1/8スケールの不思議な物語   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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8年振りにサーティワンでアイスを食べてめっちゃぱちぱちしてびっくりした件について……


……忘れかけた笑顔

土曜日の朝、熊は調を元に戻す為の方法を探しに外にいた。熊はパーカーを着ており、調はそのパーカーのフードの中に入って移動してとある場所にいた。

 

「ここが月読さんの学校?」

「うん。でも今日は土曜日だから部活する人しかいない……」

「……そろそろ次に行こうか。これ以上いたら僕が怪しまれるからね」

「そうですね」

 

そして熊が学校を離れてしばらくの間一通りの所を回って見たが特に成果は無かった……。やがて熊は大きな池の公園に着いており、ベンチに座っていた。

 

「中々見つからないな」

「きりちゃんや響さん達にも会えなかった……」

 

2人は少し落ち込んでいたが、熊が自分の顔を両手で叩き喝を入れた。

 

「よし!!考えてても仕方ないからここら辺で作ったお弁当食べようか」

「そうですね。じゃあレジャーシートお願いします」

「了解」

 

そして熊がレジャーシートを敷いて、調はフードから出てレジャーシートに座った。そして熊がお弁当を開けると美味しそうなおかずとおにぎりがあった。

 

「月読さんは何がいい?食べやすいように小さくするから」

「それじゃ卵焼きとウインナー、あとおにぎりください」

「卵焼きとウインナーにおにぎりね、分かったよ」

 

そして2人は外の景色を見ながらお弁当を食べていた。

 

「なんだかんだで1週間経ってるんだよなぁ……」

「……その迷惑かけてごめんなさい……」

「そんな事ないさ。月読さんのお陰で大分トラウマも治って来た気がするしね」

「なら良かったです」

 

そしてお弁当を食べ終えて、2人は少し雑談をしていると熊が立ち上がって靴を履き始めた。

 

「ちょっとトイレに行ってくるよ」

「分かりました」

「レジャーシートから離れちゃダメだよ?そしたら見つけるの大変だから」

「大丈夫です。行ってらっしゃい」

 

熊がトイレに行った後、調は座って景色を見ていたらある声が聞こえた。

 

「調〜何処デスか〜?」

「きりちゃん!?」

 

すると池の向こう側に切歌がいた。それを見ると調は走り出そうとしたが、熊の注意がよぎった。

 

(レジャーシートから離れたら熊さんに迷惑かけちゃう……でもきりちゃんがここにいるのはチャンス!!)

 

そして調が切歌の元に走って行って、段々と近づいて行きやっとの思いで追いつく事が出来た。

 

「きりち、ングッ!?」

 

すると調は後ろから何かにギュッと両手で掴まれた。

「なんだ生きてたんだ」

(私!?どうして……)

「およよ?って調!!何処に行ってたデスか!!」

 

切歌が振り返ると同時に調?は調をサッと後ろに隠した。

 

「ちょっとトイレに行ってたの。きりちゃんは行かなくていいの?」

(きりちゃん気づいて!!それは私じゃない!!)

「大丈夫デス!!……いややっぱりトイレ行ってくるデス!!」

「やっぱり……飲みすぎはダメだよきりちゃん」

「分かってるデス!!」

(待ってきりちゃん!!行かないで!!)

 

そして切歌がそのままトイレに行くと調?は調を両手で掴んだまま何処かに歩いていた。

 

「せっかく人形にしてあげたのに……なんで動けるようになってるの?」

「貴方は……あの時の……」

「そう。調ちゃんを人形にした張本人だよ」

 

そして調?は橋の上で立ち止まった。

 

「なんで!!きりちゃんといるの!!……まさか!?」

「分かっちゃう?貴方の思う通り、私が調になるの」

「……偽物がきりちゃんに近づかないで」

「貴方そんな事言える立場?」

 

すると調?は両手の力を強く握った。

 

「い、痛い……」

「私には貴方が生きてると人間になれないの……だから……」

 

そして調?はカバンから糸を取り出して調の足に括りつけた。そしてその紐の先に重い石を括りつけて言った。

 

「今度こそさようなら……」

「あ……」

 

その瞬間調?は調を石と共に池の中に投げ入れた。

 

「あぁ……これでやっと私は人形じゃなくて人間として貴方の傍に……」

「ただいまデス!!……って調?」

「きりちゃん行こっか!!」

「なんだか調は気分が良さそうデスね」

「そうなんだ。とォってもキブンガイイんだ」

 

そして調?は切歌とその場を後にするのだった……。

 




……失った希望
お楽しみに……
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