に持ちながら不気味に笑っていた。
「調がおかしくなったデス」
「確かに写真をずっと見てるなんて珍しいな」
「とりあえずその写真について聞いてみましょう」
そして響達は調の方に行くと何やら小さく呟いていた。
「やっと……やっと会える。ふふっ楽しみ……」
「調?」
「……なあにマリア?」
マリアが話かけると調の目には何処かハイライトがないように見えた。
「その……写真はどうしたの?」
「写真……あぁこれはね、私の大好きな人……」
「な、なんですって!?」
響達が驚いている時、調はその写真を見てとても幸せそうな顔をしていた。
「調!!片思いデスか!?」
「後輩に好きな奴が出来ただと!?」
「調に……先を越された……」
「マリア大丈夫か!?」
「調ちゃんその人の名前なんて言うの!!」
「秘密……」
そして調は焼け焦げた写真を見てまるで愛おしいように笑顔でその写真に囁いた。
「あぁ……もうすぐ……モウスグムカエニイクカラネ……アイシテルワ……熊……」
話は戻り、熊は家でとある準備をしていた。それは、調の生活する中で必要な物を揃えていたのである。
「食器に布団にミニタンス……これだけあれば十分かな?」
「これなら安全……」
「どう?寝心地は?」
「うん……いい感じ」
「籠の中にクッションを入れたらいい感じになったし、良かったよ」
調が布団の居心地を確かめていると熊がふとある事を言った。
「月読さんは綺麗な髪してるよね」
「そうですか?ありがとうございます」
「あのえいじが作った服も似合ってるしね」
「……実はこのピンクの浴衣気に入ってるんです」
「……えいじって意外と才能あるからなぁ」
すると調は熊の肩に乗って座った。
「……あの月読さん?」
「そろそろ料理作ろ?」
「あ、そうか。御指導よろしくお願い致します先生」
「先生に任せなさい」
「……おかしいな」
「……ふふっ。そうですね」
そして熊がキッチンに行こうとすると調がある事を言った。
「明日の土曜日はどうしますか?」
「そうだね……とりあえず人間に戻す方法を探しに行くのとせっかくだし大きな池の公園があるからそこにピクニックしに行こうか」
「そうですね」
「それじゃ料理始めますか」
「おー」
そして2人は一緒に料理を始めるのだった……。
……忘れかけた笑顔
お楽しみに……